お酒飲めますで上司に好かれたり、内定をもらえるは本当だと思う理由

転職の現場で、社長などの代表者や直属の上司が面接の場合

その相手が50代以上だったら、「お酒飲めます、今度連れてっててください」と言ってみてください。

 

あなたが、20代なら多分受かる確率が上がります。

 

私自身、こんなの学術的じゃないし嘘だと思っていたのですが

転職を繰り返すうちに今の上層部と若年層には大きな隔たりがあることに気づきました。

そうすると、おじさんから見て、お酒が飲めるということは

我々から見ると、全部LINEで報告してくれる上司

ぐらい、扱いやすいということだと思う。

という持論を話そうと思います。

 

1コミュニケーションの変化

この変化を語る上では、2つの視点で見る必要がありますので、まずは上層部から。

おじさん視点

そもそもなぜおじさんたちはすぐに酒を飲みたがるのか

結論は「酒を飲まないと本音が話せない文化だから」です。

私もたぶんこうだろう、で無理やりに言語化しているんですが

LINEも無い、電話少なくとも電話など、リアルタイムの声によるコミュニケーションしかなかったおじさん世代は、本音で話せる場面というのは「飲みの場」です。

その酒飲みに連れて行ってこそ、自分の展望や部下の野望を聞き、明日の仕事では何もなかったようにしつつ、部下のことを好きになる

という、奥ゆかしい文化なのだと、決めつけます。わかりませんし、

わかもの視点

すべてを文字でコミュニケーションを完結できるように育てられた我々は直接は愚か、電話なんて古代遺跡、FAXなんて打製石器です。

電話をかける前に、「今、かけていい?」と聞いてから、電話を掛けますが

おじさんたちは直接電話をかける所が最たる例でしょう。

それほど、わかのもには「文字」から「会話」に向かうまでにハードルがあることを示していると思います。

そして我々が受けた教育は

「家の電話は怪しい人から電話が来るからでなくていい」

「たばことアルコールは毒で依存症になる怖い物質」

と刷り込みを受けた我々には、「飲み会」なんてダブル役満

しかも、おじさんの熱い説教を受けるんですから、地和で国士無双

それほどに、飲み会と相性の悪い世代だと思います。

 

2おじさんだけで飲むようになった

その結果どうなるか

部下を無理やり誘う⇒パワハラ

ジュースじゃなくてアルコールを飲ませる⇒アルハラ

若い女社員を呼べ!⇒セクハラ

難関不落、司法の要塞を崩せないおじさんたちは、今日も同世代で嫁の愚痴を言い合うのみです。

 

市場価格の理論から行くと、少ないものには価値が生まれるのが「市場」

「人材」も商品ですから、お酒が飲めて、飲みに付き合ってくれる20代はもはやおじさんたちの救世主

若い女性だったら、もう一瞬でしょうね。

さて、おじさんたちから見ると、それだけで価値があるので

「やっと、話ができる(コミュ)が取れる相手が来る」となるわけです。

おじさんたちから見た、価値観はこんな感じだと予想してます。

 

3、お酒を飲めたからなんなんだろう…?

過去に私が思っていました

今までの言い分が正しかったとして

無理に聞きたくもない話を聞いて、接待をして何時間も時間を潰すより

友人と遊んで、オンラインゲームをして、趣味をして、明日の仕事に備えるほうが大切では?

 

ちなみに、今でも飲み会なんていかないで帰っていいと思っていますが…。

論点から、外れるのでいったん置いておきます。

 

しかし、「お酒を飲める若者」にどれだけの価値があるだろうか

と考えてみたのですが、そこが世代間のギャップでわからないのが痛いところ。

そこで、我々から見た同じく「話が通じるおじさん」像を作ってみることでその人材感を演出してみようと思います。

 

・LINEやteamsで連絡をくれて

・不用意な飲み会には誘わず

・基本優しくて、間違ったときは頭ごなしに怒らず一緒に解決策を練ってくれる

・なんなら最近の曲聞いてて、ちょっと話わかる

最高じゃん。

まぁ、そんな上司見たことないけどw

こんな感じで我々にとって、都合のいい上司像を作ると見えてきて

上司にするなら、全部電話でくるより、社内LINEですべて報告、指示してくれた方が助かるわけで。

おじさんから、しても、これくらいのメリット感なんじゃないのかなって。

 

だから、そんな期待の星を演じてあげることで、最初の好感度は爆上がりするわけです。

我々からすると、最初に上司が

「あ、うちは先に社内LINEでやり取りして、緊急の時だけ通話する感じだから

忙しいのに、上司の電話のことなんて考えたくないじゃん?(笑)」

って言ってくれるくらい、いい人感出るんじゃないのかなって。

 

実際に飲み会に行ってみると、一次会で帰る方法とか、毎回は行かないようにするとか、飲み会の中でも線引きをしていく力って、ある種の「断り力」とか「嫌われる勇気」みたいなものも身につくので悪くないじゃないのかなと思います。

 

ま、それでも家でゆっくりする方が絶対いいですけどね。

 

以上、硲翔太朗でした。