SNS運用代行の単価相場は?フリーランス・副業案件の獲得方法
TwitterやInstagram、Facebook、LINEなどソーシャルメディアの利用者数が急激に拡大した結果、SNSは商品・サービスの認知拡大や店舗への集客などに欠かせない手法となりました。
ユーチューバーやインスタグラマーなどの職業が生まれ、SNS上で影響力を持つインフルエンサーを活用したマーケティングにも注目が集まっています。
そして、そのようなSNSアカウントの運用や広告掲載を生業として独立するフリーランスも増えているのです。
この記事では、SNS運用代行の単価相場や個人が副業として参入できる理由、業務委託案件の獲得方法を紹介します。
SNS運用でフリーランス・副業できる理由
ソーシャルメディア、SNSの運用をフリーランスやアルバイトなどの個人に依頼する企業も増えてきました。
クラウドソーシングやエージェントなど案件のマッチングサイトを訪れると、それら求人の募集内容を確認できます。
フリーランスや副業など、実際に個人が業務委託のSNS運用案件で稼ぐことは可能なのでしょうか。
SNS運用代行の求人需要は高い
SNS運用の求人ニーズが高まる理由として、ソーシャルメディアの活用が個人だけでなく企業にとっても急務となっている点があげられます。
LINEの月間アクティブユーザー8600万人を筆頭に、Twitterは4500万人、Instagramが3300万人と利用者が拡大した結果、社会への影響は決して無視できない規模となっています。
そのため、SNS運用を担当できる人材を正社員や派遣社員で採用したいという企業は増加傾向にあります。
飲食、美容、コスメといった業界やトラベル、ECなどではInstagramやYouTubeなどのインフルエンサー起用も活発におこなわれています。
業務委託のフリーランス人材を活用するメリットがある
店舗への集客やサービスの認知向上などを目的にSNS上で情報を発信してフォロワーを集めたり、発信力を高めたいという企業は多いです。
その一方で、SNS運用スキルを持つ実務経験者は不足しており、中途採用に苦労する会社も沢山あります。
だからといって、未経験者を採用して育成するのには時間がかかりますし、そもそも教育できるノウハウを持った先輩社員がいない会社がほとんどです。
そこで、企業が教育したり指示しなくとも即戦力で働ける外部のプロフェッショナルに依頼するという選択肢も取られるようになっているのです。
SNS運用の代行会社に依頼すると50万円かかる内容でもフリーランスでは30万円で済むなど費用や料金面でリーズナプルなこと後押しになっています。
SNS運用代行と副業の相性は良い
ソーシャルメディアは、もともとプロではなく個人が趣味で活用している土壌があります。そのため、会社員としては業務に取り組んでなくとも個人アカウントで実績を出し、高いリテラシーを持つ個人も多いのです。
Twitter、Facebook、Instagram、YouTube、Tiktok、noteなど、それぞれのプラットフォームごとに特性もあり、個々のSNSやジャンルに精通した個人に来したいという需要もあります。
ファンを集めたり、コミュニティを運営していくには、オフィシャルであるよりもキャラクターや親しみやすさが重要なこともあり、そのようなキャラを出せる個人に注目が集まっています。
SNS利用になれたユーザーであれば、クラウドソーシング経由で副業の依頼もしやすいです。
SNS運用代行の単価報酬・料金相場
ここでは、SNS運用代行のフリーランスで働く月額報酬の相場や請け負いの料金、年収などの収入についてみていきましょう。
SNS運用代行の単価相場(フリーランス)
SNS・ソーシャルメディア運用に関するフリーランス案件の月額報酬は、週5日稼働で40〜50万円程度が相場です。
SEOやWeb制作などの案件と比べるとSNS運用案件は単価が低い傾向にありますが、これは投稿代行などのオペレーター的な業務が多いためです。
一方で、SNS運用に関するコンサルティングや広告運用のアドバイザリーなど高度な知識が必要となる仕事は単価も高い傾向にあります。
SNSマーケターの年収(会社員)
求人情報サイトの求人票を確認すると、SNSマーケティングの年収は300万円から800万円程度まで幅があります。
収入の目安として、未経験で就職した際は、年収300万円からスタートです。
経験者で年収400〜600万円、マネージャーなどの管理職で年収500〜800万円が相場でしょう。
SNS運用代行のフリーランス案件例
SNS運用者が参画する業務委託の案件では、企業などから委託を受けコンセプト作りからSNSアカウントの開設、記事作成、投稿、返信対応などの運用業務をおこないます。
Facebook広告やTwitter広告、LINE広告などソーシャル広告のアカウント設計、クリエイティブ入稿、入札調整などの仕事も人気があります。
SNSアカウントの運用
TwitterやInstagramなどの企業アカウントを運用して、日々の投稿やメッセージへの返信を担当します。
実務では、フォロワー数やリーチ率などを指標とした検証や投稿後の数値を把握して改善施策も提案します。
利用するSNSや訴求対象となるユーザーによって投稿に適したフォーマットは異なるため、画像のほか映像や動画の投稿にも慣れておくとよいでしょう。
SNS広告の運用
Facebook広告やInstagram広告、LINE広告などソーシャルメディア上の広告出稿を担当します。
SNSマーケティングで達成する目標を設定し、適切な予算配分やキャンペーンをプランニングする必要があります。
シェア・リツイートなどの拡散には、バナー広告や動画などのクリエイティブも調整します。
SNS運用代行の案件獲得・副業の探し方
フリーランスや副業でSNS運用代行を受注するためには、どのような方法があるのでしょうか。
エージェントで紹介を受ける
フリーランスや副業などの業務委託案件を多く保有するエージェントに登録すると、スキルや経歴にあったSNSマーケティングの求人について紹介を受けることができます。
クラウドソーシングで探す
ランサーズなどのクラウドソーシングサイトに登録すると、企業からの依頼に提案することができます。依頼を受けるためにはプロフィールを充実し、実績などをまとめたポートフォリオを用意するとよいでしょう。
まとめ
今回は、SNS運用代行のフリーランス案件や副業案件で個人が稼げる単価の目安や仕事獲得の方法について紹介しました。
TwitterやInstagramなどの投稿でフォロワー数を増やす個人は多く、会社での業務経験がなくとも、個人のSNSアカウントでバズを生み出した実績があれば副業として案件を獲得することは難しくないでしょう。
そのため、SNSマーケティングは未経験からでも始めやすい仕事と言えます。
フリーランスで独立する際は、広告代理店やデジタルエージェンシーなどでSNS運用担当者として実務経験があると仕事はみつけやすいでしょう。