ヴァン・ゴッホ・カフェ
シンシア ライラント
偕成社
1996-11-01




『ヴァン・ゴッホ・カフェ』シンシア・ライラント著

この本は初任校の書架でタイトルを見た時からずっと気になっていました。
 
仕事も順調に片付いてきて、ようやくこの本を読む時が来たと思い、隙間時間に読み終えました。

 
カンザス州の平野に立つカフェには、様々な人が行き交い、魔法が起きます。

忌野清志郎は歌に描き、又吉直樹も小説にその名を記した『ゴッホ』。
 
又吉が『人間』に登場させた『夜のカフェテラス』は、昔美大を目指した頃の憧れを思い出させます。
 
この本は連作短編。
 
『スター』、『作家志望の男』を読むと、映像化されてはいないかとネットを調べたくなります。
 
ノラ・ジョーンズとジュード・ロウの『マイ・ブルーベリー・ナイツ』と『バクダッド・カフェ』の間くらいの。

 
私にも『ヴァン・ゴッホ・カフェ』の魔法が待っているといいな。