キリン秋味 | 2021

キリン秋味

1991年誕生、秋の風物詩的なビール

夏の鱧(ハモ)、秋の松茸(マツタケ)・・食べものでなくとも、自分にとっての季節の風物詩ってあると思います。ビール好きにとって秋の風物詩は・・『キリン秋味』をあげる人が多いのではないでしょうか。

理由はその歴史。1991年誕生なので、今年(2021年)でもう31年目です。秋限定のビールや新ジャンルは多くありますが、これほどの歴史を誇る秋限定ビールは(発泡酒や新ジャンルを含めても)たぶんありません。冬にはサッポロビールの『冬物語』がありますが、それはまた別の機会に書かせていただきます。

2021年の今年は8月17日の発売でした。まだまだ暑かった頃ですが、秋味が店頭に並んでいるところを見ると「ああ、もうすぐ秋なんだなー」と、しみじみした気持ちになります。

歴代のパッケージを見比べてみました。ほとんど毎年変わっていますが、中には2〜3年変わらなかったデザインもあります。紅葉をあしらったデザインという意味ではほとんど同じコンセプトなので、1年ぶりに新しいデザインでお目にかかっても「今年も会えたね!」といった既視感があります。フォントで言えばゴシック系よりは明朝系がしっくりくるような気がします。あくまで個人的な感想ですが。

キリン秋味
キリン秋味公式サイトより

肝心の味は・・(毎年のことですが)麦芽1.3本分を使っているということで、レギュラーのキリンラガービールなどと比べると、より風味とコクがあります。個人的にはちょっと雑味を感じてしまいますが、原材料として麦芽とホップのほかに、米、コーン、スターチが使われているので致し方のない部分なのでしょう。昔ながらの日本のビールにコクを加えました・・といった味わいです。キリンビール製品の中では正直『キリン一番搾り』の方が好きですが、これはこれで美味しいので、毎年欠かさず飲んでいます^^

販売的には累計13億本を突破したとか。40、50年目の秋味も楽しませて欲しい!とキリンビールさんにリクエストしつつ、筆を置きたいと思います。