【おすすめ記事】1万円台のおすすめ完全ワイヤレスイヤホン

【SONY WF-1000XM4 vs Technics EAH-AZ60】2021年最強はどっち?多機能で高カスタマイズ可能な完全ワイヤレスイヤホンを徹底比較!!

SONY WF-1000XM4とTechnics EAH-AZ60の比較

SONY WF-1000XM4Technics EAH-AZ60は、どちらもとても完成度の高く、2021年の1位/2位を争うハイエンドモデルの全部入り完全ワイヤレスイヤホン(TWS)です。

両方ともハイレゾ音源を正式に再生できるLDACに対応している数少ないモデルで高級感や機能性も優れており、2021年最強を争う2モデルとなっています。

そのため、どちらを購入したとしても満足度は高いですが、2022年6月現在27,000円程度と価格も高く、しっかり選んで購入することでより満足度は高くなります。

そこで本記事では、2021年に25個以上の完全ワイヤレスイヤホンをレビューしてきた管理人がSONY WF-1000XM4とTechnics EAH-AZ60を徹底比較しますのでぜひ参考にしてください。

本サイトでは2023年9月1日に発売されるソニーのフラッグシップ完全ワイヤレスイヤホンのレビューも行っています。

本記事の内容は管理人が運営しているYouTubeチャンネルでも詳細にご紹介していますのでこちらもぜひご覧ください。

SONY WF-1000XM4とTechnics EAH-AZ60を徹底比較

スペック・価格はどちらにも優っている点があるが若干SONYがリード

SONY WF-1000XM4とTechnics EAH-AZ60のスペック比較

製品名SONY WF-1000XM4
SONY WF-1000XM4
Technics EAH-AZ60
Technics EAH-AZ60
ANC対応対応
外音取り込み対応対応
ワイヤレス充電対応未対応
マルチポイント接続対応対応
片耳のみのイヤホンの使用対応(モノラル再生)対応(モノラル再生)
ドライバーサイズ6.0mm8.0mm
Bluetoothver.5.2ver.5.2
コーデックSBC / AAC / LDACSBC / AAC / LDAC
充電時間1.5時間3.5時間、15分充電で70分(ANCオン)
バッテリー持続時間ANCオン時:最大8時間
ANCオフ時:最大12時間
ANCオン時:最大7時間(イヤホンケース併用:約24時間)
ANCオフ時:最大7.5時間(イヤホンケース併用:約25時間)
サイズケース:約66.6 x 約29.5 x 約39.4mm
イヤホン本体:横25.4 x 縦20.7 x 厚み15.8 mm
ケース:約56.6 x 約52.6 x 約34.0mm
イヤホン本体:横19.6 x 縦19.6 x 厚み17.5 mm
カラーブラック
プラチナシルバー
ブラック
シルバー
重量全体:約54.5g
両耳:約14.3g
全体:約59g
両耳:約14g
イヤホン防水規格IPX4IPX4
充電ポートUSB-CUSB-C
保証期間12ヶ月(ソニーストアで購入すると3年間)12ヶ月
その他・アプリ対応
・DSEE Extremeによるハイレゾ級の高音質な音楽再生
・空間オーディオ対応(360 Reality Audio)
専用アプリ対応
価格(Amazon/税込)27,700円27,000円
定価33,000円オープン価格
詳細を見る詳細を見る
※価格は2022年6月17日現在の情報

スペックを比較すると必要な機能はどちらもしっかり搭載されているものの、SONYはドライバーサイズ、Technicsはワイヤレス充電や再生時間で劣っていることが分かります。

外観・デザインはどちらも他にはないデザイン性でかっこいい

SONY WF-1000XM4とTechnics EAH-AZ60のイヤホンケース比較
左:Technics EAH-AZ60、右:SONY WF-1000XM4

SONY WF-1000XM4Technics EAH-AZ60のイヤホンケースを比較するとSONYのほうが少し分厚くなっています。

質感はTechnicsはさらっとしているのに対し、SONYはマット寄りとなっています。

SONY WF-1000XM4とTechnics EAH-AZ60のイヤホンケースを開けたところ
左:Technics EAH-AZ60、右:SONY WF-1000XM4

イヤホンケースを開けるとこのようにイヤホンが収納されており、どちらも簡単にケースからイヤホンを取り出すことができます。

イヤホン本体のマグネットはTechnicsが若干弱いため、あまりに強い力で振ることは避けたほうが良いです。

SONY WF-1000XM4とTechnics EAH-AZ60のイヤホン本体表面比較
左:Technics EAH-AZ60、右:SONY WF-1000XM4

イヤホン本体を比較するとSONYのほうが若干大きいことが分かります。

どちらも丸い部分がタッチセンサーになっており、サイズが大きくタッチしやすい作りとなっています。

SONY WF-1000XM4とTechnics EAH-AZ60のイヤホン本体側面比較
左:Technics EAH-AZ60、右:SONY WF-1000XM4

イヤホン本体側面を見るとノズルの角度は違えど、どちらもノズルが長いモデルとなっています。

SONY WF-1000XM4とTechnics EAH-AZ60のイヤホン本体裏面比較
左:Technics EAH-AZ60、右:SONY WF-1000XM4

イヤホン本体裏面を比較するとどちらもノズル先端は円形のため、サードパーティ製のイヤーピースも装着できますが、Technicsは直径6mmと大きいため、注意が必要です。

また、SONYには脱着センサーが搭載されていることがわかりますが、Technicsには未搭載となっています。

装着感はどちらもしっかりフィットするが、運動でも使用するならTechnicsが断然有利

SONY WF-1000XM4とTechnics EAH-AZ60を装着し横から比較したところ
左:Technics EAH-AZ60、右:SONY WF-1000XM4

SONY WF-1000XM4Technics EAH-AZ60を装着したところを比較するとTechnicsのほうが耳に余裕がありますので耳が小さめな方はTechnicsがおすすめです。

装着感は、カナル型らしくかなり耳の奥のほうでフィットするため、耳の浅い位置でフィットさせたい方にはどちらも不向きなイヤホンとなっています。

SONY WF-1000XM4とTechnics EAH-AZ60を装着し前から比較したところ
左:Technics EAH-AZ60、右:SONY WF-1000XM4

前から見るとSONYのほうがやはり耳からはみ出ていて存在感があります。

重さとしては同じ程度でどちらも重たいものが耳にぶら下がっている感じはありますが、デザイン性が高いので見た目の違和感はなく、かっこいいです。

音質はSONYがマイルドで優しく聴き疲れのない音、Technicsはキレがあり、よりテンションを上げたいときにおすすめ

SONY WF-1000XM4とTechnics EAH-AZ60のカスタムイコライザー設定比較
左:Technics EAH-AZ60、右:SONY WF-1000XM4のカスタムイコライザー設定

SONY WF-1000XM4Technics EAH-AZ60は、ハイレゾ音源を再生することができるコーデックであるLDACに対応しており、とても解像感や明瞭感が高い音質となっています。

イコライザー設定も優秀なため、バラードなどのローテンポな曲からロックなどのハイテンポな曲までしっかりと楽しむことができるという点においては共通していますが、音の方向性が違います。

  • SONY:マイルドで柔らかく、優しい聴き疲れのない音。
  • Technics:跳ねるようなキレがあり、テンションを上げさせてくれる音。

このため、どちらかと言えばSONYはローテンポな楽曲、Technicsはハイテンポな楽曲に合っていると言えます。

アクティブノイズキャンセリング(ANC)は、SONYが上だが、Technicsも十分強力

SONY WF-1000XM4の2種類のアクティブノイズキャンセリング
WF-1000XM4のANCはとても優秀で音楽に没入させてくれます。

アクティブノイズキャンセリング(ANC)の性能はSONY WF-1000XM4Technics EAH-AZ60も優秀ですが、SONYのほうが強力で音楽に没入させてくれます。

ノイキャンの効き具合を比較するとこのような感じです。

  • SONY:雑踏の騒音はほぼ全て軽減。電車やバスでは連結部走行時以外はほぼ軽減
  • Technics:雑踏の騒音はほぼ全て軽減。電車やバスではアナウンスや走行音も若干聞こえる

更に風切り音についても違いがあります。

SONYは風切り音防止モードがあり、ONにしたときはしっかりと風切り音を軽減してくれますが、OFFの時はTechnicsのほうが風切り音を軽減してくれます。

このようにTechnicsのANCは若干SONYよりも弱いものの、風切り音も適度に軽減してくれるなどバランスの良いANCになっています。

外音取り込みはSONYのほうが自然ではあるものの、Technicsもコンビニやスーパーでの会話も十分可能

Technics EAH-AZ60のアクティブノイズキャンセリング設定
Technicsのノイキャンの強さは100段階で調整可能です。

外音取り込みの性能もSONY WF-1000XM4Technics EAH-AZ60も優秀でコンビニやスーパーなどでの店員さんとの会話も音楽を再生したまま可能です。

また、どちらも外音取り込み時に音楽を自動で一時停止にする機能も搭載されているため、周囲の音が聞こえにくいという方はこの機能を有効にすることで更に自然に会話できます。

両モデルとも優秀な外音取り込みですが、精度はSONYのほうがクリアで自然な聞こえ方で更に快適です。

ただ、管理人としましてはコンビニやスーパーでの会話ができれば合格だと考えていますのでどちらも合格点に到達していると言えます。

専用アプリはどちらも優秀でそれぞれ独自機能がある

SONY WF-1000XM4Technics EAH-AZ60もスマホアプリに対応していて様々なカスタマイズを行うことができます。

どちらもイコライザー設定、操作コマンド設定、音質モード設定、ノイキャン・外音取り込み設定など必要な機能はしっかり備わっています

また、独自機能も存在していますので比較してみます。

SONY WF-1000XM4
  • 自動風ノイズ低減設定
  • スピーク・トゥ・チャット機能
  • 最適なイヤーピース判定
  • DSEE Extreme機能オン/オフ
  • 脱着センサー設定
  • イヤホンの電源オフ
  • イヤホン設定のバックアップと復元
  • アダプティブサウンドコントロール
  • 360 Reality Audio設定
Technics EAH-AZ60
  • LED点滅のオン/オフ
  • マルチポイント接続設定
  • ノイキャンの最適化設定
  • 通話相手からのノイズ軽減設定
  • お手入れ通知
  • JustMyVoice(通話音声)の確認
  • イヤホン本体のビープ音での探索

SONYは特に音質に関する機能設定(DSEE Extremeや360 Reality Audioなど)、Technicsは通話に関する機能設定(相手からのノイズ軽減、JustMyVoiceの確認)が充実しています。

操作性はどちらもタッチセンサーが大きく誤タッチはないものの、SONYが快適

SONY WF-1000XM4とTechnics EAH-AZ60のイタッチセンサー比較
SONYのタッチセンサーの方が若干大きくなっています。

SONY WF-1000XM4Technics EAH-AZ60は、イヤホン本体のタッチセンサーにて操作を行います。

どちらも本体表面のほぼ全面がタッチセンサーになっていますので誤タッチも無く快適に操作可能です。

ただ、Technicsはタッチ後の操作音がほんの少し遅れてに鳴ることによる違和感が若干あります。

一方、SONYはタッチと同時に操作音が鳴るため、違和感なく快適に操作することが可能ですのでイヤホン本体での操作をよく行う方にはSONYがより向いています。

通話品質はTechnicsが圧倒的にクリアで重要なビジネスシーンでも活用できる

SONY WF-1000XM4Technics EAH-AZ60のzoomでの通話音声を録音したものがこちらとなります。

SONY WF-1000XM4の通話音声

Technics EAH-AZ60の通話音声

聞いていただくとお分かりの通り、Technicsのほうがクリアで快適な通話音声となっています。

SONYもビジネスシーンでの会話も可能ですが、重要な商談や面接、プレゼンの場合はTechnics一択と言っていいほど素晴らしい品質となっています。

SONYとTechnicsの優れている独自機能

SONY WF-1000XM4Technics EAH-AZ60それぞれの優れている独自機能を比較します。

SONY WF-1000XM4
  • 脱着センサーによる自動での再生・一時停止
  • 360 Reality Audioによる空間オーディオ
  • DSEE ExtremeによるiPhoneでもハイレゾ級の高音質
  • アダプティブサウンドコントロールによるANCや外音取り込みを自動で調整
Technics EAH-AZ60
  • 素晴らしい制御のマルチポイント接続機能
  • 通話音声をその場で確認できるJustMyVoiceの確認
  • 耳の特性に合わせることが可能なANC
  • お手入れ通知やLEDのオフなど国内メーカーらしい気の利いた設定

このようにどちらも独自機能があり、それぞれ使い所が違います。

Amazon Musicなどで話題になっている空間オーディオiPhoneやiPadでより高音質で音楽を楽しみたいならSONY WF-1000XM4が向いています。

一方、Technics EAH-AZ60は、テレワークやオンライン授業などで複数デバイスを使用する方通話をよくする方に向いていると言えます。

どちらを買っても満足度は高いが、迷っているならどちらがおすすめ?

SONY WF-1000XM4とTechnics EAH-AZ60の比較

SONY WF-1000XM4Technics EAH-AZ60は、素晴らしい音声で搭載している機能もとても多く、基本的にはどちらを買っても満足できるイヤホンに仕上がっています。

どうしても迷ってしまう場合は、デザインで決めてしまっても良いと思われるほどの完成度です。

ただ、それでも決めづらいという場合、管理人としてはSONY WF-1000XM4をおすすめします。

今後、空間オーディオが普及してきた場合、360 Reality Audioに正式に対応しているSONYの優位性が上がるからです。

本サイトでは、それぞれのイヤホンの個別レビュー記事もアップしていますのでぜひご覧ください。

SONY WF-1000XM4の個別レビュー記事はこちら。

Technics EAH-AZ60の個別レビュー記事はこちら。

本記事の内容は管理人が運営しているYouTubeチャンネルでも詳細にご紹介していますのでこちらもぜひご覧ください。

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きのこくん

きのこくん

完全ワイヤレスイヤホン(TWS)を中心にレビューや比較をしている「きのこくん」といいます。
これまで80個以上のTWSをレビューしました。レビューでは良かった点はもちろん、気になった点も正直にお伝えすることで見ていただいた方の役に立てるように意識しています。
また、YouTubeでも完全ワイヤレスイヤホンについての情報を発信していますので本サイトとともにチェックいただけると嬉しいです!
本業はシステムエンジニア(経験15年)のため、アプリの良し悪しや動作検証も得意です!

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