先日、新潟県の新潟市にある菩提寺山(248m)を登りました。今回は初めての雪山の低山登山についての紹介です。菩提寺山まではJR新潟駅から古津駅まで移動し、駅から徒歩40分のところに登山口があります。
※注意点 冬期の菩提寺山は日によってかなり雪が積もる日と全く雪が積もらない日があります。低山ではありますが寒さ対策に合った登山装備と膝丈ぐらいの長靴を用意しましょう。また白玉の滝は付近からは雪かきがされていないため入山はできません。
石油の世界館から登山口へ入ることができます。登山道はどこも雪でぎっしり。しっかり足が雪にハマるのでいつもの登山以上に体力が必要です。ある程度登山に慣れてから入山するといいかと思います。
菩提寺山は日本国内でも珍しい石油が採れた山。登山道の途中には採掘跡地が見られます。冬はどこまで進んだかの目印にもなるのでありがたいですね。
半分手前まで進むと可愛い木彫りのクマの像があります。ちょっとした北海道感を味わえますね。道中の天気はコロコロ変わるので無理はせずに進みましょう。
高低差のある登山道を進むと休憩エリアがありますが、雪に埋もれているため立って一息つきます。ここまで進むと残りは3分の1の距離。ここで雪で一面広がったの景色を望めます。この日はかなり積もっていたこともあり、撤退している方もちらほらと見受けられました。
休憩所からは最後のアップダウン。足を雪に取られながらも頂上に着きました。標高は248mと低いながらも、高尾山(599m)よりずっと大変な登山でした。少し晴れ間もあり、周りの雪景色もしっかり観ることができました。
山頂には山小屋もあり薪ストーブで暖を取ることが可能です。マイナーな山ですがご高齢な登山者がたくさんいらっしゃいました。登る人にSNSをやっている人が少ないだけでけっこうな数の人が登っています。県外から登りに来る方はかなり少ないらしく、新潟の様々なオススメの山の話で盛り上がったり、バナナやお菓子などをいただきました。冬山ならではの団欒の時間です。
天気が悪くなる前に下山。雪山は下山時の方が大変でした。足が思わぬ方向にハマったりするので捻挫に注意が必要です。ゆっくりと降りていきましょう。時間もいつもの登山よりずっと時間がかかるので午前の早い時間から登頂することをオススメします。
今回は以上。新潟県の低山についての紹介でした。雪山全般に言えることですが冬は初心者向けの山ではありません・・・が、初めて雪山に登る際はオススメの山かと思います。登山にある程度慣れて、雪山装備を揃えたら登ってみるといいかもしれません。
石油が採れることについては「石油の世界館(入場無料)」で様々な資料を観ることができます。時間があったらこちらも訪れてみるといいと思います。次回は夏場に周辺の山にまた訪れたいと思います。
菩提寺山について
参考にした動画