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保温ランチジャーを買ったので、汁漏れ&保温力を検証!

早速、実験! 汁漏れテストと保温力テスト!

さんざん迷った挙句、購入したこのSKATER スケーター600ml 真空ステンレスランチボックス STLB1 。
果たして、この買い物は正解だったのか!? 私なりにテストしてみました。

 

まずは、およその構造をご説明しておきますね。

↓こちらが購入したステンレス製の保温弁当箱本体。

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↓本体に付いている金具で外蓋を固定します。少し力をかけてカチャと引っ掛ける感じ。アマゾンのレビューの中に、この金具部分が緩いという意見が少々ありました。ちなみにウチのは割とキツめですね。その他のレビューでは、しばらく使用していたら、この金具そのものが取れてしまった!というエピソードも。うーん、個体差が大きいのでしょうかね?通販だとこの目でチェックできないのが辛いところです。

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↓本体の中はこんな感じになっています。ごはんは、直接このステンレスの本体に入れます。真ん中あたりの段がついているところまでが、ごはんが入る目安です。

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↓こちらがおかず容器です。本体との接触部分にはシリコンのパッキンが付いています。このパッキンですが、引っ張れば簡単に取り外して洗うことができるので衛生的。

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↓このおかず容器の蓋がこちらです。容器と蓋の接触部分にもシリコンのパッキンが使用されています。こちらも簡単に外して洗うことができます。

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↓おかず容器を本体にセットするとこんな感じになります。この写真では左側がまだしっかりセットされてない状態です。ここからグっと上から押し付ける感じではめ込みます。決してスカスカではなく、パッキンのおかげでしっかり密着している手応えが感じられます。

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まずは汁漏れテストから!

おかず容器、本体ともにに水を満たして外蓋を閉じ、真横にすると・・・ポタポタという感じで水が垂れてきました!そりゃそうか。さすがに真横はキツイよね。こぼれたところを拭きビニール袋に入れた上で、今度は通学カバンに入れて比較的大きめに前後に50回ほど振ってみました。通学時のイメージの再現です!これは問題なくクリア。まったく漏れてない。
真横にしなければ、概ね汁漏れは大丈夫という感じです。保温弁当箱の検証サイトの話でも、こちらの商品については、保温性能はイマイチだけど汁漏れ対策は良好と書いてありましたしね。娘には真横にしないように気をつけてもらいます!

なお参考ですがアマゾンでのレビューでは少し気になった意見もあって、投稿者いわく外蓋を留める金具が緩いことが原因なのかわかりませんが普通に持ち運んでも汁が漏れる、というもの。ウチのはその後も普段使いで汁漏れしてないので、やっぱり多少個体差があるのかも。

つづいて保温性能テスト=熱湯編!

まずは沸騰したお湯を入れ、6時間後に何度になるのかテストを。
沸騰したお湯をこのステンレス本体に入れてすぐに計ると94度、空っぽのおかず容器をセット、ステンレス製の外蓋をして、専用保温バッグに入れて6時間放置。この間、室温はほぼ20度です。
いよいよ6時間後、お湯の温度を計ると・・・55.5度くらい。これはメーカー記載値の56度にかなり近い数値。ひと安心です。
55度って結構熱いんですよね。おっ、これはいけるんではないか、という期待!

 
さらに保温性能テスト=ごはん編!

他の保温弁当箱も同様でしたが、取説によると保温力を高めるには、ごはんを詰める前にプレヒート的な感じで、容器に沸騰したお湯をいれて数分維持とのこと。たしかに、ステンレスって熱伝導率が低いから、アルミや銅と比べるとなかなか暖まらないんですよね。取説には数分と書いてありましたが、ここはしっかりと15分間温めておきました。
熱湯で15分間プレヒートしてから、たきたてのご飯を(だいたい80度くらい)を詰めて・・・ここで今更ながら気づいたのですが、今までのお弁当箱でのご飯の量だとちょっとスカスカな感じ。たぶん370mlの容量がある中で280〜300mlくらいしかない感じ。でもこれまでと同じごはん量で試してみたかったので、少なめのままでテストしてみることに。最後に空っぽのおかず容器をセット、外蓋を閉めて再び6時間放置。
6時間後、ご飯の温度を計ると・・・42度くらい。食べてみると、ぬるい。。。別の言い方をすると、僅かに温かいという微妙な温度。。。これでは胸を張って「あたたかい」とは言い難い(汗)。この買い物は失敗だったのか・・・

 温度を上げるには、どうしたらいいんだろう?

どうしたら温度が上がるか考えてみました、私なりに(苦笑)。
・ご飯をさらに熱々にしてから入れる→炊きたてをさらにレンジで加熱。
・ご飯の量はスカスカではなく、ギッシリの方が保温効果が上がるはず
・おかず容器にもお湯を入れてプレヒート
・おかず自体もレンジで加熱して熱々に
などなどが思いついた限りです。
そこで、この思いつきを実践すべくセブンイレブンのカツ丼弁当で再挑戦です。

再挑戦、保温性能テスト=セブンイレブンのカツ丼編!

今度はセブンイレブンのカツ丼弁当を買ってきて、温めた後それをそのまま詰める感じでテストしました。カツ丼弁当をチョイスしたのは、とにかく美味しいカツ丼をお弁当で食べたい!という娘の希望があったから。牛丼でも親子丼でもなく、カツ丼がイイらしいので…(苦笑)
お弁当に表示されたワット数・時間で一度加熱。この時点でごはんの温度を測ってみると83度でした。なのでさらに加熱して90度まで温めました。カツ丼の具も同様に90度を少し超える温度まで再加熱。
弁当箱は、事前に熱湯で15分プレヒートしていたお湯を流し、すかさず布巾で水気を拭き取りごはんを投入、同じく熱湯で温めたおかず容器も同様にして、カツ丼の具を入れて、すぐに外蓋をカチャっと締め、専用保温バッグへ。
ちなみに、セブンイレブンのカツ丼弁当って2段になっててご飯と具は別トレーに入ってます。なので、今回の実験にはとても扱いやすかったです。しかし、、、余談ですが、このお弁当のご飯の量だとご飯容器部分がギッシリにはちょっと足りない感じでした。なので予備のごはんを少し足して、結構ギッシリな感じに詰めました。

いよいよ6時間後、その結果は?

6時間後。期待と不安の気持ちを抱えたまま、温度チェック。
ご飯=53度、カツ丼の具=52度
こ、これはもしや・・・ いざ、実食すると、あったかい! 
ご近所でテイクアウトで買ってウチに着いたらこの位の温度だろうという感じ。
前回のような「ぬるい」、とかビミョーなラインは超えた!という実感。やったね!
ヨシヨシ、これで娘には温かいお弁当を持たせられると確信した一日でした。

ここで一点明記しておかないといけませんが、
メーカーの取説には、「おかず容器には必ず冷ましたものを入れてください」との表記があります。これは、食中毒防止のためだと思います。
今回、私がおかずも温めてそのまま保温弁当箱に入れたのは、私個人の責任においてであり、それはメーカー主旨に反しているものであることを明記しておきます。

その他、気づいた点を!

この保温弁当箱はステンレスの容器に直接ご飯を入れるタイプ。その上におかず容器をセットするのですが、6時間後にはごはんからの湯気でおかず容器の底面には水滴がつきます。
実際食べる時には、外した外蓋をひっくり返してその中におかず容器を置けばテーブルや机に水滴がつくこともないので私はさほど気になりませんでしたが。。。
あとこのお弁当箱は少し深さがあるので、短いお箸やスプーンだと相当食べにくいと思います。ウチはたまたまお弁当用のスプーンが比較的長めだったので問題なく食べられましたけど。その点は気をつけると良いかもしれません。

これから購入をお考えの方にとって、すこしでも参考になれば幸いです!

 


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