スペイン語には食べ物に関連した表現がたくさんあります。
食べ物の単語を使う口語表現を知ることは、なんだかおもしろくて、ちょっと疲れてきたときの勉強の一息にもピッタリです!
ここでは、最もよく使用されるいくつかをもとめていきます。
それぞれの意味と、どのような状況で使用できるかを詳しく説明しますので、積極的に日常会話にぜひ取り入れてみてください。
FRASES COLOQUIALES con ALIMENTOS y su SIGNIFICADO
ピーマン / pimiento
Me importa un pimiento
ピーマンは、緑、黄色、赤などの色をした果実で、中に種が入っています。
この表現は、ある話題について「気にしない」「興味がない」「どうでもいい」と言うときに使います。
私たちが同意できない意見を言う人に対して言うことができます。
Por ejemplo:
–Creo que deberías ser más simpático con Javier.(ハビエルにはもっと優しくするべきだよ。)
–Me importa un pimiento tu opinión.(あなたの意見なんてどうでもいい。)
この表現の起源は芸術の世界、特に静物画にあります。
静物画は、果物、魚、肉などの食べ物を描いた絵画のことです。
静物画の画家は、描くのが簡単すぎると考えられていたため、ピーマンを絵画に描くことはありませんでした。 「どうでもいい」と言うのは、全く気にしていないと言っているのと同じです。
大根(el rábano)や、キュウリ(el pepino)などの他の野菜にも使われます。
鶏肉 / pollo
Montar un pollo
特に「公の場でスキャンダルを起こす」ことを意味します。
Ejemplo:
Una señora ha montado un pollo en el supermercado porque un señor se ha colado en la fila mientras esperaba a pagar.
(スーパーマーケットで女性が支払いを待っている間に男性が列に割り込んできたため、騒ぎが起きた。)
梨 / pera
No pedir peras al olmo
ニレ(olmo)は樹木の一種ですが、梨はニレとは異なる種類の木である梨の木の果実です。
スペイン語では、誰かが梨の木と同じくらい「不可能なことを求めている」ことを表現するために、この表現を使います。直訳すると、「ニレの木に梨を求めてはいけない」です。
Ejemplo:
Juan estudia coreano desde hace un año y sus padres pretenden que este año obtenga el nivel B1. ¡No se puede pedir peras al olmo!
フアン君は1年間韓国語を勉強しており、ご両親は今年中に彼がB1レベルに到達することを期待しています。
うーん、無理なんじゃないでしょうか!
かぼちゃ / calabazas
Dar calabazas a alguien
この表現は、誰かを「恋愛相手として拒否する」ことを意味します。
起源は古代ギリシャにあり、そこではカボチャは媚薬(性欲を抑える食べ物)と考えられていました。
さらに、中世では教会は不純な考えを追い払うためにカボチャの種を噛むことを推奨していました。
Ejemplo:
Le he confesado a Sofia que me gusta desde hace tiempo, pero me ha dado calabazas.
ソフィアに、ずっと前から君のことが好きだと告白したが、彼女に振られてしまった。
チョコレート / chocolate
Las cosas claras y el chocolate espeso
この表現を理解するには、まずスペインのチョコレートはとても濃厚で、日本のようにさっぱりではないことを認識しましょう。
例えば、チョコレート入りのチュロスは、スペインでは大変ポピュラーな食べ物です。そのチョコレートは本当に濃厚です。
この表現は、「誠実で率直に話さなければならない」という意味です。
誰かにはっきりと話してもらいたいとき、物事をありのままに伝えてもらいたいときによく言われます。
Ejemplo:
Paco, necesito saber la verdad. Sé sincero. Las cosas claras y el chocolate espeso.
(パコ、私は真実を知りたいの。正直に言って。ありのままにね。)
アスパラガス / espárragos
¡Vete a freír espárragos!
この表現は「怒りを表現する」ときに使います。
「vete a la mierda」の丁寧なバージョンみたいなものです。
Por ejemplo:
–Daniela, sé que has limpiado toda la casa y que has hecho la comida. ¿Te importa ir a comprar esta tarde también?
(ダニエラ、あなた、掃除をして、食事も作ってくりたよね。ついでに、今夜、買い物にも行ってくれない?)
–¡Vete a freír espárragos!
(ふざけないでよ!)
同じ意味を持つ別の表現は「¡Que te den morcilla!」です。
ブラッドソーセージ(morcilla)は豚の腸から作られる食品で、通常は米や松の実と一緒に食べます。
誰かがあなたに「Te den morcilla(ブラッドソーセージをちょうだい)」と言ったら、その人は怒りを表しているのです。
小麦 / trigo
No ser trigo limpio
「純粋でなければ、その人は信頼できない、信頼に値しない、何かを隠している」という意味です。
Ejemplo:
Ten cuidado con Marcos, no es trigo limpio.
(マルコスには気をつけろ、彼は信用できない。)
菓子パン / bollo
No está el horno para bollos
「bollo」は小麦粉をベースに焼いた菓子パンのことで、さまざまな形があり、中身が入っているものと入っていないものがあります。
この口語表現は、「状況が何かを実行したり要求したりするのに適していない」ことを意味します。
何らかの理由で緊張した状況にあり、何かを頼むのに最適なタイミングではないとき。たとえば、学校ですべての科目で落第した子供が両親にタブレットを買ってほしいと頼んだ場合、両親はこう言うかもしれません。
No está el horno para bollos.
栗 / castañas
Sacar las castañas del fuego
栗は栗の木の果実です。
スペインの多くの都市では、人々が路上で熱い栗を売っています。
この表現は「人の問題を解決すること」を意味します。
Ejemplo:
Rosa, siempre se mete en problemas y sus padres tienen que sacarle las castañas del fuego.
(ロサはいつもトラブルに巻き込まれていて、両親が問題を対処しなければならない。)
テーブル / mesa
Pillar/coger a alguien con las manos en la masa
人が「何か非難されるべきこと」や「秘密にしていること」を発見することを言います。
Ejemplo:
La policía pilló al ladrón con las manos en la masa.
(警察は泥棒を現行犯で捕まえた。)
復習してみよう!
さて、内容は理解できたでしょうか?わりとすんなり覚えられるかと思います。
最後に、練習問題をやってみてください!
下のフレーズから、かっこの中に入る言葉を選びましょう。
- ha montado un pollo
- pilló con las manos en la masa
- me de calabazas
- no es trigo limpio
- Me importa un pimiento
- Estoy enamorado de María desde hace un año, pero no le he dicho nada porque tengo miedo de que ( ).
- Ten cuidado con Ignacio porque ( ).
- No me gusta nada el fútbol. ( ) el resultado del partido.
- Antonio ( ) porque un señor le ha insultado.
- Sonia no sabía que su marido era infiel hasta que le ( ).
solución
- me de calabazas
- no es trigo limpio
-
Me importa un pimiento
- ha montado un pollo
- pilló con las manos en la masa
Gracias por leerme. Hasta la próxima.