「旦那さんと分かり合いたいし、もっと会話をしたいのに、それが出来なくて悲しくなる」ということがたまにありました。
これについては過去にも内観したことがありましたが、最近また気づきがあったのでそれをシェアしたいと思います。
参考になる方がいれば幸いです。
ちなみに、以前の内観での私の結論は、
『違う人間同士が完全に分かり合うなんて無理な話。真のコミュニケーションの正体とは「愛の共鳴」だ』ということでした。
愛の共鳴とは、つまりは、相手と意見や考えが違っても、その違いを超えて、互いの中にある「愛」の部分で共鳴していく、ということです。
最近になってまた、「もっといっぱい会話をしたいし、もっと分かり合いたいのに、それが出来ていなくて悲しい」という感覚になりました。
そこで、再び内観してみました。
そもそも、なぜ私はこんなに「分かり合う」ことに執着するのだろう?という視点から紐解いてみました。
すると、内観する時によく出てくる記憶の
「幼少期の頃の「父と母の不仲」
に再び行き着きました。
幼少期の私には、父と母はあまり仲がいいようには見えていませんでした。
不満だらけの母。
寡黙な父。
母は不満をしょっちゅう口に出して言うのですが、父はひたすらそんな母をスルーして、無視を決め込んでいました。
そして、その荒れた空気感や雰囲気に居たたまれなくなる私(笑)。
この体験から、「会話がある=仲良し夫婦」「会話がない=仲が悪い」とか、「分かり合うこと=夫婦円満」という思い込みのイメージや価値観が、私の中に出来てしまったことに前回の内観で気が付きました。
「会話が沢山あること」や「分かり合うこと」と、「夫婦円満」であることは別の話というのは頭では理解できていますが、幼少期に持った感覚というのは大人になってからも無意識的にすごく影響を受けるものです。
思い込みの価値観に気付いてそれを見直していくことで、ある程度は分かり合えない寂しさは薄れていきます。ですが、ただ価値観を見直すのみだと感情だけが残ってしまって、またぶり返す可能性もあります。
なので、感情部分のアプローチとして、今回は一緒にイメージワークもしました。
こういう時のイメージワークとしては、インナーチャイルドを癒してもいいし、その「分かり合えなくて寂しい」と感じた時に身体に感じた感覚に意識を向けるなど、色々なやり方がありますが、
両親との関係の感情を癒す時に私がたまにやる方法として、「イメージの中で両親と対話する」というのがあって、今回はそれをしてみました。
これは、お世話になっている「しあわせびより。」さんのセッションを受けた時に教えて頂いたやり方です。
イメージの中で、両親を目の前に呼んで、当時の気持ちを聞いたり、色々質問してみます。
すると、イメージの中の父と母が、こんなことを言いました。
「子供たちから見たら不仲に見えていたかもしれない。でも私たち(父と母)には、二人で創り上げてきた関係や共有してきた時間があり、歴史があり、私たちなりの絆があったんだよ。「他の人から見えていたもの」と「実際」は、違うんだよ。」
また母からは、こんな風にも言われました。
「お父さんを悪者にしないでね。あなたから見たら私は「お父さんに邪険に扱われて可哀想」だという風に映っていたかもしれないけど、実際の所、私はとても幸せでした。不満はあっても、その都度口に出して吐き出すことでスッキリ出来ていたし。それに、特に晩年に病で寝込んでからは本当に良く面倒を見てくれて、とてもよくしてもらいました。だから、お父さんを責めないで。」
このメッセージをもらって、やっと昇華できた感覚がありました。
その後、主人との間の「会話を沢山することへのこだわり」とか、「言葉を使って分かり合おうとすることへの執着」も薄れていきました。
こんな感じで、頭では分かっていても、感情が残っていると消化(昇華)しきれないことってあるのですよね。
だから、感情を癒すためのイメージワークは、思い込みに気付いて価値観を見直していくことと同じくらいに大切なのです
ところで、イメージワークの時に浮かんだ言葉やイメージを「気のせい」だと思ってしまう場合があるかもしれませんが、それは決して気のせいではありません。その証拠に、心が温かくなったり、自然と涙が出て来たり、腑に落ちたりする感覚を体験する場合が多いと思います。
たとえその時に何も感じなかったとしても、その後しばらくして「そういえば以前より気にならなくなったな」ということに気づくと思います。
ぜひ、イメージワークを取り入れながら、潜在意識下に残っているエネルギーブロックを溶かして光に還してあげてくださいね
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