ACS:腹部コンパーメント症候群

〇腹部 IAH/ACS
IAP(腹腔内圧モニタリング)はACS(腹部コンパーメント症候群)のリスクが考えられる時にモニタリングする。
IAP12mmHg以上はIAH(腹腔内圧上昇)と判断。20mmhg以上でACS


測定方法
①仰臥位で、呼気終末に、中腋窩腺をゼロ点として、
②圧トランスデューサーをゼロ点構成
③バルンクランプ
④生食を膀胱内に25ml注入後、1分待って呼気終末のモニター圧を測定
⑤クランプ解放
⑥膀胱内注入分を差し引く
12mmhg以上でIAH、IAHなら4時間ごとに測定。


ACSの原因
腹壁コンプライアンス低下、腹腔内圧容量増加、血管透過性亢進、
臓器圧迫による血流低下や壊死、アシドーシス、ゼプシス、多臓器不全、
横隔膜挙上による換気障害、


ACSの治療
開腹減圧術、IVR、十分な補液