物事にたいする態度が違って同じ立場にいない、ということは往々にしてあり得ることですが、自分の存在を侵しにくるものでない限りは「違うんだ」という認識で置くことも一つの“処方箋”かなと思っております。何でもかんでも敵対の状態に持っていくのは実は大変なんですよ。私も拙稿では厳しい批判かます相手・対象もいますが、あくまでもその相手・対象に書いたものぐらいで何でもかんでもというわけではない。
ところがそれを対象人物だから、とオートマチックにその行動全てが敵だというふうにしてしまうと「何でこんなところまで」という行為を招いてしまいます。補欠選挙が始まって立候補状況の環境もあり、比例区選挙区での繰り上げ当選というのが2人出ることになります。それに対して立憲民主党の議員が繰り上げ当選したということそのものに対して辛辣な言葉が浴びせられている。
その選挙制度をしいてるからにはどの政党だって欠員が出れば誰だって繰り上げ当選はするもので、それを敵対勢力がやってれば「 それはダメだ」 と必要以上の攻撃をかます様子は正直醜くてかないません。1年前に社民党の大椿ゆうこさんが繰り上げ当選した時も過剰な“ 批判”が寄せられましたね。当時の社民党比例名簿から2人が離脱して大椿さんに出番が回ってきた格好で、ルールの枠内なのに批判が浴びせられる様子が醜くて。過剰にギザギザづくイラつく状況が、さらに次の「 ここまでしなくていいんじゃないか」と亀裂を入れる-簡単に言えば悪循環ですね。先の醜さと合わせて危惧しています。