世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

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行き過ぎた賞味期限が世界を苦しめている

2020年08月27日 | 議員活動
2月2日に放送されたNHK「視点論点」
 
女子栄養大学 非常勤講師 井出留美さん
「行き過ぎた賞味期限が世界を苦しめている」より
 
「賞味期限についての認識をあらためましょう!」
と伝えたいので、こちらにアップします。
 
 
 
賞味期限というのは「短めに設定してあるおいしさの目安」
過ぎたからと言って、すぐ食べられなくなるわけではない。
 
しかし、厳密に守っている人が非常に多い。
 
 
以下の図は、卵の賞味期限について表しています。
 
夏と冬では、賞味期限は全く違うのに、一律、夏の設定が
なされています。
 
 
それを律儀に守っている人は、まだまだ食べられる卵を
廃棄している可能性があるわけです。
 
決して悪気があるわけではなく、安全を考えてのことだ
と思いますが、本当にもったいないことです。
 
 
 
そして、日本の食品ロスは、一年間で632万トン!との
ことです。
 
632万トンというのは、、、
  
東京都民が1年間に食べる量と同じくらいの量!!
 
日本で1年間に食べる魚介類の量とも同じ!!
 
世界の食料援助量の2倍!!
 
 
 
「一世帯4人で、年間6万円分捨てている」ことになります。
そして、その処理費用に(一世帯)5000円かかっている。
 
それを1日一人で表すと、
  
日本では、国民全員が毎日おにぎり1個分を捨てている。
ということだそうです。
 
なんということでしょうか、、、
 
 
すでにご存知の方もたくさんいらっしゃるとは思いますが、
おさらいすると、
 
「消費期限」=その日までに消費した方が良いもので
       5日以内のものに付けられる。
 
「賞味期限」=おいしさの目安。
 
 
 
 
 
「行き過ぎた賞味期限が世界を苦しめている」
 
というタイトルからもわかるように、間違った「賞味期限」
信仰が、大量の食品ロスを生み、世界の資源を無駄にして
いるのです。
 
それだけでなく、形やサイズが整っていないものは輸入し
ない、ということも、海外の農業を苦しめているといわれ
ています。
 
 
食品といえば、「資源活用」と「安全性を守ること」両方
が求められるわけですが、日本の場合、安全性に偏り過ぎ
ている、ということです。
 
 
では、少しでも食品ロスをなくすために、私たちができる
ことは何か?
  
1、最後まできちんと食べ切ることを心がけましょう。
 
2、買い物をする時、すぐ食べるものだったら、奥にある
  日付の新しいものを引っ張り出さず、手前にあるもの
  から買う。
 
 
この二つを、日々、心がけるだけでも、相当、食品ロスを
減らすことができるので、少しだけでも意識してみません
か。
 

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  田中優子Twitter → https://twitter.com/setagaya_tanaka


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