MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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都市対抗野球・社会人野球、新聞の情報量の移り変わり。

 社会人野球・都市対抗野球は先週末開催しましたが、新聞の記事での扱いは主催の毎日新聞でも薄くなっています。

 1990年代までは個人成績も県本予選は全試合載っていましたが、2000年代半ばからは「基本はイニングスコア、バッテリー、長打記録者」のみに。フォントが大きくなることで情報量が圧縮され、近年は「イニングスコアとバッテリー」のみ。県内ブロック大会だとイニングスコアさえない記事もあったりします(ここら辺は今回写真参考)。

 そういう状況で、先週の試合では1試合3本塁打の偉業をなした選手がいましたが、気づいたのは該当チームのSNSから、と。情報の扱いが厳しくなっているから「出すのを絞る」ことも有りでしょうが、さみしいですね。

 今週末は都市対抗野球第2ラウンドが葛巻で行われます。日曜日の2試合は見たいと思っていますが仕事&路銀が厳しい。仕事の体制変更で今までのように融通が利かなくなる場面も出るので、周りの方の理解と信頼を得ながら、各々の役目に務めていきます。

盛友クが逆転で、久慈は大量得点で勝ち上がる-都市対抗岩手県予選21日の試合結果。【社会人野球2024】

暖かい気候も手伝って各チームの関係者が選手に声援を送っていました。将来の野球選手君、通りがかりに「ばいばい」いうのはやめて(笑泣)

 こんにちは。前日と打って変わって乱暴な強風は吹き荒れることなく、全般的には穏やかな天気で1日が過ぎました。4月21日に高田松原球場で行われた都市対抗野球岩手県予選の結果に関して現地で観戦してきましたのでその模様を記していきます。

▽クラブ一回戦 盛岡市・盛友クラブ 9-6 釜石市・釜石野球団

 盛友クが釜石の継投策の隙をついて終盤八回に大量点をあげ逆転で初戦突破した。試合前半ペースを握ったのは盛友。五回までに3得点をあげ前半を折り返す。しかし釜石は六回に相手ミスからランナーをためて2適時打で逆転。七、八回にも加点しこのまま釜石 優位で進むかと思いきや、八回に継投策に出た釜石が盛友打線の攻略を受け追いつかれると、3番打者の長打で一気に勝ち越された。盛友先発投手は釜石打線の攻略も受けたが、力投を続け勝ち切った。

▽クラブ一回戦 久慈市・久慈クラブ 21-0 北上市・北上REDS

 前年都市対抗の雪辱を晴らさんと意気込んだ久慈は三回にミスを突いて3点を先制すると、四回にも二死からの4点、五回にも連打で2点を上げる。北上は集まった選手でチームを編成し立ち向かったが、久慈に攻勢を受けた挙句アクシデントもあり、六、七回は合わせて12失点。打っても久慈投手陣を攻略できず、七回にランナー2人をためて一矢を報いようとしたが届かなかった。

 この2試合からは 1つずつ。

 盛友-釜石戦からは「投手の続投・完投について」。現代野球では継投策が必須とされ、1試合を複数人数で賄うことが当たり前のようになっていますが、前日は住田クが11失点受けながらも完投勝利。この日も本文に記した通り盛友投手が途中攻略も受けましたが、安定した力量は出し続け勝利に貢献しました。継投するということはよくも悪くも試合の流れを変えてしまうということもあり、8割方勝利に近づいていた釜石にとっては痛恨のイニングになりました。痛恨の経験を越えてまたの挑戦を期待します。

 2つめ、久慈-REDS戦から「日程がずれた影響」。

 今年の都市対抗野球は4月からスタート。例年5月からのスタートとなっていて、大型連休は挟まないで進行することから選手の集合はしやすいのかな…と思いきや、内陸は4月の大型連休に入る前に祭りがあるのですね。北上市では展勝地桜祭りが行われていて今日は大目玉行事のある日。他に火防祭もあったようで、影響は無縁でなかったと推測されます。

 REDSは文中で書いた通り集合した選手でチーム編成し全力で戦いましたが、アクシデントもあって、特に終盤戦は苦戦を強いられる大変な試合になってしまいました。それでも光るものを見た部分-一例でショート&登板選手-も見えたので、また違う大会で長所を見せていただきたいと思います。

 20日、21日の8試合でクラブ予選代表決定戦進出の8チームが決まりました。週末になったら記事を書く予定ではいますが、連休前の気忙しい時期でもあります。皆様どうぞお気をつけてお過ごしください。

 おつきあいただきましてありがとうございました。

江刺、MKSIなど6チーム勝ち進む-都市対抗野球岩手県予選20日結果と21日見どころ【社会人野球2024】

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 都市対抗野球岩手県予選は4月20日岩手県内3会場で開幕。クラブ一回戦6試合が行われました。一球速報サイトに現れた情報を元に感想を述べていきます。

▽クラブ一回戦 MKSIBC 13-2 オール不来方

 前年秋の戦いでは打撃戦を制したオール不来方。この日も三回までは2対2と接戦を演じていたが、MKSIは四回に2点を勝ち越すと五回に3点、六回に6点をあげ一気に突き放した。不来方は4回以降突き放される一方で反撃が効かず、無念の敗退となった。

▽クラブ一回戦 一戸桜陵ク 9-5 一関BBC

 三回までは両チーム鍔迫り合い。どちらがスタートダッシュを効かせるか注目されたなか五回に一関が1点リードを奪いペース握ったかに思われたが、一戸は六回に大量7点をあげ逆転。一関は終盤に反撃を試みたが、流れを覆すことができなかった。

▽クラブ一回戦 住田硬式ク 15-11 花巻硬友倶

 前年は住田がコールドで勝ったカード。この日も三回までに8点をあげ機先をを制するが、花巻は三回に4点、四回に6点をあげ逆転。中盤落ち着いたかに見えた試合だが住田は終盤七回に4点をあげ逆転すると九回に3点をあげダメを押した。花巻は中盤の猛攻でを仕掛けたがその後の追撃が利かなかった。

▽クラブ一回戦 盛岡球友倶 10-4 高田クラブ

 両チーム四回までは0対0の鍔迫り合い。五回裏盛球が4点先制。高田は六回、七回に2点ずつ返し1点差に詰めたまでは良かったが、その後を盛球が七回に1点、八回に4点をあげ突き放し、攻撃陣が地力を発揮し決定戦に進んだ。

▽クラブ一回戦 オール江刺 9-2 矢巾硬式ク

 本日一番注目されたカードだが、復権に燃える江刺が序盤から攻勢をかけ、前年大会優勝を経験した矢巾コールド勝ち。江刺は初回に3点を先制すると、その後断続的に加点し試合の流れをつかむ。矢巾は七7回に2点を返したが、直後に2点を奪われコールドを免れられなかった。

▽クラブ一回戦 遠野クラブ 10-9 宮古倶楽部

 激しい打撃戦となったが、要所で点を積み重ねた遠野が宮古を差し切った。遠野はニ回までに4点を加点。宮古は五回に3点をあげ逆転するが、遠野が七回に一気に4点をあげ逆転すると、その後の宮古の猛追を抑え逃げ切った。

 岩手内陸部は晴れはしたものの風も強い天気でした。天気予報を見てみると明日の陸前高田は気温がだいたい15度までは上がる予報一方で、花粉が多く風も舞うという予報。野球場に行けるかどうかの判断はギリギリまで待って対処することにします。

 試合結果に関しては近年実績を上げているチームが順当に勝ち上がった様子。前年までシードだった江刺が去年北上大会優勝しステップアップを狙った矢巾をコールドで破ったことが同チームの意気込みを感じさせるものとなりました。

 A、B、Cブロックの代表決定戦進出チームが決まりました。日曜日21日には高田松原でDブロック一回戦の2試合が行われます。見どころを紹介して記事を終わります。

高田松原“奇跡の一本松”球場】

▽クラブ一回戦 釜石野球団-盛友クラブ

 三陸沿岸大会3連覇の実績は作ったが去年は足踏みした部分も。個々人の選手の能力の高さをより高いレベルで発揮する戦いをしていきたい。盛友も近年戦力補強を進めており「年度勝ち越し」から2010年代に見せてきた躍進を再び、と取り組んでいる。

▽クラブ一回戦 北上REDS-久慈クラブ

 北上は長年奮闘している選手は健在だが、近年入部の部員が新たな軸へと成長する手がかりを掴んでいる。足場固める戦いができるか。久慈は全国大会も経験しているメンバーはいるが、投手陣は構築途上。三陸沿岸大会優勝という実績をもとに再浮上を狙いに行く

岩手でもいよいよ熱戦開幕-都市対抗野球岩手県予選1日目の試合見所。【社会人野球2024】

 

 季節風の吹き荒れている今週の岩手県内ですが、社会人野球はいよいよ公式戦が始まります。しかも今年は公式戦のスタートは都市対抗から。クラブ予選一回戦が3会場で6試合行われます。下記に見所を記しますので参考にしてください。情報参考は岩手県連盟ブログと一球速報ホームページ(

https://baseball.omyutech.com/CupHomePageTournament.action?cupId=20240008595

)より。

高田松原“奇跡の一本松”球場》

▽クラブ一回戦 盛岡市・オール不来方滝沢市・MKSIBC

 昨秋の東北連盟会長記大会ではオール不来方が勝ち、その勢いのまま準決勝まで勝ち進んだという因縁のカード。近年成長を見せていたMKSIにとっては悔しい敗退となっただけに、当然雪辱を晴らしに行く。一方の不来方は秋につけた「勝ち方」をそのまま今年も実行に移すことができるか。

▽クラブ一回戦 一戸町・一戸桜陵クー一関市・一関BBC

 一昨年は苦戦を強いられながら去年は復調気配を見せている一戸は「誰が出ても戦える」体制・姿勢を持つだけに、あとは地力を出し切ることに努めたい。一関は昨年未勝利に終わってる悔しさを晴らしに行く。多くの時間を過ごす守備からリズムを作っていきたい。

釜石市平田運動公園》

▽クラブ一回戦 花巻市・花巻硬友ク-住田町・住田硬式ク

 昨年の都市対抗野球でも対戦。雨中の対戦となった中住田が勝ち切った。近年成長を見せている住田がその勢いを継続できているか試金石の試合となりそう。花巻は近年の苦戦をどのように打開しに行くか注目していきたい。

▽クラブ一回戦 盛岡市・盛岡球友倶-陸前高田市・高田クラブ

 チームワークを育むに十分な環境を持つ盛球は課題の投手陣の力量アップにどう努めるか。それを試すにうってつけの相手となりそう。高田は近年デビューした若手投手の力量安定が試合を進めるにあたっての鍵になりそう。

花巻市大迫球場》

▽クラブ一回戦 矢巾町矢巾硬式ク-奥州市・オール江刺

 この日一番の注目カード。昨年秋の北上市長杯で優勝した矢巾は高校有力校出身選手も多く、経験を社会人仕様に転換しステップアップに挑む。今年はシードから外れた江刺だが、それを逆手に取り多くなった試合の中で経験積み復権を図りに行く。

▽クラブ一回戦 宮古市宮古倶楽部-遠野市・遠野クラブ

 宮古はだいぶ時間が空いての公式戦参加となったがどのような体制を整えてきたか、今年は多くの試合経験を積みたい。遠野は投手陣容が変化する中で攻撃に活路を見出して戦ってきたが、今年はどのように立ち振る舞うか。

 気仙地区の2チームが釜石会場での試合に。組み合わせはあくまでも抽選ですからね…こういうことはあり得ます。どーせなら地元で戦う様子を見せたかったという思いもあるのでしょうが、それは釜石での試合となった花巻も同じ。県北からの移動となる一戸は百数十キロを移動しての戦いとなります。自動車専用道などが整備されて移動はしやすくなったとはいえ純粋に物理的に距離は長いわけですし、加えて言いますと季節の変動による強風が起こっている状況です。岩手東芝や福島高専ホープスのような移動中の事故が無いようお気をつけて、無事に行き来してください。

 各会場9時30分頃から第1試合開始となります。クラブ予選は入場料無料(パンフ400円)ぜひお越し下さい。

PS 大型連休時に行われる福島市長大会、岩手からは水沢駒形倶が出場します。

公式戦最多勝は駒形、トヨタは「あと2勝」、東北に復活した赤崎-岩手社会人野球2023年のまとめ【社会人野球2023】

 いよいよ今週末、都市対抗野球岩手県予選が始まります。JABA岩手県連盟のブログでも組み合わせが紹介され、入場料に関してのご案内もされているのでご参考にしてください。私のブログでも土曜日の朝までには組み合わせ・見どころを記す予定でいます。今回の記事では昨年2023年に行われた岩手の社会人野球に関してのチーム毎まとめを記しています。

◇水沢駒形倶 22勝7敗

都市対抗県3位・東北第2代表二回戦、クラブ選県優勝・東北優勝・本大会二回戦、一関市長旗二回戦、県知事旗準優勝、東北連盟会長クラブの部県予選優勝・東北準優勝、岩手アマ王座決定戦準優勝

トヨタ自東 17勝10敗

都市対抗県優勝・東北第2代表四回戦、日本選手権東北最終一回戦、日立大会予選リーグ敗退、東北大会予選リーグ敗退、北海道大会予選リーグ敗退、東北社会人・大学対抗戦1勝、県知事旗優勝、定期戦優勝、東北連盟会長大会企業の部一回戦、岩手アマ王座決定戦優勝

◇オール江刺 12勝8敗

都市対抗県4位、クラブ選県準決勝・東北クラブカップ優勝・東北北海道交流大会一回戦、一関市長旗二回戦、県知事旗準決勝、東北連盟会長クラブの部県予選準優勝、岩手アマ王座決定戦準決勝

 

 2023年シーズンで2桁の勝利数を上げたチームから紹介です。

 昨シーズンで一番公式戦の勝ち星を上げたのは水沢 駒形倶。特にクラブ選手権で多く勝ち星を重ね、東北優勝勝ち取り数年ぶりの全国大会(+1勝)も経験。東北連盟会長大会では習志野の逆襲を許しましたが、全般的に厚い選手層で各種大会に参加し戦い続けました。

 トヨタ自動車東日本都市対抗東北予選で敗者復活戦を勝ち上がり、「あと2勝すれば全国」まで到達。メンバーの入れ替わりも進んで日本選手権予選で全国区チームの洗礼も浴びながら岩手県内では圧倒的な力を見せ続けています。

 オール江刺は都市対抗、クラブ選手権ともに上位進出まであと1勝というところで痛恨の敗戦を経験。それでも選抜されて出場した大会で自力を見せもしました。24年シーズンの逆襲を誓います。

◇釜石野球団 7勝6敗

都市対抗県一回戦、クラブ選県予選三回戦、三陸沿岸クラブ準決勝、県知事旗一回戦、東北連盟会長クラブの部県予選準決勝

◇久慈クラブ 7勝4敗

都市対抗県クラブ代表決定戦、クラブ選県予選二回戦、三陸沿岸クラブ優勝、東北連盟会長クラブの部県予選三回戦、岩手アマ王座決定戦一回戦

◇赤崎野球ク 6勝7敗

都市対抗県一回戦、クラブ選県予選準優勝、東北敗者一回戦、三陸沿岸クラブ予選リーグ、岩手アマ王座決定戦一回戦

◇JR盛岡 5勝8敗

都市対抗県準優勝・東北第2代表一回戦、日本選手権東北最終一回戦、県知事旗準決勝、定期戦準優勝、東北連盟会長大会企業の部一回戦、岩手アマ王座決定戦準決勝、JR支社大会は不明

◇盛友クラブ 5勝4敗

都市対抗県クラブ三回戦、クラブ選県三回戦、東北連盟会長クラブの部県予選三回戦、北上市長杯準決勝

矢巾硬式ク 5勝3敗

都市対抗県クラブ二回戦、クラブ選県予選二回戦、東北連盟会長クラブの部三回戦、北上市長杯優勝

 

 続いて年間勝利が5~7勝のチーム。釜石、久慈両チームは三陸沿岸クラブ大会の勝ち星も大きかったのですが、釜石は東北連盟会長大会の準決勝進出久慈クラブは各大会でまんべんなく勝ち星をあげたことで公式戦の勝ち数を伸ばしました。3年前に全国大会を経験した久慈、ここ数年大会優勝を多く経験している釜石がどう力をつけていくか。

 JR盛岡は今シーズン公式戦は13試合の経験。力量そのものは比較的まとまって活動できる形態を持ってるだけあって維持していますが、県内大会で決勝戦まで進めず敗れる経験も。投手陣の入れ替わりもあるようで、どう新しいシーズンに臨んでくるか注目します。

 シーズン5勝の盛友クラブは各大会で安定的 に勝ち星をあげシーズン勝ち越し。矢巾硬式クは夏まで苦戦を強いられていた部分もありましたが、締めくくりの北上市長杯で優勝。大きな成果を上げました。

 ここにあげたクラブチームは駒形や江刺といった実績あるクラブチームにどう 向き合うか。JR盛岡は東北5強相手に戦う力を再構築していくという意味で2024年は大切なシーズンになりそうです。赤崎野球クは後程。

◇MKSIBC 4勝5敗

都市対抗県一回戦、クラブ選県準決勝・東北クラブカップ本大会一回戦、一関市長旗一回戦、東北連盟会長クラブの部県予選二回戦

◇盛岡球友倶 4勝4敗

都市対抗県一回戦、クラブ選県三回戦、東北連盟会長クラブの部県予選三回戦、北上市長杯二回戦

◇一戸桜陵ク 4勝4敗

都市対抗県クラブ代表決定戦、クラブ選県予選三回戦、東北連盟会長クラブの部県予選二回戦、北上市長杯準決勝

◇オール不来方 4勝3敗

都市対抗県クラブ二回戦、クラブ選県二回戦、東北連盟会長クラブの部県予選準決勝

◇高田クラブ 3勝4敗

都市対抗県クラブ二回戦、クラブ選県予選一回戦、三陸沿岸クラブ準優勝、岩手アマ王座決定戦一回戦

 

 シーズン3~4勝のチーム。MKSIBCは近年都市対抗のシードに選出されるなど岩手県2強を追いかける存在と目されているチームに。クラブ選では駒形にあと一歩まで迫りましたが、東北レベルの強豪と戦う大会では勝ち星をあげることができませんでした。盛球は都市対抗以外の各大会で勝ち星を。野手陣は成熟の域にいるだけに、投手陣の構築が待たれるところ。

 昨年大苦戦した一戸は各大会で堅実に勝つ復調。特にクラブ選手権ではオール江刺にあわや、というところを見せました。「おらが街チーム」の代表格として今年はどう戦うか。オール不来方は何と言っても東北連盟会長大会の準決勝進出が目立ちました。前年秋で活躍を示したチームは今年の躍進も期待されます。高田クラブは三陸沿岸大会で準優勝しましたが、シーズン通じての戦いに生かせなかったのが残念でした。

◇住田硬式ク 2勝5敗

都市対抗県クラブ二回戦、クラブ選県予選二回戦、三陸沿岸クラブ準決勝、東北連盟会長クラブの部県予選二回戦

◇北上REDS 2勝4敗

都市対抗県クラブ二回戦、クラブ選県予選二回戦、岩手県知事旗一回戦、北上市長杯二回戦

◇遠野クラブ 1勝4敗

都市対抗県クラブ二回戦、クラブ選県予選二回戦、東北連盟会長クラブの部一回戦、北上市長杯二回戦

◇黒陵クラブ 1勝3敗

クラブ選県予選一回戦、東北連盟会長クラブの部一回戦、北上市長杯二回戦

 シーズン1~2勝のチーム。東北大会進出権を再び-を目指す住田でしたが、三陸沿岸大会で赤崎に勝つものの潜在能力を戦績に結べなかったのは悔しかったと思います。北上REDSはクラブ選手権、北上市長杯でそれぞれ1勝、同じ北上市の黒陵クラブも北上市長杯の1勝で足跡を刻みました。遠野クラブは楽しみな新人選手も入り投手陣の形が見えましたが、都市対抗での大敗が響いた格好にも見えました。ここからどうも巻き返すか見ものです。

 

◇花巻硬友倶 0勝4敗

都市対抗県クラブ二回戦、クラブ選県予選一回戦、東北連盟会長クラブの部二回戦、北上市長杯一回戦

◇一関BBC 0勝4敗

都市対抗県クラブ二回戦、クラブ選県予選一回戦、一関市長旗一回戦、東北連盟会長クラブの部県予選一回戦

宮古倶楽部 0勝4敗

都市対抗県クラブ二回戦、クラブ選県予選一回戦、三陸沿岸クラブ予選リーグ

◇滝沢スイカーズ 0勝3敗

都市対抗県一回戦、クラブ選県予選一回戦、東北連盟会長クラブの部一回戦

◇前沢野球倶 0勝2敗

クラブ選県予選二回戦、東北連盟会長クラブの部二回戦

◇雫石クラブ 0勝2敗

クラブ選県予選一回戦、東北連盟会長クラブの部県予選二回戦

◇福高クラブ 0勝2敗

クラブ選県予選一回戦、東北連盟会長クラブの部二回戦

◇盛岡倶楽部 休部中

 最後は昨年度公式戦未勝利に終わった7チーム。 2010年代に比べると大会がが1つ減った(クラブカップが独自予選でなくなった)こともあり、各季節の大会で勝ち星をあげないと…という状況にも陥ります。

 多くの勝ち星を比較して取り扱う記事では同勝ち数の場合敗戦数が多いチームを下位にする傾向がありますが、私は同敗戦数が多いチームを上に書くことにしています。なぜか言えば「それだけ多くの試合に臨んで/挑んできた」に尽きるのではないでしょうか。

 花巻、一関は主要大会+アルファに出場し挑んできましたが勝ち星に届かず、宮古は夏までの大会で今シーズンを終えました。都市対抗に参加せずクラブ選手権から出場したという前沢、雫石、福高の3チームも未勝利。それでも福高は休部から戻ってきましたし、雫石もSNSで着実な活動をしている様子を見ています。上位大会も経験しているチームも多く、復権に期待します。滝沢スイカーズは不戦敗(前沢、福高も)もあったのが残念でした。折角の機会、グラウンドでお目にかかれれば、と願っております。

 盛岡倶楽部は休部状態が続いているのが寂しいところ。盛倶出身で他カテゴリーの野球に尽力されている方も多いので熱意は存じています。大変な状況ですが活路を見いだしていただければと願うところです。

 

 最後に赤崎野球クラブ。

 2019年頃から経験試合数が少なくなり、2020年は3大会、2021年は三陸沿岸大会に参加したのみで実質全休。それでも2022年にフルシーズン参加を取り戻し三陸沿岸大会で準優勝。23年は三陸沿岸大会こそ苦杯を喫しましたが、都市対抗→クラブ選とぎりぎりの人数ながら勝ち抜き、約10年ぶりにクラブ選東北大会進出という成果を出しました。実績が評価されて今年は参加する大会も増えましたが、選出された意に応えられる戦いをしていきたいと思ってます。

 なお、拙稿の方針により個人表彰選手の記載を控えております。原則的に表彰選手というのは各種大会で決勝戦に進出したチームのみですが、そういう形に現れる部分じゃなくても、それぞれ選手・関係者の人生の中に野球を組んで入れ、野球の試合に臨んで自分の表現をしていくこと自体貴重なものです。そういう戦い・立ち振る舞いを2024年もしていければと願うものです。

JABA岩手、休部は3チームに【社会人野球2024】+拙稿記事製作のルールを確認しておきます。

 都市対抗野球岩手県予選はいよいよ1週間後の開催となります。参加する20チームの調整はここから加速していくことでしょう。

 岩手県連盟のホームページも更新され、参加20チームの組み合わせが紹介された一方で、記事中で3チームが休部状態にあることも告げられました。2年前は盛岡倶楽部、福高クラブが休部、去年福高クラブは復活しましたが、そこから新たに2チームが活動休止…。

 都市対抗未エントリーは休部中の盛岡倶に滝沢スイカーズ、黒陵クラブ、前沢野球倶、福高クラブ、雫石クラブ。雫石クラブはクラブ選手権から出場する旨をSNSで表明しているので、他4チームのうち2チームが休部状態にあることに。今の社会で硬式社会人野球を続けることが簡単ではないということを思い知らされています。月並みに「野球ができる環境に感謝」という言葉が浮かびますが、その深い意味までくんで行動していくことにします。

 

 もう一つ。先週、拙稿で都市対抗野球岩手予選に関わる記事を書きました。その記事の基になったのは組み合わせ結果の図表を掲示した毎日新聞盛岡支局エックス・旧Twitterですが、下記の意見が。

 「正式発表でない他のマスメディアが伝えた情報を元に、まるで自分が取材したかのような記事を書くのはいかがなものか」。

 私は毎日新聞という主催の一端でありマスメディアが発表をしたことで正式発表した、いう認識で、情報基を記して拙稿が「二次製作」であることは示していましたが甘かったようです。

 拙稿で気をつけていることとして「写真は私自身で撮ったもののみを掲示している」「試合情報は野球連盟・一球速報、毎日新聞など公的なものを基にしての記述」「個人SNSからの登用は本人の許可を得たものでない限りはしない(二番煎じにしかならないと記事製作を断念して該当記事をリンク紹介→後追いで追認したことはありました)」「2020年以降は個人名の表記を控える(未完でいる2005年までの伊東個人社会人野球の歴史については検討中)」をルールとして記述してきました。

 今回の記事は掲出したので取り下げしませんが、長年の実績に甘えずにトラブル防止の認識向上に努めることとします。

2024年岩手県社会人野球日程(ほぼ)決まっていました。【社会人野球2024】

 本日の記事制作は2本立てでお送りしています。この記事では2024年の社会人野球岩手県部分の日程を紹介します。

 例年と違う部分で一番にあげられるのは、2020年以降行われていた三陸沿岸クラブ大会が開催なしになったこと。都市対抗野球の東北予選が岩手開催ということで早くから様々な所要・準備が乗ることから開催なしとなった模様です。その他の大会は図表の通りの開催。例年岩手からも派遣チームを出すことの多い福島市長杯に関しては情報が得られていないのでこの図表から除外しています。

 いつも思うこと。特に硬式社会人野球は多くの人の協力を得て開催されています。しかし現状は審判員などその担い手の確保が難しくなっているのも現実で、2010年代から比べると例えば東北クラブカップが単独予選で行われなくなった(クラブ選手権との並催)など、参加チームの試合確保とそれを担保する環境のとせめぎ合いながら日程を組み立てているものと思われます。私自身はそれに協力しようと思っても病気などで対応力なしというザマで、こんな偉そうな一文書いてます(自嘲)すみません。

 首都圏のクラブチームSNS見ると、チーム独自で試合の機会を多く持っているのが特徴的。で、岩手のクラブチームも同じようにできるかといえば…持っているチームもありますが、硬式・軟式両面で活動している選手も多いのも実状。軟式で企業・強化チームに属している選手は大会が重なると配慮も必要になり、チームを編成するにも気を遣う部分はかなりあります。その部分も見ていただければ、と。

 クラブチームの場合は春の都市対抗、夏のクラブ選手権、秋の東北連盟会長クラブ予選を大きい柱に活動しているのが実際で、それぞれに良く向き合えるように雰囲気つくれれば、と思っております。

※本日一つの記事「都市対抗野球岩手県予選組み合わせ」に関しては下記リンクからご覧いただきます。

benitoh96-bb.hatenablog.com

都市対抗野球岩手県予選組み合わせ決まる-赤崎野球クは第3週から出場します。【社会人野球2024】

※本日は2つの記事をアップします。

① 2024都市対抗野球岩手予選について。

 第95回都市対抗野球岩手県予選の組み合わせ抽選会は4月6日に行われ、参加20チームの組み合わせが決まりました。毎日新聞盛岡支局のXアカウントにその結果が表示されていたので、それを元に下記のように図表を用意しました。

 東京オリンピックによる変則日程解消後は、三陸沿岸クラブ大会が年最初の大会でしたが、今年は都市対抗野球二次予選が岩手開催ということで作業が重なることから同大会は中止。岩手県予選も例年は5月に入ってからの開催でしたが、今年は4月下旬からのスタートとなりました。

 参加20チームのうち16チームが4ブロックに分かれてクラブ予選を開催、その勝者4チームとシードに選定された4チームが代表決定トーナメントを行い東北予選出場の3チームを決める形となります。

② 赤崎クがシードになっていたことについて。

 この表を見て皆様が驚かれたのはシードチームの扱いではないでしょうか。企業のトヨタ、JR盛岡、クラブで随一の成績を残す水沢駒形がシードなのはお分かりと思いますが、私の関わる赤崎野球クラブがシードになっていたのには自分自身のことながら驚きました。2023年の公式戦勝敗数でいうと駒形22勝7敗→トヨタ17勝10敗→オール江刺12勝8敗→釜石野球団7勝6敗→久慈クラブ7勝4敗→赤崎野球クラブ6勝7敗。おそらくはクラブ野球選手権県大会で準優勝したという部分が評価されてのシード待遇になったものと思われます。

 ただ。

 シードになったからといってそれが試合内容にプラスになるものでないのは当たり前で、赤崎クラブ自身が去年都市対抗、クラブ予選などの勝ち星で自信をつけてクラブ選手権でオール江刺を破るまでになった経験を合わせて考えてみると…クラブ予選を経て勢いに乗ることは当然にありうること。しかも対戦が予想されるチームはそういう振り幅を大きな力に変えていくのが得意/経験ありのチームが揃っているわけで、そこのところハチマキをきっちりと締め直して2024年の新しいシーズンに向き合いたいと考えております

③その他

 その他の部分に関しては「2023年シーズンのまとめ」記事を書き終えてからでないと記述が進められません。野球の歴史まとめを記述した一方で、近隣の試合情報を得る力を弱めてしまっているので、来週は図書館行って去年の試合記事見ながら見所などを書き進めればと考えています。

 今日のもう1つの製作記事「2024年岩手県社会人野球日程」は下記リンクからご覧ください。

benitoh96-bb.hatenablog.com

春到来、都市対抗野球も山梨などで開催されています。【2024社会人野球】

 春到来を象徴する桜の開花、故郷大船渡では開花が伝えられています。花粉症ショックもあって当面大船渡に行くことが難しい状況です。だいたい桜の木が満開になる頃には症状が収まるので、なんとかそこまで無事に切り抜けたい。現在取ることができる手段でなんとか症状和らげています。

 私が子どもの時は4月後半が桜の開花時期でしたが、今では4月上旬の開花が当たり前に。暖かくなる時期が早くなるということは、それだけ野球の日程にも反映されたりしています。

 社会人野球の最大のイベント・都市対抗野球は本大会が7月に行われますが、その出場を争う都道府県ごとの一次予選は3月の後半にすでに開始。今週末には調べ物の対象としている山梨県でも予選開始。

 ここ数年、大月市・大富士BASEBALLCREW、北社市・北社クラブ、企業チームを目指して立ち上がったGOOD・JOBクラブが活動の足を止めましたが、今年はB-nextという新たなチームが参入。別なチームで都市対抗本大会進出に持って行った方が中心となって立ち上げたチーム、という話です。BCL独立リーグの山梨チーム(山梨ファイアーウィンズ)の参戦表明とともに、成人年代の山梨野球活性化に結びつけられればなと思うものです。

 私のブログでも過日、山梨県に関しての記事を制作。補強を加えたのでリンクを貼っておきます。良かったらお付き合いください。

benitoh96-bb.hatenablog.com

 そして私自身の都市対抗野球も日曜日に抽選会という運び。なんとか万全で望めるように準備するとします。

記事製作日誌(240402ver.)

 3月の大きい仕事は終わり、4月のそれは花粉症ショックの影響鑑みて対応に苦慮しているところです。ここまで各県社会人野球の歴史を振り替える記述もしてきましたが、もうそろそろ2024年対応し始めようとしたら-その第一段となる記事製作に必要な記事・資料を紛失しました。旧携帯に電子テキストとして保存していたのですが、携帯変更の際にどこか吹き飛んでしまったようです。記事の元となったメモも廃棄したので「作業は1からやり直し」。これで今月の記事製作は1から構想建て直し。まずは「2024年日程」「2023年まとめ」→「都市対抗一次岩手予選記述」3つを軸に製作を進めることにします。

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