今回は「特別献金」についてです。
軽くプロテスタント系キリスト教会における献金の種類についておさらいします。
献金の種類は3つ。
3.特別献金
の3つです。
今回は3の特別献金について書きます。
だから「特別なことは何もない」なら別に0円でよいのです。
席上献金も別にしなくてもいいのですが、礼拝中に献金袋をやり過ごすのは同調圧力の強い日本で、なかなか勇気のいることです。
十一献金は洗礼を受けた教会員がするものですが、これはちょっと「義務感」を伴う献金です。洗礼受けたのに奉げないでいたら、若干居心地がよくないですかね。
でも、特別献金は文字通り「特別」なものなので、「特別」なことがなければしなくてもよいものです。
今話題の旧統一教会で問題になる高額献金は、プロテスタント系キリスト教会だとこの「特別献金」に当たるもんじゃないかなというワタクシの印象です。
おそらくその印象は当たっているだろうと思います。
特別献金について書くために少し分析しました。
すると同じ「特別献金」でも2タイプあるなと気づきました。
特別献金の2つの種類。
1.特別(感謝)献金
これは何か特別に感謝したいことがあった時にする献金です。
信者さんの自由な感謝による献金ですから、まあいえば信徒の中から湧き上がってくる感謝の気持ちによる献金です。
だから、特別に感謝したいことがないなら、0円でよいのです。
でも、感謝したいことがあるならすればいいのです。
額も自由です。
例えば子供の誕生日とか。
思わぬ臨時収入があったとか。
毎年ボーナスをもらってる人ならボーナスも十一献金の中の「夏季感謝」「冬季感謝」的な位置づけですが、本来ならボーナスなんかない会社で、たまたま今年の業績が爆当たりしてボーナスがっぽりもらったら、この「特別献金」に入れてもいいかなといった趣です。
それでも収入なんで、十一献金でもいいんですけど、イメージ的には「望外の喜び」なんかは特別感謝に当たるのじゃないかと思います。
ワタクシ自身は、親が亡くなってまとまったお金が入った時、その十分の一を分割して教会と、国際飢餓対策機構と、母校(高校)、海外のキリスト教系団体に特別献金と考えてそれぞれ献金しました。
ちょっと「寄付」に近いものですかね。
それ以外には、私は結婚記念日とか子供の誕生日とか子供の入学、卒業とかに千円単位の献金を「特別献金」として教会に奉げています。
ただ、お金に困ってる時はしなかったこともあります。
2.その他特別献金(目的がはっきりしているもの)
もう一つの「特別献金」は目的のはっきりしたものです。
例えば東北の震災の時に、教会でも献金を集め、どこかの外郭団体(日本赤十字など)に送ったりします。そういうたぐいの献金です。
今ならウクライナの戦争で避難する方への援助金などもそうです。
通常の献金箱や献金袋以外にそのためだけの箱が置かれたりします。
また、幼稚園を併設してる教会などでその幼稚園のための特別な必要があって教会で募って集める献金などです。
また、教会によっては宣教団体などを限定して、宣教師派遣のための献金を特別に募っていることもあるかもしれません。
献金の質によっては結構な高額を捧げる場合もあります。10万円単位、100万円単位の献金の場合もあります。
ビル・ゲイツなら1億とかするかな?
「約束献金」と称し、「いつまでにいくら捧げるか」を書いて提出させられる場合もあります。教会のメンバーがその約束を果たしているかどうか確かめたことは私はありませんが、おおむね果たしているようです。
私は約束しても果たす自信がないので、紙提出と同時にお金を出しちゃうか、紙の提出はしないである日突然お金を捧げるかというパターンが多いです。
私の教会では提出しないからといって個人的に声をかけられることはまずありません。
もし声かけられたら、その人は教会から離れちゃうような気もします。
教会なんていっぱいあるもん……。
( ̄ー ̄)
有り金全部を、この「特別献金」にする方も世の中のどこかにはいらっしゃると思います。
でも、プロテスタント系の教会で「借金してまで特別献金」はないと思います。
そこが強いていえば旧統一教会とプロテスタント系教会の違いでしょうか。
だけども共通の部分もあると感じます。
次回はこの「特別献金」について角度を変えて書いてみようと思います。
今日の説明はここまで。
もし何か質問などあればわかる範囲でお答えしますので、「コメント」に書いてみてください。
お願いします。
<(_ _)>
仔羊おばさん