ネムノキがあちこちに咲いています。
国道359号線沿いでも、ここにも、あそこにも、こんなにたくさんあったのかと思います。
ネムノキ。
漢字で「合歓の木」。暗くなると葉を閉じ合わさる様子から中国では夫婦円満の象徴とされており、中国植物名が合歓(ごうかん)。ん。
マメ科の落葉高木。
名の由来は、暗くなると葉を閉じるからという説と、春の開葉が遅いからという説があるようです。
ふわふわした花や枝が横に伸びる樹形は、日本的ではない南国情緒も感じますが、昔から俳句に読まれたり、木工、薬用などに利用されたりと身近な樹木であったみたいです。
ねぶた祭やねぶた流しと関連があるという話も目にしました。
森林科学館の進入路のネムノキも花盛り
樹の下には、ここ数日毎朝少し花が落ちています。
10個ほど拾って、観察したり、ふわふわで手を撫でてみたりしました。
ピンク色のふわふわが雄しべ、それより長くて少ない白糸が雌しべです。
花弁は基部の目立たない5裂した漏斗状の部分です。
なかなか魅力的な花です。
コピー用紙の上に並べインスタ映えする写真をと思いますが、チャチャチャのやっつけ仕事ではこんなもんです。
時間をかけてやれば、この花の美的利用について大いなる可能性を感じた次第です。