【6,917枚の黄金ミラーと伊勢神宮から移築の社殿】
テレビアニメ『結城友奈は勇者である』(ゆゆゆ)第3期、「大満開の章」は毎週留守録するようにしているが、第2話でも新たな聖地が登場した様子。
私は四国本土では絶景スポットを始め、珍しい景観や建物等を求め、四国の全市町村を探訪済みだから、今回も聖地巡礼に関係なく、たまたま写真を撮っていたものがある。
まず、「四国某所」というテロップが出る神社に勇者たちが集められ、後日夜間、勇者らが訓練するシーン。このモデルの神社は社殿が特徴的だからすぐ分かる。
神社のモデルは宇多津町にある宇夫階神社(うぶしなじんじゃ)なのだが、この本殿は昭和28年の伊勢神宮第59回式年遷宮時、外宮の多賀宮御正殿として造営されたもの。それを昭和48年、第60回の式年遷宮の時、古材として頒賜され、復元したもの。
アニメでは最初に、道路にある鳥居と石段口の鳥居を同時に見通すシーンが流れた。大赦の鳥居は独特で、通常の鳥居にラムダ字のような部位が入っているが、通常の部分は忠実に再現されている。
アニメシーンの向かって左側、電柱の左奥に出ている銀色の半円形のものは、カーブミラーのミラー部分だと思われる。
境内には馬の像もあり、各種角度からのカットがあったが、私は特にありふれた像には興味なかったため、昭和天皇の在位60年記念植樹の木を撮る際、写し込んだ。
私が参拝した理由は境内の巨石の磐境を見学するためだったが、それは描かれてなかった。
「大赦特別指定施設・ゴールドタワー」はよくある「某所」という表現ではなく、モデルになった実際の施設の名称がそのまま使用されている。
宇多津町のゴールドタワーは1988年に開業した、高さ158mの観光タワービルで、外壁には6,917枚ものゴールドハーフミラーが張り詰められ、陽の光が当たるとタワーが黄金に輝く。この6,917枚のミラーを地面に敷き詰めた場合、広さは甲子園球場のグランドに匹敵する。
開業当初は、映像に合わせて椅子が動くシュミレーション・シアターがあった。が、目玉は別棟施設にあった。それは純金26kgを使用した洋式便器と2.6kgの純金スリッパ。
その後、ゴールドタワーは客の減少により、休業期間を経て、アミューズメント施設として生まれ変わった。金魚が空を飛んでいるように見える水槽「そらきん」は私も見てみたい。
「ゆゆゆ」は以前も触れたように、キャラクターが萌え系で内容はSF的でもあり、ストーリーの展開はゲーム的でもある。全て私が嫌いなものばかり。
しかし四国で聖地巡礼できるアニメは貴重で、また、プリキュア声優、三森すずこもいるため、好きになるべく、ガイドブック等を注文予定。
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