「悩みの無い世界に行きたい」

そう思わずつぶやきたくなることもあるでしょう。

悩みがない世界に行けたら毎日ハッピー!

そんな幻想を求めて夢の国に行くのかもしれません。



ただ、普通の人でそれが実現してしまうと、

あまり良くないことになります。

人として成長しなくなってしまうからです。



「悩みが無い」ということは、ストレスがない。

望んだものは全て手に入り、

自分の思うままになる。

そんな世界にいたら、わがままにはなっても、

自分を高めようとは思わなくなります。


「なんか鬱陶しい悩みだな」と思っても、

そこを抜け出せば1つ成長していけます。

そこにある悩みは

”あなたの能力の壁はここにありますよ”

という啓示なのです。

 

 

 

その悩みは、同じ現象であっても

心の持ちようで受け取り方は全く変わります。

苦手意識のある分野での悩みは、

「凄い嫌!」

得意分野の悩みであれば

「どうやって解決してやろう」



苦手意識があると、どうしても

その現象そのものに目がいきやすくなります。

嫌いな上司と2人だけで出張に行くことになったら、

どうやって上司から離れていられるかが気になり、

仕事は二の次になるでしょう。

好きなことでの悩みであれば、

自然と解決の方に目が行きます。

大好きなゲームで、強敵が現れたら、

どうやって攻略するかをワクワクしながら試していくでしょう。



あなたが嫌いな上司でも、上司に好意のある人からすれば、

「あの上司にもっと気に入られるように仕事を頑張ろう」

とするでしょう。

ゲームなんて興味のない人からすれば、

そんな敵を倒したからってどうなるの?と思えます。

 

心の持ち方で、視点も思考も行動も違ってきます。

自分が嫌いなことでの悩みでは、

「嫌だ、嫌だ、嫌だ」が頭の中でグルグルして、

解決方法に向き合えにくくなります。

それを転換するための方法として、

「心を入れ替えてみる」



と、言っても、

何かのアニメのように、勢いよく誰かとぶつかって

人格を入れ替える訳ではありません。

「この分野が得意なあの人なら、

どうやって対応するだろう?」

と、想像してみるということです。



自分という主観では、どうしても「嫌だ」が先行しますが、

誰かをからませ客観的にすれば、

案外、問題に向き合えるようになります。

自分の考えではなく、

他人の考えを想像するので冷静に判断もできます。



悩みに囚われすぎず、

楽しみながら客観的に見るようにすれば、

前に進んでいきやすくなると思います。



最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

     

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