農業とは仕掛けのないドッキリである

みなさん、こんにちは。

ROC IA SAGA,LLC代表の井手です。

今日は「運動」についてお話ししたいと思います。

ここでいう「運動」とは「動いて運を掴む」ことを意味します。

もちろん「体を動かす事」も意味します。

一体何を言っているんだ、という方は読み進めてみてください。

★創業経緯から話を始めたいと思います。

目次

創業経緯について

 私は、福岡でブドウ専業農家をしています。これは私の原体験に関わる事ですが、私は幼少期から押さえつけられたプレッシャーの中にあった記憶があります。祖父は酒を飲み暴れ、家の隣りのブドウ園に父と一緒に隠れ、事がおさまるのを遠目に見ていた記憶があるくらいです。「井手君はおとなしいね!」、「優しいね!」はおそらくそのためです。

 その後、父は腎臓病を患い、透析、その後、死別。一手に農業は、私の判断にゆだねられました。そして、父がいない状況、親に責任を押し付けることができない状況でたくさんの課題が見えてきました。農業というより私自身の生きる上での課題そして生きる意味です。

 フードロスの解決のテーマで、規格外ブドウを活用した巨峰ドレッシング「藤ざくら」の開発・販売を経験する中で、農業は「苦」ではなく「楽」である事を理解しました(楽=楽しいという意味です)。農業界を生産だけでなく、一歩引いて俯瞰的に見れたからだと思っています。

 この農業界の「楽」をもっと広めたいという私の完全なワガママです。思いきって個人ではなく会社を立ち上げました。

恐怖の先は恐怖ではない

 引っ込み思案な私が、何かコトを起こそうとするとめちゃくちゃ勇気がいるんです。恐怖そのもの。人脈もないし、何もしないと何も起こらないから(←本当何も起こらない…)、HPで検索して代表電話にかけて「はじめまして、私は…」と自己紹介をし担当の方に繋げていただいたり。見るから、聞くからに怪しい人、笑。もちろん電話口では、リジェクトです。でもこれを繰り返すうちに、「いいですよ」と言っていただいたり。「藤ざくら」の開発過程は全部そんな感じです。

 打ち合わせに行くときも緊張で手が震えたり、企画書を渡して、自分が喋っているページと違うページを相手が見ていたり(そもそも私の営業スキルがないためです)…笑。まだ活動を始めて1年くらいですが、だいぶ精神力は鍛えられました。

 ドキドキしながら企業訪問すると思いのほか優しかったり、心身に話を聞いてくださったり、今まで恐怖の先は恐怖と思っていた私にとってはとても新鮮でした。

 その都度、良い返事がもらえると、泣きそうなくらい喜び、帰りの車の中ではウルウルな目になったり。悪い返事だとドン底まで凹み…笑。感情のジェットコースターに毎回乗っていました。今では、感情のコントロールができようになりま・・・した(←たぶん笑)。

 慣れはとても大切で、「恐怖」は、実は全て自分の中に潜む感情だったという事を理解しました。恐怖の先は未知の素晴らしい世界です。

農業とは仕掛けのないドッキリである

ここでようやく「運動」についてです(動いて運を掴む)。

前提として、上述したように「何もしないと何も起こらない」です。これは真実です。

自分自身が思った(思考)だけで何も行動せず、明日きっと面白いコトが起こるに違いない、は嘘です。何も起こりません。本当波風1つ起こりません。

メールを送信するから返信があるし、電話をかけるから電話に出てくれるわけです。
 私は、ゼロワンでなにかやるとき、初めは闇雲に当たって砕けろ精神で良いと思います。でもそこには志であったり、信念が必ず必要です。それを繰り返すうちにビジネスパートナーに偶然、奇跡的に出会い、ビジネスがスタートする印象です。

 スキルも知識もない私は、この奇跡的な偶然の出会いは大切にしています。それが私たちが考える事業と相乗効果あるなら尚の事です。

偶然の中に奇跡があります。それを見つけたとき、人生最強にドッキリする事になるのです。

例えば、こんな仕掛けのないドッキリを経験しています。

→「藤ざくら」という商品を世に出せたこと

佐賀大学様との共同研究を実施できたこと

農学部同窓会で講演できたこと

→たくさんの報道機関メディア様に取り上げられたこと

→さがラボチャレンジカップ2020で賞をいただいたこと

→・・・現在進行形でいろんなことが進んでいます。

その裏には、涙が枯れるくらい泣いたし、感動したし、携わっていただいている皆様に心の底から感謝しています。

だからこそ、みなさんも勇気をもって一歩を踏み込んでみてください。そこには恐怖はありません。あるのはたくさんの笑顔だけです。

6畳1間からの仕掛けのないドッキリ

最後に、私の佐賀本店のオフィス。

6畳1間です。

理由は簡単、お金がないからです。

このオフィスから、どこまで登れるか?、ワクワクしています。

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きっと周りで見ていらっしゃる方は、危なっかしくて見てられないかもしれません。

でもしょうがないんです

これが僕の人生なんです。

 

今後とも、よろしくご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。

あなたのところにも突撃訪問するかもしれません。笑