ユニクロを登山靴下に使う場合の注意点
まだ本格的に登山を始めるべきか迷っていた頃、1番最初に購入した登山専用商品は、登山靴でした。普通のジョギングスニーカーで登ったとき、滑るわ疲れるわで、全然楽しめないし危険を感じたからです。
ただ、登山靴下については、登山でしか履けないものにわざわざ1,000〜2,000円近く払う必要があるものか疑問に思い、往生際悪く、ユニクロのパイル靴下を使っていました。
その実験の結論から言うと、すでに登山靴を購入しているとか、今後も登山を続ける予定なら、登山靴下も専用品が必要です。登山が断然楽になります。ユニクロパイル靴下を使ってみた結果もご説明します。
登山靴下の条件
Yamakei Onlineに掲載のスポーツシューズ店の専門家による見解をまとめると、以下の通りです。
- トレッキングシューズのほとんどは防水機能がついており、濡れない分、足側の湿気がこもる。「汗ムレの処理」が大切なポイント。
- 「ムレない靴下選び」のためには、素材が重要。繊維の中で圧倒的に吸湿性が高い天然繊維であるウールが、4割以上、できれば6割くらい入っているのが望ましい。
- トレッキングシューズはある程度の硬さがあるので、肌あたりの軽減という意味でも、中厚手以上の厚みがあるタイプが望ましい。
- フィット感が高い。靴下の中で足が泳ぐと靴擦れの原因になる。足裏のアーチ部分やアキレス腱あたりなど、編み方を変化させることで程よく締まる設計だとフィット感が上がる。
ユニクロで登山靴下として使えそうな商品
ユニクロのパイルソックス
メリットは、なんといっても税込390円という安さと、全国の店舗で手に入る手軽さでしょう。
ですが、上記の登山靴下の条件のうちユニクロのパイルソックスがクリアしているのは、3番目の「厚みがある」という点のみです。それも中厚手と言えるほどの厚みはないため、辛うじてというレベル。
ヒートテックパイルソックス
同じパイルソックスでも、ヒートテックパイルソックスは、登山靴下としておすすめできません。
この靴下に含まれているレーヨンという素材は、肌触りが良いメリットの一方、吸水性が高く、汗が大量に行われると吸水率が飽和します。結果的に、汗の乾きが遅くなるのです。
そんなレーヨンが18%も含まれているヒートテックパイルソックスは、上記の登山靴下の条件のうち「汗ムレの処理」の点で不適です。
※UNIQLO MEN ヒートテックパイルソックス商品情報ページのスクリーンショット
靴下に限らず、ヒートテックが登山に不向きな理由は、以下記事にわかりやすくまとめられています。
ヒートテックを山岳ガイドが使わない理由 | IT技術者ロードバイク
ユニクロのパイルソックスを登山靴下に使う場合の注意点
ユニクロのパイルソックスで実際に登山してみたときに困ったのは、以下の点です。
登山靴の中で滑る
登山靴は通常履いている靴のサイズよりも1cmほど大きめを買うのが鉄則のため、常にゆとりのある状態です。中厚手の靴下でちょうど良いところ、それよりも薄いユニクロのパイルソックスでは、まだ靴とのあいだに隙間があります。
そんなブカブカの状態で履くことを想定していないユニクロのパイルソックスではフィット感が足りず、靴の中でわずかな滑りが生じます。
靴ずれ
何kmも長距離を歩く登山において、通常の靴よりも硬めに作られた登山靴の中で、そのわずかなズレが繰り返される結果、靴ずれが起こります。特に靴ずれができやすいのが、かかとと小指です。
いくら体力が残っていても、靴ずれになると一気にペースが落ちます。登山靴は何度も脱ぎ直すのが難しいので、絆創膏などでケアするのもひと苦労です。
【おすすめ】自衛隊靴下
ユニクロの後、ミズノ、モンベルの登山靴下なども実際に試して検証した上で、最終的に出会ったのが自衛隊靴下です。以降、ずっと愛用しています。
なんといっても、自衛隊員の声を参考にして40km行軍用に生み出され、実際に利用された靴下という実績があります。商品説明には「半長靴をはじめ、安全靴・登山靴も快適にご利用いただけます」と明記されています。
私の登山はせいぜい1回あたり長くても10km程度なので、十分対応できます。
汗ムレ対策
ベンチレーション機能として、湿気を素早い排出と新鮮な空気の取り入れをおこなうため、生地の表面に畦(あぜ)があります。
足裏部分は特殊タック編みで、通気性と耐久性を担保。
素材がウールでなくても、ムレない登山靴下のための機能は十分備えています。
足の形状に合わせたフィット感
ふくらはぎ部分は足の形状にあわせてゴムは入っていて、上にいくほど緩くなっているため、フィット感の割にキツさを感じません。
かかと部分は深さが従来の1.5倍になっていて、立体的に包み込むことでズレを防ぐ設計です。
右足と左足はそれぞれの形状に合わせた形になっており、間違えないように、足裏部分にR(右)とL(左)が印字されています。
足マメや靴ずれ防止の工夫
自衛隊の行軍と言えば、足マメや靴ずれが付きもの。
それをふまえた商品のため、他の登山靴下にはない大きな特徴があります。
それが、つま先部分が外側縫い合わせになっている点です。足に縫い目が接しないので、足マメやスレ対策になります。
靴下には目立たずとも縫い目があるのが当たり前なので、気にもしていませんでしたが、この靴下を履いて快適さがよく実感できました。
価格は2足で2,300円前後
価格は、2足組で約2,300円。1足あたりで計算すると約1,150円となります。モンベルはもちろん、ミズノのようなリーズナブルな商品よりも安価です。
Amazonの他、ふるさと納税でも入手できる
Amazonで簡単に購入できるので、試着・返品も可能です。
Amazon以外に、ふるさと納税の返礼品としても入手可能です。還元率約3割で、楽天ポイント還元をうまく使えば、もっとお得になります。
最後に
これは裏ワザ的な話で決しておすすめはできませんが、私は以前に旅行の登山で登山靴下をうっかり忘れてしまったとき、靴ずれのできやすいかかとと小指にワセリンを塗って、通常の靴下(無印良品の綿の靴下)を二枚重ねすることで、5時間程度の低登山に臨んだ経験があります。
ですので、仮にユニクロのパイルソックスでも、高尾山や筑波山レベルの低山に1〜2回程度行くなら、登れないこともないでしょう。390円という価格は確かに魅力的です。
ただ、その後も登山を継続する予定なら、専用の登山靴下があったほうが、記事に書いたようなトラブルが防げて安全ですし、登山が断然楽になります。一度履いてみたら、もうユニクロパイルソックスには戻れません。
2足組のうち、まだ1足を2年間使っていて、残りの1足は新品未使用のまま。耐久性も十分です。
安い&コスパの良い登山用靴下は自衛隊靴下
またしても前回の記事からあっという間に1年ほど経過してしまいました。社会の様子もだいぶ変わりましたが、登山は継続的に続けています。
今日は、ずっと書こうと思いながら後回しになっていた登山靴下の話を書きます。
登山靴下はこれまで何種類か試しましたが、2年前に非常にお気に入りの靴下と出会えてから、ずっと一筋です。
汎用性を重視し、厳冬以外の年間を通して利用できる前提で、長距離歩行にも耐えうる、厚手ではなく中厚手の登山靴下を対象としています。
登山靴下の条件
以下が、Yamakei Onlineに掲載のスポーツシューズ店の専門家による見解です。
トレッキングシューズのほとんどは、防水機能がついています。多少の雨なら足までびっしょりと水濡れしないように工夫されているのですが、濡れない分、足側の湿気がこもるんですよね。靴自体の防水性を高めようとすると、どうしても通気性が損なわれてしまうので・・・。だから靴下は、「汗ムレの処理」をどうするかが大切なポイントになります。
「ムレない靴下選び」をするときにチェックしてほしいのが、素材です。綿や化学繊維だけで作られたものではなく、吸湿性に優れた天然繊維であるウールをブレンドしたものを選ぶようにしてください。目安としてウールの混率は、4割以上、できれば6割くらい入っているのが望ましいですね。
適度な厚みがあって、さらにフィット感の高いものがベターです。足、靴、靴下の関係性でいうと、足と靴の一体感はもちろんですが、足と靴下の一体感もとても重要。
巷で人気の登山靴下
多数の商品をカタログ的に紹介するオウンドメディア記事では、登山靴で有名なキャラバンや、メリノウール商品専門のスマートウールなどの商品がよく紹介されています。
これらの商品の相場は、1足で約2,500円程度のようです。
実際に試した商品
ユニクロのパイル靴下
全国どこでも購入できて、しかも安価なのがユニクロ製品の強み。メンズのパイルソックスも2021年8月時点では1足390円です。
ただし、ユニクロ製品が上述の登山靴下の条件のうち満たしているのは「適度な厚み」のみ。汗ムレの処理・足と靴下のフィット感については非対応です。
また「適度な厚み」があるといっても、登山に耐え得るものではありません。登山靴下のかかととつま先への負担は大きく、靴ズレの可能性は高まります。
高尾山や筑波山レベルの低山に1〜2回行く程度なら間に合わせにはなりますが、継続的に登山をするなら、別の登山靴下をおすすめします。
ミズノ
ユニクロの次に購入したのが、ミズノのドライベクターパイルソックス。
価格は約1,500円で、高品質な製品をボリュームディスカウントで安価に提供可能な、信頼のミズノです。
さすがのドライベクターで、汗ムレは全く気にならなくなりました。
しかしこの商品もあくまでトラベル・ウォーキング用の薄手商品のため、1年近く利用した時点で片方の靴下のつま先に穴が開き、次の登山靴下が必要になりました。
モンベル
次に購入したのは、モンベルのメリノウールソックス。
モンベル | オンラインショップ | メリノウール トレッキング ソックス
前述の「吸湿性に優れた天然繊維であるウールをブレンドしたものを選ぶべし」というアドバイスに従いました。ウール61%なので、まさに理想的ですが、価格は1,980円と、ミズノより高額になります。
確かに汗ムレは気になりませんが、私はそこまで足が多汗なタイプではないため、ドライベクターとの差があまり実感できず「素材は必ずしもウールでなくてもいいかな」と感じました。
一方で、フィット感に難があったのと、洗濯のとき縮まないよう気を遣うのが面倒で、これは引き続き使用しながらも、合成繊維の靴下をもう1つ探すことにしました。
【おすすめ】自衛隊靴下
最終的に出会ったのが、自衛隊靴下です。以来、2年間ずっと愛用しています。
なんといっても、自衛隊の要望をもとに40km行軍に耐えられるように製作された靴下なので、他の靴下とは一味違う工夫が随所に凝らされています。実際に自衛隊員にも使われているそうです。
2足組で約2,300円なので、1足で換算すると約1,150円となり、モンベルはもちろんミズノよりもコスパが良好です。
この商品を最初に見つけたのは、年末に楽天でふるさと納税の枠を使い切ろうと物色しているときでした。ふるさと納税だと8,000円で、還元率約3割です。楽天ポイントを考慮すると、もう少しお得。枠に余裕がある場合は、ぜひふるさと納税の利用も検討してください。
ひと目みてわかる一番の特徴は、つま先部分が外側縫い合わせになっている点です。縫い目が足に接しないので、足マメやスレ対策になります。
おそらく最初にダメになるであろう、つま先とかかと部分は、十分に補強してあります。通気性を重視した設計で、ウール素材ではなくとも汗ムレ対策は万全。
2年間、月に2回ほどの登山で使い続けて、まだまだ現役です。2足組のうちもう1足がまだ新品のまま控えており、ダメになってもすぐスペアがある安心感があります。
2020年7月の運用報告+収益
少しの間ブログの執筆をお休みして、山登りに集中しようと思っていたら、あっという間に288日も経過してしまいました。
実に9ヶ月近く完全放置してしまいましたが、生きています。新型コロナウィルにも負けず、移動制限が解除されてからは登山に勤しんでいます。
執筆お休み中、何度かブログを書こうかと思った機会はありましたが、完全放置して収益やPVの推移がどのくらいになるのか調べるのも重要なデータだと思い、今に至ります。
今日は、重い腰を上げて、貴重なデータをまとめました。
9ヶ月間、全くブログに手を加えなかった場合の運用結果+収益
期間があいたので、アフィリエイト収入・PV・累計記事数の推移表を埋め込みます。
※PVの表示がおかしい(折れ線の後半が0になっている)場合は、こちらから正しいグラフを閲覧できます。
9ヶ月も全く手付かずだった割には、メインのAmazonアソシエイトの収益の減りが少ない印象です。
トレンドの移り変わりが早いカテゴリに比べると、そもそも登山は相対的に変化の少ないカテゴリではありますが、一年レベルであれば引き続き有益に参照していただける記事を書けたのだとすると嬉しく思いつつ、今後も精進したいと思います。
しかし、他のブログやページは日々インターネット上に生まれ続けているため、全く更新がなくなれば、サイトの全体的なPVは下がるものです。このブログはPVをひたすら増やしてアドセンス収入の獲得を目指すマネタイズ方法ではないため、サイト全体のPVは参考程度に見ています。
アクセスアップ・収益アップ
アクセスアップも収益アップも施策は全く施しておらず、GoogleアナリティクスやSearch Consoleも見ていませんでした。おかげで、なぜか4月頃Search Consoleが計測できなくなっていることにも全く気付かず、先日修正するまで数ヶ月のデータ空白期間が発生してしまいましたが。
最後に
完全に趣味の領域で、毎月お小遣いが平均4000円近く入ってくるのは、なかなか嬉しいものです。おかげで、毎月登山用品を買い足すお金には困りませんでした。しかし、そのお小遣いがなかなか減らなかったため、執筆再開の焦燥感が薄かったという言い訳も・・。
執筆お休み中にたくさんの山に登り、アイテムも買い足し、ブログのネタも仕入れたので、少しずつ更新していきます。
無料ブログ アフィリエイトの収益推移
最近はブログの更新がめっきり言っていますが、数ヶ月前に頑張って記事を書いていた分、継続的にアフィリエイト収入が発生しています。
とは言うものの、さすがにこの規模のブログで2ヶ月記事を書かないと、だんだんと成果にも陰りが見えてきたため、このタイミングで一度、アフィリエイト収入・PV・累計記事数の推移をまとめてみました。
サイトの運営方針
私のサイト運営傾向は以下の通り。かなり省力化です。
- 好きなときに、好きな記事を書く
- SEOで意識しているのは、1記事2,000字以上書くこと、見出しを設置することくらい
アウトドアや旅行系のブログなら、山開き・紅葉・花の開花時期など、人が集まるイベントや事柄について記事を書くのがセオリーです。しかし、このブログは、人の少ない山や自然の中で静かに過ごすことが目的なので、そういったテーマからは一切距離を置いています。
記事の執筆頻度も少なく、お世辞にも効果的な運用とは言えませんが、それでも下の結果です。皆さんも、同等の期間さえ費やせば実現可能と思います。
アフィリエイト収入・PV・累計記事数の推移
確定報酬のデータですが、実数ではなく、桁数は端折っています。運営報告の記事で参照しているデータと、基本的に同じデータを使っていますが、四捨五入の方法などで、わずかな差異はあるかもしれません。
ここ数ヶ月は、月額5,000円以上稼いでいます。記事にも還元しようと、かねてから欲しいと思っていたエアマットを購入した。ありがとうございます!
無料ブログおすすめのASP
中心で利用しているアフィリエイトASPは、GoogleアドセンスとAmazonアソシエイトのみです。Googleアドセンスは、一度設置してしまえばそのままですし、Amazonアソシエイトは、はてなブログの編集サイドバーでの使い勝手がとても良いからです。
編集サイドバーを利用して記事を書く - はてなブログ ヘルプ
ただ、最近Yahoo!ショッピングに関して、たまに成果が発生します。サイト内でほとんどリンクを設置していないにもかかわらず、です。
数年前までは、Yahoo!ショッピングは後発のショッピングモールというイメージでしたが、ここ最近は品揃えも他のショッピングサイトに引けを取りません。TポイントやPayPay、Yahoo!カードとの組み合わせで、他のショッピングモール以上の割引・ポイント効果があるためか、かなりコンバージョン率が上がってきている実感です。
あと、上記のように、莫大なPVを稼ぐことに情熱を持てないなら、GoogleアドセンスとAmazonアソシエイトよりも、A8.netなどのASPをメインで使って、高単価商材でうまく稼いだ方が賢いですね。
労働対価と考えるとベストではない
月に5,000円前後のAmazonアソシエイトクーポンがもらえるのは、趣味のために自由に使えるお金としては嬉しい限りですが、労働対価としては決して良いとは言えません。
ブログ運営の主目的を金銭獲得と置くなら、大手メディアのライターにでもなった方が効率は良いです。
ブログ運営を継続して感じること
SEOでは、最近は記事をかいてから検索家か上位にランクインするのが、かなり早くなりました。記事を書いてしばらく放置しておき、久しぶりにSearch Consoleを覗いてみると、意外にも上位に位置していたりなど。
もっとも、独自ドメインサイトとガチンコで競おうとする場合は、同じターゲットキーワード・ほとんど同じ記事内容・字数も同等となれば、分が悪いことは確かです。ただ、実際登山を続け、ブログを継続的に書いてみてわかりましたが、ニッチキーワードはまだまだ残っていますね。レッドオーシャンで戦わなくても、そこそこ楽しく記事を書けます。
そして、やはりコンテンツが命なので、メインテーマの知識を増やし、技術を磨いていくことが、よく人に見られ役に立つサイトを作り上げるコツだと自分に言い聞かせています。サイト運営やSEOなど、技巧を凝らすのもほどほどに。
最後に
趣味としての登山とともに、このブログは10年スパンで、細く長く運用するつもりでいるので、また発見があればまとめます。
無印良品津南キャンプ場の、静かなおすすめ穴場サイト
先日の苗場山登山は、前後に一白ずつしたのですが、そのうちの1日で、無印良品津南キャンプ場に泊まってきました。
無印良品は全部で3つのキャンプ場を運営しています。
津南キャンプ場の所在地は新潟県になるので、関東から向かうと最も遠く、それなりに時間が掛かります。しかし、今回は苗場山との組み合わせで、思い切って行ってみました。
さらに、「野山で静かに過ごしたい」自分にとっては最適なサイトも見つけたので、ご紹介します。万人向けではありませんが、静かに自然を楽しみたい人にはおすすめです。
無印良品キャンプ場の特徴
1つのサイトが広い
無印良品キャンプ場の特徴は、なんといっても1つのサイトが広いことです。サイトごとに形がだいぶ違うので一概には言えませんが、一般的なサイト区画が10x10m前後のところ、無印商品キャンプ場は少なくとも15x15m程度はあるのではないかという実感値です。
隣が気になりづらい
1つのサイトが広いことに加えて、サイト同士の間に樹木が植えられているなど、隣が気になりづらい工夫が凝らされています。このことも、サイトを広く感じる一因だと思います。
サイトを指定できる
予約システムからのキャンプ場の予約の際、特定のサイトを予約できます。キャンプ場は、どのサイトになるかによって全く満足感が変わるので、サイトを指定できるかどうかは重要。
予約サイトでキャンプ場と予約月を選択して進むと、それぞれのサイトをマップで確認できます。
レンタル品もあり、手ぶらOK(食材は必要)
自前のマット以外のキャンプ道具は全てレンタルしましたが、綺麗で快適でした。テントはOgawaのPista5、シュラフはモンベル(タイプは不明)。ただし、食材は自分で用意する必要があります。
簡単なお菓子や飲料なら、管理棟で無印良品の商品を一部販売しています。
静寂のおすすめ穴場サイト: B17
予約時には、各サイトの大まかな特徴もわかります。その中で、「静か」と書かれているサイトを発見。サイト番号は、B17です。地図上でも袋小路で独立した場所にあるので、迷わず予約しました。
当日チェックインの時、受付の人から「このサイトは、来年はもう潰そうかと思っているくらいのサイトなんですよ」と言われました。
その理由は
- 他のサイトから離れていて、寂しい
- サニタリー棟が遠くて不便
- 雨が降るとぬかるみができ、4WDでないと出られなくなるかも
と言うことでした。当日はそれほど混雑していなかったこともあるのか「もし実際に見て変更が必要なら教えてください」と言ってくださいました。それほど苦情の多いサイトなのかもしれません。
しかし、とにかく静かに過ごしたい私にとっては、ぴったりでした。
三方を木に囲まれている
三方向が木に囲まれていています。どちらかというと、隠れ家感が強いです。サニタリー等に近いエリアに比べると、開放感を求める人には物足りないのかもしれません。
でも、サイトから見ると十分に空や山が見えます。
メイン道路からの音が聞こえない
B17サイトの特徴として、車が通れるメイン道路の音が一切聞こえないのは、とても気に入りました。
その日は、すぐそばのB16・B15サイトに宿泊者がいなかったので、試しにしばらく様子を見てみました。
しかし、それらのサイトでは、メイン道路を通る人や車の声が聞こえました。やはり、究極の静寂は、B17サイトでなければ手に入りません。
他サイトの人が通らない
マップで見る通り袋小路なので、このサイトに用がある人か迷子以外は立ち入りません。夜中にトイレに行く人に起こされることもなし。
B15サイト左側の道を進み、
こんなに奥で↑
サイトは、さらにその奥ですので。
キャンプと言えば、遅くまで会話している他の宿泊者の声がうるさくて寝られなかったり、夜中にトイレに向かう人の足音で目を覚ましたり、誰かが朝起き出して起こされたりというのは不可避ですが、このときはそれら一切にさいなまれず、とても良い一晩を過ごせました。
キャンプや山小屋では、いろいろな音がするのは当たり前ですが、できることなら御免被りたいので。
穴場サイトを堪能するための必需品
私と同じく、野山で静かに過ごしたい人が、このサイトで快適に過ごすための必需品をご紹介します。
蚊取り線香
サイトは、とにかく蚊が多かったです。このサイト以外の滞在経験がないので、サイト由来の問題か、キャンプ場全体で同様なのか分かりませんが、ベープ未来をずっと身につけていました。
しかし、電池が途中で切れてしまい、足を大量に刺されて散々な目に。予備電池とカートリッジも含めて常備しておくと安全です。
携帯トイレ
サニタリー等に立ち寄ったのは、到着時・夜のシャワー時・起床後・出発時の4回のみです。徒歩でサイトからトイレに向かったのは、夜のシャワー時と起床時の2回だけ。確かにトイレは遠いですが、2回だけなら大した負担にはなりません。
これを可能にするには、やはり携帯トイレは欠かせないかと。
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なお、ヒマラヤの登山隊なども利用している、ピスボトルも便利です。登山をしない一般の人には抵抗があるかもしれませんが。
専用品があるわけではなく、普通の水筒などを流用します。容量も多く未使用時は小さくたためるナルゲンボトルなどが人気のようです。
口が十分大きければ問題ないので、百均の水筒なども使えます。
やっぱり登山をしない人には抵抗があるかな・・非常に便利なのですが。
最後に
都心からは立地が遠いので、頻繁には通えませんが、ゆっくり過ごせるキャンプ宿泊拠点を見つけられてよかったです。このお気に入りのB17サイトがなくならないことを切に祈ります!
【苗場山】山上湿原の開放感を味わう
先日、日本百名山9座目の苗場山に行ってきました。無印良品津南キャンプ場に宿泊したので、そこから行ける日本百名山という視点から選んだ次第です。
苗場と言えば、スキーリゾートとしての知名度がとても高いので、知っている人も多いでしょう。湯沢にも宿泊しましたが、現地の看板や街の雰囲気からは、夏よりも冬の方がハイシーズンであることが感じられました。
苗場山の特徴
- 8合目以降、山上湿原の開放感を堪能できる
- 8合目以降は風が強くなることもあるので、上着必須
- 標高差約850km.標準タイム往復6時間半コース。初心者には少しきつめか
- 晴れでもぬかるみが多く、足元が滑りやすい以外は、危険箇所の少ない山
- 鎖が設置してある箇所が複数あるが、鎖場としての難易度はそこまで高くない
- 9月上旬は日差しが強く、夏のように暑かった
苗場山の登山コース
いくつかありますが、今回選択した小赤沢側からの方が、難易度は低いと言われています。
苗場山山頂までの道のり
例によって、登山口に到着するまでくねくね道ですが、駐車場から登山スタートです。駐車場にはお手洗いがあります。
価格のない砂利の駐車場でしたが、9月上旬の日曜日、そこそこ賑わっていました。
登山口には「ここから先は登山の装備が必要です」という注意喚起が。
登山口直後で、すでに3合目です。
道中の標識で、現在の位置・次の標識までの距離とおおよその所要時間が分かります。
道中はぬかるみが多く、滑る箇所も
登山道は、晴れていてもぬかるみが多数あります。地面が乾きにくいのでしょう。
ぬかるみ回避のために設置された足場があるのですが、この摩耗した木の足場が滑る箇所もあるので、要注意です。
苗場山の鎖場の様子
5合目を過ぎ、6合目の少し手前で、最初の鎖場が登場します。
ただ、苗場山の鎖場は、そこまで難易度が高くありません。個人的には、日光男体山であれば、鎖なしで上り下りしていたようなレベルの岩場と感じました。岩場に、手すりとして鎖が設置されている印象です。
ほとんどの人が鎖を使わなければ上り下りできないであろう場所ではありません。単純な鎖場だけの難易度では、岩殿山の方が上でした。
もちろん、安全のためには、出来る限り鎖を利用した方が良いですが、登山に慣れていて、鎖を使わずに上り下りしている人もちらほらいました。
鎖場の位置は、ヤマレコの山行記録に場所まで登録しておきました。PCで見れば地図上に緑の四角として表示されるので、参考にしてください。
8合目以降の山上湿原の開放感
8合目以降は、見晴らしの良い山上湿原に出ます。急に風が強くなりますので、上着を羽織ります。
眺めが良く、ここまで上った甲斐があります。池のことは、池塘(ちとう: 山上湿原の泥炭層にできる池沼)というそうですね。
山上湿原に出て以降は、斜度は緩くなったはずなのに、ここまででだいぶ足を削られているので、木道を歩く足がやや重いです。
山頂手前には、山小屋ヒュッテ(自然体験交流センター)があります。100円で、きれいなバイオトイレを借りられます。飲み物の販売などもありました。
見晴らしの良い休憩スペース
山頂標識のある場所には、眺望はありません。
代わりに、山小屋からすぐのところに、広くて見晴らしの良い休憩スペースです。
最後に
同じく高原リゾートともいえる霧ヶ峰も行きましたが、霧ヶ峰はバスツアーの観光客もたくさんで、賑わっていました。
一方、苗場山は、標準時間で往復6時間半のコースなので、山頂付近の山上湿原に到達できるのは登山客のみです。
初心者にはややきついくらいの工程と思いますが、晴天ならそれに見合う醍醐味は味わえます。
2019年8月の運用報告+収益
8月以降、唐突に更新頻度が下がっていますが、登山は引き続き同じペースで続けています。
唐突にオンラインでの英会話学習にハマってしまって、ブログの執筆に充てていた時間は、海外の様々なチューターとひたすら英語でしゃべっています。
今回は、恒例の運用報告と収益情報だけ、手短にまとめます。
運用結果+収益
- GA月間ページビュー: 約14,000
- 収益: 約6,800円
Amazonアソシエイトが、AdSenseの3倍以上あります。
アクセスアップ
上記の理由から、8月以降は特にアクセスアップのための施策を行っていないのが現状です。
しかしそれでも、収益稼ぎ頭の記事の勢いが衰えず、ほとんど何もしなくても、7月とほとんど同じPV数です。
収益アップ
収益は、月額約7,000円程度稼げています。先月の9,300円からは減りましたが、特需の先月からもっと下がると思っていたら、意外にキープできています。
効果が出るのも下がるのも、数ヶ月経ってからじわじわと響いてくるのでしょうね。
いま楽をできているのは、数ヶ月前にひたすら記事を書いたからで、今記事を書いていない分のツケは、数ヶ月後にやってくるのでしょう。
最後に
今後何年もブログを続けていくにあたり、執筆や運用に掛けられる時間には、どうしても波が発生します。そのときに、費用がトリガーとなってブログを閉鎖しなくて済むよう、無料版で一切費用を掛けずに続けているのは、とても気楽で、自分には合っています。
オンラインでの英会話学習については相当詳しくなったので、別の機会に記事にまとめたいと思います。別のブログを立ち上げるのも一案ですが、登山とも無関係ではないので(日本語を話せない現地ガイドを雇わないと行けない山がある)、このブログの中で触れようかと考えています。