フィナステリド・デュタステリドの長期服用で高悪性度の前立腺癌・乳癌ができる!?

フィナステリド・デュタステリドで前立腺がん、乳癌ができやすくなる?

フィナステリドは前立腺がん罹患率を25%低下させたという研究から、前立腺癌予防に効果があることで知られている。

しかし、逆に高悪性度の前立腺癌の発症を高める可能性もあることをご存じだろうか。

以下、がん医療リファレンス「前立腺がん予防とフィナステリド」のサイトより抜粋

2003年、前立腺がん予防試験(PCPT:約19,000人の参加者を対象とした、NCIが資金提供するランダム化臨床試験)結果の示すところによれば、薬剤フィナステリドを7年間毎日服用した55歳以上の男性の前立腺がん発症リスクが大幅に低減していた。

しかしながら、この試験結果ではフィナステリドが高悪性度(より侵襲性が強い可能性がある)前立腺がんリスクを高める可能性も提起された。この結果は、米国食品医薬品局(FDA)が、本薬剤の添付文書に潜在的な高悪性度前立腺がんリスクについてブラックボックス警告を記載することにつながった。

前立腺がん予防試験のその後の解析により、フィナステリド投与男性で観察された高悪性度前立腺がん増加の少なくとも一部は、薬剤自体がこれらのがんの検出率を高めていることによって説明できることが示唆された

 

これに関係する論文はこちら

5- α還元酵素阻害剤(デュタステリド:アボルブ): 高悪性度の前立腺癌を増加

 

論文の最後にはこう書かれてある。

デュタステリドやフィナステリドを長期間用いてエストロゲン(E2)レベルが上昇したことが,悪性度の非常に高い前立腺癌発症の要因となった可能性がきわめて強い。乳癌の発症も同様の機序が推察される。
悪性度の高い前立腺癌の発症リスクが高まるのは確実であり,乳癌の発症リスクも高まると考えられるため,良性疾患である前立腺肥大症や男性型脱毛症への使用は不適切であり,5- α還元酵素阻害剤は使用すべきでない。

これを見て「はっ!」と思われる方は極わめて稀であると思われるが、ガンはそもそもすぐにできるものではなく、1つの細胞が1cmのガンになるまでにおよそ15年ほどかかるといわれている。

フィナステリドやデュタステリドを長期服用したからといって必ずしも発症するわけではないので、実のところ発症するかしないかは人によるとしか言いようがないし、例え発症したとしてもこれらの薬が原因というのも難しいと思われる。

 

そういえば、ここ2年ほど日本で80%もの人が接種したといわれる流行りのmRNAワクチンが、がんを急速に進行させるという通称「ターボ癌」があるとかないとか。

それについてはまだ医学的な論文はまだ出ていないようで、今のところはデマの領域にあるというが、本当でないことを祈るばかりである。

できることなら、フィナステリドやデュタステリドなどを使わずにAGAを治したいものである。

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