右足ばかり、災難

先日の夕食会を終えて帰宅したら、右足のふくらはぎに違和感。何かブヨみたいなものにでも刺されたのか?そう言えば、蜂もブンブン飛んでいたな。でも刺された記憶がない。ちょっと酔っていたせいか…?

痒みよりも痛みがどんどん広がって、そしてふくらはぎ全体がパンパンに腫れ上がってしまった。夜中じゅうアイスノンで冷やし続けたけれど、翌朝になったら、もうまともに歩けない痛み。立ち上がると、今にもふくらはぎが破裂しそうな感覚。

何か塗り薬でも、と、足を引きずりながら薬局へ行くと、僕の腫れ上がった足を見たお姉さん、目を丸くして、そ、それは…!(もしかしたらあまりにも黒く日焼けした足に驚いたのかもしれない)

「塗り薬なんかじゃどうにもならないわ!お医者様に診せないと。すぐに"Guardia Medica"に行きなさい!」

イタリアでは、皆、指定した家庭医を持たなければならない。緊急でない病気や怪我などは、まず家庭医を訪れる必要がある。処方箋がないと購入できない薬については、その家庭医に書類を書いてもらう必要がある。「Guardia Medica」- 今日正式には「Il servizio di continuità assistenziale」と呼ばれるらしい - は、休日夜間など、家庭医を利用することができない時に診療をしてもらえる所である。救急病院に次ぐ、準救急サービスと言ったところか。

子供たちを救急へ連れて行ったことはあるけれど、Guardia Medicaを訪れるのは初めてだった。

廊下には数人が待っていた。でも、ものの10分ほどで僕の番が来た。

「ああ!」

お医者様も、「どうしたの?」と聞く前に、一目で僕の腫れ上がったふくらはぎに気づいた。すぐに処方箋を書いてくれる。イタリアの医者にしては珍しい、読み取れる綺麗な字。抗生物質を1週間、コルチゾンを腫れが引くまで。

僕が日本人と知ると、「偉大な国、素晴らしい国民だ!」と表情を一変させた。川崎病を発見した川崎先生にペルージャで会ったことがあるとか… 多くのイタリア人が抱く、日本人への敬意の念、それが失望に変わらないような国で居続けて欲しいと思いながら、処方箋を受け取った。

「どんな虫に刺されたと思いますか?」そのお医者様に聞いたけれど、そんなの分からないし、どうでも良いこと。いずれにせよ治療は同じだから、と言われた。まあでも、今考えると、やっぱりハチに刺されたんじゃないかと思う。

実は、先日パリから帰る時にも、右足の太腿をハチに刺されていたのだった。レンタカーの座席に座ったら、腿の下にハチがいて、チクッとやられ、数日腫れ上がり、痛みと痒みで苦しめられた…

たった2週間あまりの間に、2回も蜂に、右足を。

膝十字靭帯断裂もそうだったけれど、なぜか右足ばかりが災難に見舞われる。厄除けでもした方が良いのかしらん?

右足ばかり、災難_d0036978_17125347.jpeg
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Commented by t_hcmoto at 2022-08-10 09:25
うわぁ~~~(T_T)
お大事に!
Commented by kotaro_koyama at 2022-08-10 15:09
> t_hcmotoさん
ありがとうございます!!!
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by kotaro_koyama | 2022-08-09 21:04 | イタリア暮らし | Comments(2)

主夫と生活、ゴルフのこと。


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