シャローム(שלום)こんにちは🌸
イスラエル在住の美食ソムリエAsaco®です。
出生率3を超えるイスラエルでは、街のカフェやレストランでも当たり前のようにベビーカー連れのお客さんが多く見られます。どんなに狭いカフェだってベビーカー優先、どんなに賑やかなレストランだってベビーチェアは複数用意。どんなに子どもが泣き叫んだって、周りがむしろ喜んであやしてくれます。そんなベビーウェルカムな国で子育てができていることは、年間900軒をめぐっていた美食ソムリエとして、とってもとっても幸せなことです。
一方、日本の特に東京や京都では、子連れOKのミシュランレストランはほとんどありません。たとえば個室や貸切、ランチタイムやファミリーデーなら「可」とするレストランもありますが、なかなか昼も夜もメインダイニングにベビーチェアを置いて「さぁどうぞ」と迎え入れてくれる「ベビーフレンドリー」なレストランはほぼありません。大人の空間を守り、子どもの世話をすることなく出来上がった料理を最高の状態ですぐに食べてほしいというお店がほとんどですから。
妊娠前の私もこれに同感でした。もちろん今でも正論と思いますが、では子育て中の特に母親はいつレストランで美味しい食事を楽しむことができるでしょうか。家族やシッターに預けて外出できる恵まれた環境があれば、時に実現するでしょう。でも、我が子と一緒に家族揃っておいしい食事・空間を共有したいと願うのは親のわがままでしょうか。このジレンマを拭いきれないままですが、「子育てはいつか終わる、子育ては忍耐」という言葉に押し殺されていると、いずれ爆発して子育てが終わる前に自分が終わってしまうかもしれないと危惧しています。それでなくても、妊娠中は大好きなワインもコーヒーもアイスクリームも鮨も生ガキも旅行もすべて制限されていたのだから、いまは少しくらい自分を甘やかしてもいいですか。と、いつも自問自答しています。
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それでは今年一年も、美酒・美食でハピハピできますように🥂
美食ソムリエAsaco ®
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