過去の自分への贖罪

私の生活はFXに染まっている。

FX以外に心がときめくことはないし、それで幸せだと感じているのだから変える必要性も感じていない。

 

他人から見れば、「馬鹿に付ける薬はない」という状態なのかもしれないが、ギャンブル中毒だろうがなんだろうが、僕はこのままで構わない。

 

FXで稼げるようになるまで、次のステップには移るつもりなない。

 

 

 

 

最近、なんだか勝てるようになってきて、今までにない手応えを感じていて、調子に乗っているのかもしれない。

 

 

トレード歴10年を越える僕はだいたいのことは経験している。

 

わかっている、そうやって「今回こそはいけるかも!!」と思ったときは破滅に近いことを。

 

 

 

でもね、、、

勝っている時って楽しいわけ。

 

これまでさんざんマイナス収支を叩き出してきたけれど、その補填をしているようで、それが過去の自分への贖罪になっているようで、嬉しいわけ。

 

 

 

僕は過去を後悔しているのかもしれない。

花の20代、他人が経験していることを僕は経験していない。

 

全てをFXに費やしてきた。

 

 

いまだにガラケーを使っている。

登録してあるのは借金のコールセンターと不動産やのみ。

友達はいないからメール機能もいらない。

 

今着ている服は15年前、大学生の頃に買ったもの。

飲み会も全て断っている。

旅行も15年以上行っていない。

 

惨めさはたまに感じる。

でも、それでも構わない。

これは誰にも見せるわけではない僕だけの人生なのだから。

 

 

 

 

ここ3ヶ月、収支がプラスで推移している。

4ヶ月連続となればトレード人生初となる。

 

 

そのプラス収支を過去のマイナスと相殺させることが今の楽しみなのだ。

 

自分を許せている気がするのだ。

生涯収支はマイナス数千万を超えているので気休めにもならない微々たるものだがそれでもいい。

 

 

「2019年7月の収支で2014年1月と2016年9月のマイナスを相殺できる!

あのときの自分は無駄じゃなかった!

どんどん人生を取り戻していくぞーー!」

 

エクセルに刻まれた僕の散々な過去を、少しずつ成仏させていく。

 

それが何よりも嬉しいのだ。

 

未来の僕よ、これが今の私だ!