大腸ガン闘病記

病気とは無縁だった小学生バレーボールの監督さんがまさかの大腸ガン。
ガン発覚からの闘病を綴っていきます。

UFT

2019-02-04 12:12:40 | 日記
UFTをググってみました。
先生の説明のとおり
医学や薬学は日進月歩で
めざましい進歩とは聞きますが、
誰が研究してるんですかね。
毎日ボーと生きてたら
チコちゃんに叱られてしまいますね。

UFTは、5-FUという抗がん剤を
改良した飲み薬(経口抗がん薬)です。
その用途は大変に広く、
頭頸部がん、肺がん、乳がん、胃がん、
結腸・直腸がん、肝臓がん、胆管がん、
胆のうがん、膀胱がん、前立腺がん、子宮頸がんの
治療に使われています。
最近の明るい話題として、
非小細胞肺がんの手術後にUFTを投与すると、
生存期間の延びることが
ASCO(米国臨床腫瘍学会)で発表されました。

5-FU(一般名フルオロウラシル)という、
歴史の長い優れた抗がん剤があります。
この5-FUを体内に可能な限り長時間留めることで、
抗がん作用をより良く発揮するよう改良されたのがUFTです。
改良された点はふたつ、
“プロドラック化”と
“分解阻害薬の配合”です。

プロドラックとは、
「投与された後、体内で徐々に有効成分へと
変化する前駆物質」を意味します。

UFTの場合、主成分であるテガフールが、
肝臓の酵素によって体内でゆっくりと
有効成分の5-FUに変化します。
こうすることで、直接5-FUを投与するよりも長時間、
作用が持続するのです。
さらにUFTでは、5-FUが体内で
分解されるのを防ぐ薬剤(ウラシル)
も配合されています。

こうした改良によって5-FU本来の効果が
高められた薬剤、それがUFTなのです。
飲み薬ですから職場や自宅などでも服薬でき、
QOL(生活の質)を落とさずに治療できるのも利点です。


■UFTを用いた術後補助療法(6つの臨床試験を統合)における生存率
UFTを用いた術後補助療法(6つの臨床試験を統合)における生存率
両者を比較したところ、「5年生存率が、
手術のみでは77.2パーセントだったのに対し、
手術後UFT投与では81.8パーセントに向上」、
さらに「7年生存率が、手術のみでは69.5パーセントだったのに対し、
手術後UFT投与では76.5パーセントに向上」することが判明しました。


治療上、知っておくべきこと
UFTは、成長の早い細胞にダメージを与えるよう作られています。
従って、がん細胞以外にも、胃腸の粘膜細胞や
血液を作る骨髄細胞など成長の早い正常細胞へ
ダメージを与えてしまう可能性があり注意を要します。

これに関連した副作用は、
服用を始めてからおよそ2カ月の間に現れることが
比較的多いようです。
のどの痛み、発熱、出血、皮膚のあざ、
1日4回以上の下痢、口内炎、疲労感、黄疸等に
気づいた場合は、すみやかに担当医師に連絡をとってください。
また、血液検査でないとわからない副作用もありますから、
UFTを服用している間は定期的に、
とくに副作用が現れやすい2カ月間は
1カ月に1度以上の血液検査を受けましょう。
副作用が出たときには、
我慢せず担当医師に相談して、指示に従って下さい。
たいていの場合、服用をしばらく休んで副作用の軽減化を待ちます。
その間に、がんが進行すると心配される方もいますが、
薬を中断又は減量しないと体の状態がさらに悪化して、
それが原因で治療を長期間中止することにもなりかねません。
副作用が軽いうちに担当医師と相談し、
体調が回復した後に治療を再開するほうが、
長い目で見たときには治療効果があがることもあります。

がんサポートより引用

補助化学療法の説明

2019-02-01 16:37:37 | 日記
副作用は昨日書いたとおり
その他いろいろ詳しく
説明していただいた。

20年くらい前は大腸ガンは
抗がん剤は効かないと
言われていました。
今は良い薬が開発されて
効果が証明されたある薬が
いろいろあります
大腸ガン病期3では約3割の方に
再発や転移が見られる。
補助化学療法をすると再発や転移を
5%下げることができる。
こういう報告があります。
ただこれは抗がん剤治療をしたから
再発しなかったのかどうかは
わからないんです。
ただそういうデータはあると
これがそのまま当てはまるかというと
そうではないです
ガンと言っても一人一人違うんです
ただ再発や転移をすると、
もう治す事ができなくなります。
再発や転移があると言うことは
まだ目に見えない、画像に写らない
癌細胞が他にもあると言う事で
その時点で、ステージは4となり
根治治療から延命治療になります。
延命というのは言葉が悪いですが
生存期間をできるだけ延す治療
と言う事です。
それが1年の場合もあるし
5年、10年、20年の場合もある
ガンと付合っていくという事です。
ガンが小さい間は命に係わることは
ないんです。
大きくなって、臓器の本来の機能を
奪ったり、他の臓器を圧迫したり
体力を奪われたりするから
命に係わるんです。
再発や転移したとき
抗がん剤はガンを小さくする
大きくならないようにする
画像から消えることもあります。
これが目的と思ってください。

治療を頑張ると言っても
辛いのを我慢するという
意味ではありません
副作用は絶対に我慢しない事
副作用が酷い時は量を減らすとか
抑制する薬をのむとか
方法があります。
副作用は検査結果として
出てこないものが
あるので言ってもらわないと
対処できないんです。
絶対に我慢しないでください。
我慢して我慢して、
体力がなくなって
治療ができなくなると
ガンを押え込む事が
出来なくなってしまいます。
栄養をしっかり取って、
体力を落さない事を
心がけてください
適度な運動をして
筋肉量を保ってください
タンパク質を多く取ってください。
病院で治してもらうではなくて
自分で治すと思った方が
良いかもしれない。
体力維持が一番大事なので
そこは自分で診断してください
人の話を聞かないメモ取らない
そんな性格でも
さすがに真剣にメモを取りながら
聞きました。
走り書きのメモと記憶ですが
説明はこんな感じでした。

えっ!もうするの!

2019-01-31 11:21:13 | 日記
11月2日

腫瘍内科の先生は40才くらいの
なかなかの男前。
あっ!外科の先生もまあ男前ですよ。
そんな事は置いといて
補助化学療法の説明
UFTとユーゼルという薬を使うらしい
これは飲み薬で通院は不要
仕事をたびたび休めないと
退院時の説明で伝えた事から
配慮していただいたのか?
28日服用して7日休む
これを半年続けるらしい。
これで再発率が5%下がるという
臨床試験データがあるらしい。
手術後、早く始める方が良いので
来週から始めましょうと。
体力が戻ってからと聞いていたので
少しびっくり。
この後、副作用の説明他
いろいろと説明を受けた。

報告されている副作用は
下痢、嘔吐、食欲不振、口内炎
手足のしびれ、倦怠感
色素沈着(手足、顔、爪が黒くなる)
ひび割れ、水ぶくれ
貧血によるめまい、ふらつき
白血球減少による感染症
血小板減少による鼻出血、歯肉出血
肝機能障害

聞いただけで憂鬱になってくる。
説明していただいた事の他
自分でできる副作用への対処法とかが
書いてある説明書をもらい
来週、血液検査をもう一度行い
化学療法を始めるとの事
今まで白血球、血小板、肝機能に
異常が無いので大丈夫だろうけど
少し貧血があったので念のため
とのこと。
予約をいれてもらい
病院をあとにした。


血液検査結果

2019-01-29 12:54:42 | 日記
11月3日

血液検査の結果が
もう出てきていた。
結果は次回の検診の時と
ばかり思っていたので
少しびっくり。
先生に嫁さんが一緒に
聞きたいと言ってきてるので
いいですかと訪ねた。
もちろん良いですよと
快く承諾してもらい
結果を一緒に。
検査結果はほとんどの項目で
基準値内であったが
1項目だけ外れていた。
CEA
基準値5.0以内に対し10.2

先生談
CEAの値はいろんな要因で
高くなることがあるので
あまり気にする事は
ないですよ。
肝臓も大丈夫ですし
貧血もなし、白血球も正常
問題ないですね。
化学療法については
腫瘍内科の先生に詳しく
話しを聞いてください。
専門の先生なので
より詳しくわかりやすいと
思います。
今日は時間大丈夫ですか
時間取ってもらってるので
すぐ話しを聞くことが出来ます。
こんな話のあと
腫瘍内科の先生のもとへ。
補助化学療法を
受けることがわかっていて
先生の予定を開けてもらって
いたかのような
スムースな流れに
またまた感心してしまった。








青空が見えた。

2019-01-25 08:54:00 | 日記
11月1日

ガンになってから
何回泣いているだろう。
絶望とかそんな気持で
泣いているのではなく
病院では先生や看護師さんの
優しさや力強さ
信頼しています。
お願いします。
という気持。
これで涙が溢れてくる。
家では、嫁ちゃんの
思い、気持ち。
涙が出るなんて
本当になかったのに。
自分ではどうってことないと
思っているつもりでも
心の底では不安が
一杯なのかもしれない。

何より嫁ちゃんの気持ち
結婚してもうすぐ8年に
特別な事など何もしていない
誕生日にはおめでとうとは
言うけれど、プレゼントなど
したことがない。
結婚記念日も言われなければ
忘れてしまっている。
不妊治療の時も
本当は嫌だった。
仕方なくつきあった感じ。
病院へ行くのなんて
当り前の事やのに
なのに
こんなにも思っていて
くれていたなんて。

ガンになったって
弱気になって
抗がん剤怖がって
何してるんや

いろんな方のブログを読んで
自分よりもっと大変な方が
いっぱいいらっしゃるのに。

何より
かけがえのない
大切な人がいるのに
必要とされてるのに

頭の中にあった
雲がなくなり
青空が。
そんな気分になった。