試しにTOEICを受験
授業も落ち着いてきたので、試しに6年ぶりにTOEICを受けて見ました。
背景
なぜTOEFLではなくTOEICか?正直、精神的・金銭的にTOEICの方が楽ですし、単純にTOEFLの最高点を短期間で更新できる自信がないという残念な動機です。 前々回のTOEICは2014年の冬だったと思います。当時の英語力からするとミラクルで745を取得でき、希望していた海外勤務実現を大きく後押ししてくれました。 その後、1年インドにて駐在し、メキシコで少し駐在した後の2014年10月に785を取得しています。1年間、英語で業務をした割にはあまり伸びていませんでした。 今回は海外の大学院でしかも英語で1年半ほど講義やグループワークをこなしてきたので、実力でなんとかなるだろうと思い、今回の準備期間は約3週間のみでした。
SpainでのTOEIC申し込み方法
以下のリンクから申し込みできます。日本TOEICのサイトから申し込めないので注意が必要です。ListeningとReadingだけですが、129€とかなり高めの受験料設定となっています。ここからTOEFLも申し込みできます。
https://capman.es/es/examenes-toeic
私はGUIUという語学学校を選びました。日本と違って2週間前でも申し込み可能です。
試験対策
使ったテキストは以下の2冊です。
TOEIC L&Rテスト990点攻略
Amazonのレビューにある通り、本番よりもかなり難しいです。あまり時間がなかったので問題を一通り解いて、模試までなんとか到達できました。模試は690点とかなり厳しめの結果でした。
TOEIC公式問題集5
時間がなく、前日に模擬試験を1回分だけやりました。結果は835-935のレンジ内(正答率リスニング98%、リーディング88%)という結果になりました。もともとわかってましたが、Part5の文法問題が鬼門でリーディングはほとんどここで間違えています。これも1時間くらい間違った問題を見直しする程度の時間しかありませんでした。
結局授業の課題等が意外と多くて30〜40時間くらいしか勉強できなかったです。
本番当日
会場はバルセロナ市内の語学学校です。正直、試験会場で言えば日本は非常に恵まれています。メキシコ、スペインでTOEFL、TOEIC、DELE、SIELEを受けて来ましたが、いい思い出はほぼないです。
あげればキリがありませんが、まず騒音は当たり前です。場所によってはビルの前をトラックが通っただけで会場が揺れたこともあります。メキシコでTOEICを受けたときはなんとCDが全く違う回のもので私が指摘してようやく正しいものに変えてもらえました。いい加減すぎ。結局、その時の結果は書類の不備ということで採点されず、2時間をドブに捨てました(返金はしてもらいました)。
ということで今回も全く期待せずに行きましたが、予想通りの結果となりました。まず机が椅子と一体型のため、非常に小さいです。問題用紙と解答用紙を重ねないと置けません。スピーカーも何故か急に音量が大きくなったり、外から工事音が聞こえてリスニング音をかき消したり、携帯のアラームが鳴りだしたりと最悪でした。それでもこう言った環境になれているためか、他の受験生達は文句も言わずに黙々と問題を解いていました。私も本当の実力が試されているとポジティブに考えて、集中力を切らさずに問題を解いていき、何とか五分前に終わりました。
正直、この環境で受験料129€は高すぎですね。私が受けた時は5人くらいしかいなかったのでこれくらいの料金を取らないと成り立たないんでしょうが、どうにかならないものでしょうか。
結果
スコアは一週間後にWEBで確認できます。ここだけは海外TOEICのいいところでしょう。肝心の結果は、865点(L:445, R:420)というちょっと個人的には期待外れなスコアでした。過去にTOEFLでC1レベル(TOEFL95以上)を何度も取得しているので簡単に900点台を取れると思っていましたが、そんなうまくいきませんでした(下記リンクによるとTOEICのC1レベルは945点)。
劣悪な環境の中でほぼ何もやっていない割には良い結果と思うべきか、海外MBAを卒業見込みでこのレベルかと思うべきか。
確実に言えることはここ数年で間違えなく英語力は伸びているということでしょう。リスニングはほぼ何を言っているかわかりますし、リーディングも時間内に終えられるようになりました。今後またTOEICやTOEFLを受けるかわかりませんが、英語の勉強は引き続き続けていきたいと思います。
以上