シルク出資5歳馬でキタサンブラックの初年度産駒インディゴブラック、障害転向後6戦目のレースを終えて最新の近況が公開されました。
早速確認してみましょう。
インディゴブラック

5歳セン馬 中央5勝(平地3勝+障害2勝)
キタサンブラック×カーニバルダクス
(カーニバルダクスの19)
ノーザンファーム産
関西)奥村豊厩舎
キタサンブラック初年度産駒!
2021年度追加募集馬!
出資馬初の中央重賞出走馬!(2022年レパードS)
出資馬初の障害競走出走&勝利馬!
シルク出資馬初のオープン競走勝ち馬!
2025.03.19 更新情報
在厩場所
栗東トレセン
奥村豊調教師コメント
「先週にしっかり負荷を掛けて時計を出していることと、20日に中山競馬場へ向けて移動させることになりましたので、19日の追い切りはCWコースで4ハロンから馬なりで時計を出しました。
息の感じと反応を確認する程度でしたが、騎乗した小坂忠士騎手は
『先週の段階である程度仕上がっているなと感じていたので、後は息がどれだけできているか確認しましたが、最後まで余力十分でしたし、息の戻りも早かったです。
馬の雰囲気はとても良いですし、レースが楽しみです』
とのことでした。
中山の障害コースは経験済みなので心配していませんが、あえて課題を挙げるとすれば最後の直線が芝コースなので、上手く対応してくれるかがカギになりそうです。
ただ、近走は安定して走ってくれていますし、良いコンディションで競馬に向かうことができそうなので、ここでどれだけの走りを見せてくれるのか、楽しみにしています。
万全を期すため、前日にスクーリングを行う予定です」
2025.03.22 レース結果
3月22日(土) 中山8R ペガサスジャンプステークス 国際 芝3350m 小坂忠士(60.0kg) 12着 3人気
小坂忠士騎手コメント
「1個目、2個目の障害飛越の際のスピードの乗り方を考えると、やはり行ってこその馬かなと思って先手を取る競馬を選択しました。
スッとスピードに乗せた後はこの先を見据えて、あまり抑え込み過ぎないペースで運びましたが、それを考えても今日は少し脆さが目立ってしまいました。
そして、今日だけの問題なのかどうかは分からないですが、飛越は今までで一番良くありませんでした。
元々左トモに緩さのある馬なのですが、今日はそれがモロに出てしまい、全ての障害において右後肢の蹴りだけで飛んでいるのかなと感じる程外側に向けて斜めに飛んでしまっていました。
実際に騎乗していた身としては外から見ている以上に飛越が上手くいっていないと感じていましたし、サポートしながらレースを進めていたのですが、今日は酷い競馬になってしまい申し訳ない気持ちで一杯です。
雰囲気はいつも通りでしたし、状態が悪い訳でも無かっただけに、原因を掴み切れていないのが正直なところです。
これまでは一つ一つのことをとても気に掛けて、段階を踏んで進めてきたから上手く結果が出ていたのかもしれませんし、ポテンシャルが高いだけにこちらが求め過ぎてしまった可能性もあります。
また奥村豊調教師とも相談しながら、この馬がしっかりと力を発揮出来るように取り組んでいければと思います」
クロキリの一言
4歳春までにダートの1900‐2400mで平地3勝を挙げましたがその後伸び悩み、2023年年末にはこの状況を打開すべく去勢手術をうけ、更に6月には障害転向となりましたインディゴブラック。
平地でのスピードと勝負根性を武器に2戦目で勝ち星を挙げると、障害転向後4戦目となった前走12月14日にはオープン競走を初勝利。
通算5勝目となり、私のシルク出資馬最多勝記録を更新し続けてくれています。
レース後には右トモに傷ができていたようですがそれも大事には至らず無事回復した様子。良かったですね。
前向きすぎるくらい前向きなテンション面も健在で在厩で続戦へ。
開幕二日目の中山で2025年の初出走を迎えました。
まずまずのスタートからスッとスピードに乗って勢いよく先頭へ立つと、終始レースを引っ張りましたがそこからは流石オープンクラス。
直線で内と外から1頭ずつに交わされ、よく粘ってくれましたが僅差の3着でゴールとなっています。
惜しかったですね。
レース後は放牧に出されリフレッシュと調整の期間をすごし、先月末トレセンに帰厩。
良い雰囲気で調整されていることが伝わってきて、レースに向けて期待が高まっていましたが…
ゲートの出はいつも通り遅れると言うほどでは無いもののトップクラスというほどでも無いタイミング。
そこから加速して先頭に出ていくところも見慣れた光景でしたが、今回はそこからがちょっと厳しかったですね。
小坂騎手も飛越のことについてより詳しく言及されていますが、素人目にも危なっかしさがはっきりわかるような跳び方になっているところもいくつかあり、また直線はダートの方が合っていそうだなぁという様子も見せつつ、障害転向後初の二桁着順でのゴールとなってしまいました。
安定して好成績を残してきているところだっただけに残念ですが、まぁ平地時代にはこの浮き沈みがデフォルトだった馬ですからね。
この次に嘘みたいに好走することも普通にあり得るのがインディゴブラックだと思いますので、次走以降も全力応援していきたいと思います。
とりあえずお疲れさまインディゴブラック!
次回更新も楽しみです。
※画像・コメントはシルクHC様ホームページより。
許可をいただき掲載しております。