Second Lifeの2020年を振り返る

 

今年2020年のSecond LifeのRoadMapって覚えてる?特に文章で明示されずに動画で述べられただけだったように思いますが、まだこの時は新型コロナウイルスの驚異とか、さほど意識してなかったですね。

外的な要素は色々とありますが
2020年ロードマップとして述べられていたことが
実績としてどうなったか順に見ていきます。

■SansarのプランB
Second Lifeとは違う世界ではあるけれど、次期のプラットフォームとして注目されていました。が、結果として2020年にSansarは開発要員と共に売却となり、SecondLife内のあちこちにあった"Sansar"の字句は綺麗に消されてしまいました。(規約の中や、専用のフォーラムなど)

ホスティングの全てをクラウドに移行
Webサービスやテクスチャーサービスなどは以前からクラウドに移行済みでしたがSIMサーバーなどSecondLifeのシステムそのものをクラウドに移行すると言う計画です。これは晩秋頃に順次実現されたので記憶に新しいことでしょう。クラウドに移行することでネックになっていた新規のSIMが払い出せない(=SIMを買うことが出来ない)問題が解決したことが大きな収穫です。

モバイル版のクライアントの提供
既にiOS用として内部版が出来ているとのことでしたが、残念ながら2020年リリースには至らなかったようです。

プレミアム・プラスという付加価値のサービス提供
要するにプレミアム・アカウントの人だけが受けられるという追加のサービスのことのようですが、いまのところ2020年ではアバターの名前変更権利(アカウント名の変更)がプレミアム前提のサービスとして提供されています。今後もプレミアム専用サービスが増えるのかな?

マーケットプレイスの利便性向上
とりあえず2020年ではガチャ品のカテゴリーが増えて、フィルターとしてコピー不可品、DEMO品は除くという選択が可能になったぐらいで、あまり使い勝手が良くなったとは思えないですね。

全体的なパフォーマンスの向上
体感できるような事柄だとSIM間での乗り物などの物理移動がスムーズになった(落ちにくくなった)というのがあります。しかし先のクラウド移行と相まってテレポートが失敗しやすいとか新たな課題が色々と出て来ています。

名前の変更(アカウントのラストネーム復活)
これは前年(2019)から出来るようにすると言いつつ延び延びで、ようやく2020年に有料で対応できるようになりました。しかし、当初に「変更可能な名前の候補は逐次入れ換えていく」とされていましたが、実績としては変更可能対象一覧が入れ替わったのは1回だけです。

Environment Enhancement Project (EEP)の実装
SecondLife公式版のParcel-WindLightと思っていたのですが、単純に定数で設定するのでなくアクティブにスクリプトから弄れるようにしてしまうという凝った内容に成長し、公式のビュワーに搭載されました。WindLightの場合は設定内容を記したものをビュワー側に持たせていましたがEEPはサーバー側(各自のインベントリー)に収容するという仕組みになっています。

土地関連の価格見直し
価格そのものは変化が無いようですがTransferコストが600USD→300USDに下がったとか・・・。SIM持ちになったことがないので、良く分からないです😅😅


- RoadMapになかった出来事 -
★Blocksworldのサービス終了(およびsteamでの提供終了)
★Linden Labそのものの投資家グループによる買収
★TiliaのサービスをSecondLife以外のゲームタイトルに提供
★先払にて同額でmore1年な年次契約プレミアムの漏れ枠救済

今年は新型コロナウイルスの蔓延と次期米国大統領選挙という大きな影響があるので、そんな時期でもほぼ計画したことは実現している、Linden凄い!と賞賛したいです。

2020/12/22

Posted by まゆみ.H
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