【#1】絵の描けないエンジニアが理想のキャラを手に入れるまで ~準備編~
この記事はシリーズものとして何個かにわかれた記事で連載していきます。
やっぱオリジナルキャラクターほしい!!!
エンジニアの皆さん! いきなりですが、オリジナルキャラクター欲しくないですか?ほしいですよね? ゲームアセットで配られているキャラクターや、著作権的にOKなイラストを見ていて思うのは「やっぱオリジナルで看板キャラみたいなのが欲しい」という思いです。
絵心無い人がここにいた
しかし、残念なことに私には絵心がありません。ドラえもんを描くとこんな感じにグニャグニャです
絵が描けないけど、自分のオリジナルキャラクターであわよくばゲームを作りたい。 エンジニアがそう考えるのは、赤子がいずれ歩き出すのと同じぐらい当たり前のことだと思います。
だったら、外注すればいい!
ということで、今回は特別企画として私が実際に外注をしてキャラクターを手に入れるまでをまとめていきます。 トップに出ている金髪の可愛い子も実は今回私が依頼して作ってもらったオリジナルキャラクターなのです! 実際の流れを共有することで外注に興味のあるエンジニアの方に、ゲームを作る上での可能性を広げる体験談として共有できれば嬉しいと考えています。
キャラのイメージを考える
まずは頭の中にあるキャラクターのイメージを固めましょう。 私はMMORPGでは必ずエルフを選ぶほど、エルフには定評のあるプレイヤーでしたので今回はエルフ耳を重要な要素の1つとします。さて、それ以外はどうしたら…と頭をひねります。
絵が描けない人が他人にキャラ制作を頼むなら、資料が命!
エンジニア的に言えば、仕様書が無いのにプログラムは組めませんよね?(でも組むハメになることが多いんだけど…😨) いわばキャラクターの仕様書を作らねばなりません。文字だけの仕様書よりも画面イメージがついた仕様書のほうが絶対良いですよね。
ということで、ぜひGoogle画像検索や、Pinterestなどを使ってイメージを探してみましょう。良いと思ったのは保存して資料として出せるように準備しておきましょう! 「このキャラのこの要素」「このキャラのこの顔」「こっちのキャラの髪型」とパーツパーツでも良いので資料が出せたほうが絶対に良いと思います。(たぶん)
ここで私は2つの大きな要素を決めました。
悪魔っ娘
むかし遊んだグローランサーで、感情豊かな人工精霊(妖精みたいなの)のティピちゃんが好きだったんです。 表情豊かで無口系主人公の進行をアシストするべくいろんな感情をぶつけてくれる良いマスコットでした。
私もこういったマスコット的なキャラクターがほしい!と思ったので、ティピちゃんをベースに少し系統を変えて悪魔っ娘というより悪っぽい印象のあるキャラクターにしようとベースを決定しました。(ピクシーとかが近いのかな?) なので、角が生えていて翼と尻尾もあるという悪魔らしい女の子というベース設定が決定しました。
いたずらっ気
ベースが決まってあとは性格を載せれば方向性が定まります。 せっかく悪魔というベースがきまったので、表情豊か+いたずら心満載の「悪ガキ」みたいな性格を要素として決めました。
キャラクターのイメージが決まった!
色々考えてキャラクターのイメージが固まってきました。
- エルフ耳
- 悪魔娘(角、翼、尻尾あり)
- いたずらっ気強め(悪ガキ)
うーん…絶対にかわいいぞ…
みなさんもキャラクターのイメージは固まってきましたか?どうですか? 猫耳クール剣士、碧眼の飲んだくれ侍おじさん、金髪ドリルツインテールのお嬢様、邪気眼をまとった好青年・・・? 色々あると思います。
ただし、このキャラクターは絵の描けない私の頭の中にしか存在していません。 これを実際に絵に起こしてもらうにはなんとかして相手に伝えなければなりません。
そこで役立つのがキャラクターのイメージを固めるときに集めていた画像です。これらをひとまとめにして資料用画像を作っておきましょう。 文章と共に渡す補助的な資料として役立ちます。衣装や髪型など特徴的なものがあるならなおさら参考になるものは用意しておきましょう。
私が用意した資料はこんな感じでたくさんの画像を資料として準備しました! その中から必用なものをピックアップしてデザイナーの方に送る資料としました。
ベースキャライメージ
悪魔娘っぽいベースのキャラクター画像を見つけて、「こういう体型で翼と尻尾があるキャラ」と伝えるための資料を1枚用意
角イメージ
今回は角もつけたかったので、巻角のキャラクターの頭部画像を資料として1枚用意
髪型イメージ
1枚、ほぼクリティカルに正解なイメージ画像があったのでそれを用意
衣装イメージ
どういった服装にするかのイメージ資料。2パターンあったので2枚用意。
あとは依頼へ進むだけ!
さぁ、気分が高まってきました。 頭に漠然と浮かんできたオリジナルキャラクターのイメージを固めて、どんなゲームにするかを想像していきます。 キャラクターをベースにゲームの案を考えてみるのも良いですね😊
次の記事では実際にどう依頼を進めていったのかを書いていきたいと思います!