日本の史実と世界史

日本人に大切な史実の理解。

戦後最悪の危機かもしれない、武漢肺炎の混乱。

2020-05-18 | 日記

 全世界に武漢肺炎のウィルスを撒き散らし、多大な迷惑を及ぼしている国がある。71年の歴史を4000年とか?5000年とか?大袈裟に長い歴史があると嘯く中國だ。


【補足をすれば】国家の王朝とは、その血統がどの民族(部族)が覇者であるかで決まる。清朝は女真族の王朝であり漢人の王朝ではない。元朝も他民族のモンゴル人の王朝である。 付言すれば、漢人という民族的な部族なども存在しない。歴史的に正確な漢人の解釈は、漢字を経済交流に扱えた混血民族が、特権的な階級になった集団のことを指す。


共産党総書記・習近平は、仄聞によれば(2019年)昨年11月中旬に、武漢でウィルス性肺炎が発生した報を受けてその情報の隠蔽を図り、旧正月の華人旅行客を周辺国に解き放ち、現下の全世界的パンデミックを引き起こした。


5ヶ月余りが経過する中、世界各国が自国のパンデミック収束に手を焼いていることへつけ込み、軍事威嚇、輸出制限、領土紛争を世界全方位に向けて仕掛けている。G7・ASEAN・東欧・インド・オーストラリア・アフリカと、ほぼ全世界と言って良い国々にだ。


支那大陸周辺では、インド国境での衝突事件、台湾への係争、ベトナム・フィリピン沖の南シナ海諸島の係争、香港のデモ弾圧、日本では尖閣領海内で日本邦人漁船への威嚇、米中貿易係争、数え上げるにキリがないほど、ウィルス禍に乗じて数々の紛争を仕掛けている。


全世界を相手に事を構える様を、大東亜戦争当時の軍部に例える意見を聞くが、実態は異なると考える。


当時の、日本軍軍部は、外国からの侵略を退ける上で自制的であったが、政府やマスメディアに浸透した共産主義者の煽動に、中枢部の政治家・官僚・民衆が踊らされた。 近衛首相が2回に渡って運営した戦前の政府は、現場が具申する重要情報を、係争が悪化する方向へ誘導した挙句に逃げ場を見失わせた果てに政権を放り出して戦端を開いた。 詰め腹を切らされた戦時下の東條首相は、軍事裁判というリンチによって絞首刑に処された。


※ 参照文献「近衛文麿 野望と挫折/林千勝:著」


戦後直後に、GHQにまんまと思想誘導をされた「団塊の世代」は、50年代〜60年代の2度に渡り、学生運動というテロ行為に明け暮れた。 団塊世代は、メディアの赤化扇動に煽られたと目され、日米安保条約の条文を 満足に読みもせず、大学紛争という形で政治プロパガンダに加担した。


今でも、地上波メディアから煽られる扇情的な言説に、団塊の世代や反日メディアと芸能人が踊らされて政府批判を繰り返している。


健全な、行政批判・政府批判・政党批判は、大いに結構だと考える立場ではあるが、 愚かな老人や、国家解体に加担する反日分子は危うさこの上ない。


過去の日本から話を戻すと、現在中國は、世界各国へ進んで係争を仕向けている。ベトナム漁船の事件経緯からも判るように明らかに意図的だ。


日本的な温い性善説だと、自らが引き起こしたパンデミック禍の最中に、他国に係争を仕掛けるなど罷り間違っても考え得ないが、21世紀に於いても古代の蛮世を生きる彼の国は、どこ吹く風だ。


事の発端は、習近平の毛沢東礼賛による拡張主義と、隠蔽による処が大であろう。 しかし、機に乗ずる拡張主義の動きは、習近平の判断だけが理由と考えられない部分を感じる。 彼の気性を見るに、権威を傘に着るが、人一倍臆病な所がある。 「武漢肺炎」発生直後の差配はNo.2の李克強に任せ、自らは現地に赴かなかった。任された李克強は現地入りの際マスク姿の出立で多数の群衆に囲まれ人民を慰労した。


数ヶ月後、習近平は武漢へ訪れた際、周りに人を寄せ付けつけず、ひとりパイプ椅子に腰掛ける様がネット上に流れた。両者の姿を比べると、彼の臆病さが際立つ。


そのような、権威を傘に着る臆病者が、全世界に向けて自国原因のパンデミック騒動の最中に、威嚇を繰り返すことを選ぶだろうか?甚だ疑問に思う。


共産党は、その思想背景から常に過酷な権力闘争が繰り広げられる。支那大陸の民族は押し並べて「宗族」という血族血脈を重んじる文化傾向が強く、これが他部族との軋轢を生み出す。権力組織の中でも同様の力学が働く。


事の発端は、習近平の隠蔽から始まったことだとして、ここまで広く周辺国と事を構える動きは、習近平の追い落としを目論む内部抗争の延長と考えても一定の意図を解釈できる。
動機として、習近平の追い落としを狙う各派が、係争の悪化による経済・軍事・人心荒廃による騒乱を誘発し、その責任を習近平に押しつける事で追い落としを目論んでいるとしたらどうだろう。
孫子の国の宰相に知恵があれば、事の発端が自国にある時、周辺国全てに喧嘩を売るのは無勢である事は自明だ。


今や、親中であったドイツやフランスまでも中共の批判に転じた、米一国と事を構えるだけでも明らかに死活を別つのに、小国も含む周辺国のみならず親派であった先進国にも反感を買う状況だ。最早、嫌中反中の気運は最悪である。この状況で覇権を握れると思う方がどうかしている。


地上波メディアでは伝わらないが、米ニューヨーク沖近海に大型ミサイル「長征5B」が着弾したとも仄聞する。これが本当であれば、外国への干渉は抜き差しならない処までエスカレートしている。


幾ら13億の人口を誇るとて、周辺国から全方位で反感を買えば明らかに劣勢だ。


「指桑罵槐」の習俗なので、よくよく注意を払わなければ、我が日本も奈落の底に引き摺り込まれかねない。


SNS時代となり世代の異なる人の私的な信条をよく見かけるようになったが、団塊の世代と思しき方々の行政府批判は、見事なまでに国防の意識が抜け落ちていると感じる。


雲行きによっては、戦端が開かれてもおかしく無い情勢の中で、感情的な文句ばかりが聴こえてくる。人権を守れ、男女平等を守れ、私の劇団の赤字を補てんせよ!などと喧しいが、明らかに中國(他国)からの侵略行為が活発化しているにも拘らず、昼日中から、行政府の揚げ足ばかりを取り、武漢肺炎の防疫施策を、罹患者数を大げさに伝えて不安ばかり煽るワイドショー。


武力侵攻や、島嶼侵略されそうな気配が濃厚なのに、侵略されれば人権や男女平等のスローガンなど消し飛んでしまうのに。挙句に劇団の赤字補填せよなどと騒ぐ声に耳を傾けるなど正気の沙汰ではない。地上波メディアに毒された老人や文化人を見ていると暗澹たる気分になる。


GHQの思想誘導が見事と笑ってばかりもいられない。
緊急事態の自粛によって国内の経済はガタガタだ、闇雲な政府批判ではなく全ての人々が、国民として自らが貢献出来る事を自発的に考えられなければ、戦後発展の果実を食いつぶし新たな焼け野原に放り出される。


戦時中の日本人の精神性、台湾と日本。

2020-02-04 | 日記

遡ること75年前、台湾は大日本帝国時代に我等の同胞であった。今、中共の支那武漢で
新型ウィルスによるパンデミックが発生している。終息はいつになるのか?
2020年1月30日 安倍総理は防疫の観点から、台湾のWHO参加を支持する立場を表明した。
蔡総統は感謝を表明した。

同じく同胞であった朝鮮人は、反日を国是とする文政権が国家をあげて日本を貶めている。

この違いは何か、戦後の歪曲された史実検閲のアジア世界にあって、親日的な意識の台湾
人は、日本を愛する我等に取って大切な盟友である。

当時の日本人や終戦後の帝国軍人は、台湾の戦後にも大きく関わり様々な逸話を残した。
台湾は大東亜戦争後に複雑な歴史を歩む。台湾人がなぜ親日なのかを知るために、戦中
の大日本帝国軍人・一般国民の振舞いを紐解こう。


国共内戦(国民党vs共産党)

支那大陸で熾烈な内戦が繰り広げられていた。
中華民国=国民党(蔣介石)が支那を統一するか?共産党(毛沢東)が覇を獲るか?
国民党は、米露から武器を供与された共産党軍に対して劣勢となり、大陸から一時
撤退し台湾で軍政を敷いた。ロシア共産党と米国の支援に翻弄された。



飛虎将軍廟/杉浦茂峰

杉浦茂峰兵曹長は大東亜戦争中、台湾沖航空戦を戦い戦死した。
散華当時21歳/茨城県水戸市出身。

台南の村の頭上で米軍機と交戦の末に敢無く撃墜。落下の時、機体からの脱出を
遅らせ村の民家上空を避けた。周辺の畑上空で落下傘で脱出したが敵機の機銃掃射で
息絶えた。

終戦後複数の人が夢枕に立つ英霊の夢を見た。村への墜落を避け村民を守ってくれた
兵士と知った彼らは、杉浦兵曹長の死を悼み、守護神として飛虎将軍廟に杉浦を祀った。

2016年9月21日 飛虎将軍の御神像は、72年の時を経て水戸市に里帰りした。台湾人の
手で遥々日本にやって来た。雨模様の中慰霊の祭祀が始まると不思議と雨が小降りと
なり式が滞りなく行われたと言う。今上陛下のご譲位の際、激しい雨がパタリと止み
晴れ間と共に虹が架った。神道の祭祀には不思議な出来事が起こる。



戒厳令下の圧政

国民党の戒厳令下、軍政の圧迫は38年間続いた。
日本の統治時代と、外省漢人による国民党の統治を比べて「犬去って、豚来る。」と
揶揄されている。日本人はワンワンと決まりに煩くわずらわしかったが、外省人は
満足に国家も護らず金に卑しく飽食の限りを尽くすことを本島人は嘆いたのである。

台湾は大戦後の国際政治の綱引きによって、国連への参加を許されず中国の一部と
誤解されて久しい。しかし、清朝は化外の地として台湾を統治した史実はない。
台湾は風土病が多くペスト・マラリヤ・腸チフスなどが蔓延し漢人は忌み嫌う地で
あった。




金門島の戦い/根本博 中将

根本博(支那別名:林保源) 渡台当時58歳 享年74歳

1949年10月、金門島の戦い/古寧頭戦役は、毛沢東の共産党が中華人民共和国の建
国の威勢を駆って台湾侵略に踏み込んだ戦いである。

国民党は共産党軍の侵攻に追い詰められ、窮した蒋介石は密使を日本に送り、要請を
受けた根本中将は渡台する。根本中将はなぜ蒋介石を助け軍事顧問となったのか。

1945年8月、停戦のドサクサに、ロシアが内モンゴルに攻め寄せた。内モンゴルの
司令官であった根本中将は、邦人退避を指揮するが、4万人の市民と35万人の将兵の
帰還は困難を極めた。その時の蒋介石の計らいによって、鉄道で大量の邦人避難民を
移送し本土へ帰還させられた。

1949年6月、邦人復員の時の計らいに恩義を感じていた根本は、その恩に報いるべく
釣竿一本を携えて敗戦に混乱する日本から台湾まで漁船で密航した。

国民党軍の作戦参謀に加わった根本は「林保源」と名乗り、金門島戦を指揮した。
「戦神」と恐れられた抜群の戦さ勘で、国民党軍を動かし島民の被害を最小限に抑え、
共産党軍を敗走させた。この戦いが今の台湾の領地を形作った。

GHQの占領下の日本では、帝国軍人が他国で軍事顧問をしていることは伏せられた
ようだ。根本も帰国後、戦いについての一切を語らず74歳の生涯を閉じた。



228事件/坂井徳章 弁護士

坂井徳章/湯徳章 日本人の父と台湾人の母を持つ日本国民。
徳章は、幼い頃に父が他界、女手ひとつで育てられた。

228事件とは、日本統治から離れた台湾で、蒋介石の国民党軍ら外省人によって
留用日本人/役人や台湾人エリートが謀殺虐殺された事件である。

弁護士であった徳章は、この事件で打倒国民党と血気流行る若者を諭し武器を降ろ
させた。彼は国民党の追及から若者を護る為に自らの命を銃口の前に差し出した。

日台のハーフであった徳章は、外省人から「決起の主謀者を教えろ」と、度重なる
拷問でも絶対に口を割らなかった。

銃殺の刹那も、緊縛や目隠しを自ら拒否してこう言った。

台湾語で、

「私に目隠しをする必要も、木に縛る必要もない。
なぜなら、私には大和魂の血が流れているからだ!」
「もしも誰かに罪があるならば、それは私一人で充分だ!」
と叫び。

最期に日本語で、

「台湾人バンザーイ!」と叫んだ。


そして、無辜の市民に降りかかる危機を一身に引き受けて銃弾の前に倒れた。

日台のハーフが、日本市民として生きた時代、弾圧され市民に降りかかる無実の罪を
一身に背負って命を投げ出す矜持。坂井徳章は誰よりも誉れ高き日本男児である。

彼らの奮闘は涙を堪えないと語れない。



本当の大和魂とは

若干二十歳の杉浦兵曹長が、日本国であった台湾で死力を尽くして戦ったこと、
撃墜されてもなお人を慮る心根。敗戦の混乱の中でも恩義を返すために台湾に
向かった根本中将。日台のハーフである弁護士坂井が、台湾同胞を一命を掛けて
守ったことなど、当時の日本人同胞の愛国心が如何に自己の犠牲を省みなかった
かが判る。

日本は、高度成長の果実を喰い潰し「団塊の世代」は愈々社会からリタイアし
始めている「日米安保条約」の条文も知らずに学生運動に明け暮れ、個人主義を
謳歌し、高度成長の果てにバブルに喘いだ後、長引く不況を脱せないでいる。

国益という背骨があった戦中世代は、個人の事しか考えない我等の国をどう
思うのだろう。今の我等は英霊に見放されていはしまいか。

帝国軍人の自己犠牲や同胞を愛した彼らの行動が、今の台湾人の心に残り語り
継がれている。彼らは日本を愛してくれている。しかし、その気持ちに今の我々の
行動が如何程か貢献をしているのだろうか。


曇った眼を晴らす本。拗れた意識を整える書籍リスト。

2019-12-30 | 日記
2019年の年の瀬、東アジア周辺に不穏な動きが相次いだ一年でした。
以下のリストは、捻じ曲がった日本理解を紐解くのに参考になる書籍です。
師走から新年のお休みの間、知的探求のお供にしては如何でしょうか。


1, 超訳 韓非子 善をなすために悪を知る|中島孝志,三笠書房

2, ズバリ図解 孫子の兵法|安恒理,ぶんか社文庫

3, 新訂 孫子|金谷治 訳注,岩波文庫

4, 孫子・勝つために何をすべきか|谷沢永一/渡部昇一,PHP文庫

5, 諸葛孔明|立間祥介,岩波新書

6, 三国志 勝つ条件 敗れる理由|加来耕三,実業之日本社

7, 「韓非子」を見よ!|守屋洋,三笠書房

8, 使える!「孫子の兵法」|齋藤孝,PHP新書

9, 孔子の教え一日一言|孔健,PHP研究所

10, 三国志 将の名言 参謀の名言|守屋洋,青春出版社


11, 孟嘗君と戦国時代|宮城谷昌光,中公新書

12, 「孫子」を読む|浅野祐一,講談社現代文庫

13, 孫子に学ぶ12章|守屋洋,角川新書

14, 韓非子|冨谷至,中公新書

15, カラー版写真紀行 三国志の風景|小松健一,岩波新書

16, なぜアメリカは、対日戦争を仕掛けたのか|加瀬英明/ヘンリーSストークス,祥伝社

17, 日本人の知らない日米関係の正体|八幡和郎,SB新書

18, 英国人記者が見た 連合国戦勝史観の虚妄|ヘンリーSストークス,祥伝社

19, 乃木希典と日露戦争の真実|桑原嶽,PHP新書

20, 経済で読み解く大東亜戦争|上念司,kkベストセラーズ


21, 日本の軍事力 自衛隊の本当の実力|中村秀樹,ベスト新書

22, なぜ日本だけが中国の呪縛から逃れられたのか|石平,PHP新書

23, ルーズベルトの開戦責任|ハミルトン・フィッシュ,草思社文庫

24, 中国の越えがたい「9つの壁」|沈才彬,角川新書

25, スノーデン 日本への警告|エドワードスノーデン他,集英社新書

26, 新版 パール判事の日本無罪論|田中正明,小学館新書

27, コミンテルンの謀略と日本の敗戦|江崎道朗,PHP新書

28, なぜ中韓はいつまでも日本のようになれないのか|石平,KADOKAWA

29, 日本人が教えたい新しい世界史|宮脇淳子,徳間書店

30, 中国4.0 暴発する中華帝国|エドワード・ルトワック,文藝春秋


31, 智謀の一族 真田三代|三池純正,洋泉社

32, 帝国憲法の真実|倉山満,扶桑社新書

33, 嘘だらけの日米近現代史|倉山満,扶桑社新書

34, 嘘だらけの日中近現代史|倉山満,扶桑社新書

35, 嘘だらけの日英近現代史|倉山満,扶桑社新書

36, 世界史とつなげて学べ 超日本史|茂木誠,KADOKAWA

37, 資本主義の終焉と歴史の危機|水野和夫,集英社新書

38, 自滅するアメリカ帝国 日本よ、自立せよ|伊藤貫,文藝春秋

39, 中国の核戦力に日本は屈服する|伊藤貫,小学館101新書

40, 中国は腹の底で日本をどう思っているのか|富坂聰,PHP新書


41, 困った隣人韓国の急所|井沢元彦/呉善花,祥伝社

42, イスラムの人はなぜ日本を尊敬するのか|宮田律,新潮新書

43, 下から目線で読む「孫子」|山田史生,ちくま新書

44, 日米同盟vs.中国・北朝鮮|リチャードLアーミテージ/ジョセフSナイJr,文藝春秋

45, 日米対等|藤井厳喜,祥伝社

46, 国際法で読み解く世界史の真実|倉山満,PHP新書

47, アメリカの戦争責任|竹田恒泰,PHP新書

48, パックスチャイナ中華帝国の野望|近藤大介,講談社現代新書

49, 保守の真髄|西部邁,講談社現代新書


50, 世界一わかりやすい地政学の本|倉山満,ヒカルランド

51, 失敗の本質 日本軍の組織論的研究|戸部良一/鎌田伸一他,中公文庫

52, 大東亜戦争は日本が勝った|ヘンリーSストークス,ハート出版

53, マスコミより確かな習近平の言い分|孔健,三五館

54, こんなにも深い埼玉と韓国・朝鮮の歴史|江藤善章/小川滿 他,新幹社

55, 日米戦争を起こしたのは誰か|加瀬英明/藤井厳喜 他,勉誠出版

56, 人種戦争 ー レイス・ウォー ー|ジェラルド・ホーン,祥伝社

57, 戦争犯罪国はアメリカだった!|ヘンリーSストークス,ハート出版

58, 日本人が知らない満州国の真実|宮脇淳子,扶桑社新書

59, アメリカはいかにして日本を追い詰めたか|ジェフリー・レコード,草思社文庫

60, 日本人はなぜ日本のことを知らないのか|竹田恒泰,PHP新書


61, 日本人だけが知らない「本当の世界史」|倉山満,PHP文庫

62, 戦争の日本古代史|倉本一宏,講談社現代新書

63, 日本占領史1945-1952|福永文夫,中公新書

64, 戦争にチャンスを与えよ|エドワード・ルトワック,文藝春秋

65, おじいちゃんが孫に語る戦争|田原総一朗,講談社

66, 米中もし戦わば 戦争の地政学|ピーター・ナヴァロ,文藝春秋

67, 清朝の興亡と中華のゆくえ|岡本隆司,講談社

68, 教科書では教えてくれない イエス・キリストと神武天皇|茂木誠,ヒカルランド

69, 「日中戦争」は侵略ではなかった|黄文雄,ワック

70, 物語 ドイツの歴史|阿部謹也,中公新書


71, 日本国紀,百田尚樹|幻冬舎

72, 「日本国紀の副読本」|百田尚樹/有本香,産経新聞出版

73, 世界一わかりやすい地政学の本|倉山満,ヒカルランド

74, 日本人が教えたい新しい世界史|宮脇淳子,徳間書店

75, 英国人記者だからわかった日本が世界から尊敬されている本当の理由|ヘンリーSストークス,SBクリエイティブ

76, 日本と世界がわかる最強の日本史|八幡和郎,扶桑新書

77, 日本の誕生 皇室の日本人のルーツ|長浜浩明,WAC

78, 「民族」で読み解く世界史|宇山卓栄,日本実業出版

79, 近衛文麿 野望と挫折 |林千勝,WAC


80, 日米戦争を策謀したのは誰だ!|林千勝,WAC


来年は、健やかな一年でありますように。

メディアに騙されない為の戦後史理解とは。

2019-12-21 | 日記
敗戦から戦後日本の歴史は、大きく歪曲させらている。

日清戦争、日露戦争を経て第一次大戦まで、日本は覇権国であった。
しかし覇権国となったのは、欧州列強、イギリス/フランス/ポルトガル
/スペインなど加えてロシアらの植民地侵略に立ち向かった結果である。

清は日清戦争の後、台湾・遼東半島・膨湖諸島を日本へ割譲し、
清より租借していた満洲を、ロシアが日露戦争後に戦時賠償として
日本へ割譲し、1905年から朝鮮半島も日本の施政下に置かれる。
1919年の「第一次大戦」終戦まで日本は戦強国であった。

しかし22年の間に、手筋の悪い戦をする国家へと変容してしまった。 

1941年、大東亜戦争開戦、英米露清と東アジア周辺国と鎬を削るのだが、
東アジアで起こる様々な紛争を悪化するような選択を続け、1945年日本は
遂に米連合国群に敗戦する。

林千勝氏は著書「日米戦争を策謀したのは誰だ!」の中で、
日本軍や高級官僚・メディア中枢にコミュニストが潜り込んでいたことを
詳らかにしている。

また、近衛文麿がコミュニストを手玉に取りながら、
昭和天皇に敗戦の汚名を被せ、共産主義者の敗戦革命を利用し
その罪を背負わせる形で陛下を蟄居させようと目論んだ。
1940年に組織した近衛新党大政翼賛会となり、軍国主義に拍車を掛けた。

朝日新聞は、尾崎秀実風見章・関口秦らによって、国民を好戦的に煽り続けた。
1936年近衛文麿は、NHK第2代総裁に就任し、
国家の情報統制と日本民衆へのプロパガンダを行った。

知識階層へ積極的に浸透工作を繰り広げたのが共産主義者コミンテルンである。

しかし、なぜ知識階層は斯くも赤く染まってしまったのかと
疑問を紐解く時、朝鮮半島の併呑によって反日分子を抱え込んで
しまったのではないかとの疑念が擡げてくる。

1904年「第一次日韓協約」の折、朝鮮王族の高宗はロシアに
密使を送り最後まで離反工作を続けた。朝鮮の両班も
日本に併呑されることに嫌悪感を持つものが多数いたとしても頷ける。

創氏改名を求めた朝鮮人が反日の怨念を抱え、共産親派として
帝国の役人になったとしても不思議はない。

時は下、敗戦後の日本はGHQによって1952年まで、
政府内の日本人一万人によって思想の検閲が行われていた。

政界・官僚・学会・実業界・メディアから20万人の保守派を追放し、
代わりに反日左翼・共産親派に首を挿げ替えた。

  1945年10月22日:日本教育制度に対する管理政策
  同30日:教員及び教育関係者の調査、除外、認可の関する件
  同年12月15日:いわゆる「神道指令」
  同月31日:修身、日本歴史及び地理停止に関する件

上記は、GHQが傀儡政権に命じた指令である。

以下に記すのは、GHQの思想検閲に阿って、
左翼的な歴史歪曲を行い、広く日本人に嘘の
歴史(日本を貶めるGHQ反日史観)を吹聴した恥ずべき面々だ。
米国の検閲に恭順を示し、敗戦利得者として大東亜戦争の敗戦下に
生活の糧を求めた。日本国民として恥ずべき最も愚かな人々だ。

 南原繁 矢内原忠雄 大内兵衛 滝川幸辰 都留重人

 和辻哲郎 白鳥庫吉 江上波夫 井上光貞 田中卓

 直木孝次郎 古田武彦 上田正昭


長浜浩明氏は著書「日本の誕生」で神武東征を
考古学や科学的な調査を複合的に積み上げて
「記紀」や「ふることふみ/古事記」から日本の
正史を伝え、売国歴史学者の矛盾と不純を詳らかにしている。

2019年、我が国の万年ポンコツ野党は「さくらを見る会」の名簿資料の
シュレッダー屑のパズルを紐解きながら、北朝鮮のミサイル発射には
目を覆い、中国の香港人への人権蹂躙や、ウイグル人の虐殺や臓器収奪は
知らんふりだ。

近衛が共産親派を囲ったNHKや、朝日/毎日の敗戦革命的プロパガンダ日報は、
香港もウイグルも尖閣も沖縄も台湾も、すべて我々に実像を伝えない。

市井の我らが自ら歴史を取り戻す努力をお怠れば、
左巻きに容易に騙されることになる。

コミュニスト(共産主義者)に負けた性善説の国。

2019-07-27 | 日記
2019年7月の参議院議員選挙で、日本共産党や中核派の後ろ楯があると指摘される
〈いわゆる革新派〉「れいわ新撰組」が政党要件を満たす議席を確保した。

マルクス思想を標榜するユダヤ人レーニンは、ロシア革命でスターリンと共に
共産主義革命による国家転覆を謀り、資本家(ブルジョア)から資産を奪い
労働者に等しく分配する階級の無い社会の実現を望んだ。

「コミンテルン」は1919年に「第三インターナショナル」として発足した。
共産者の革命家は、国家・社会を混乱に陥れて人々の健全な公共意識を分断し
殺し合いの隘路に誘い込む「敗戦革命」という手段を党是として権力の簒奪を目論んだ。

日本共産党や中国共産党は、1943年に解散したコミンテルンのアジア支部で
革命活動の拠点として発足している。

ソビエト共産党は敗戦革命による周辺国家の転覆を企図して政治工作、
民衆の煽動、国家組織への謀略を行なった。

日本は古くから広く助け合い(互助)の精神が社会で共有されてきた。
この精神性は、皇族を権威と仰ぐ「大御宝」としての国民と、
国民の安寧を祈る大神主・天皇との関係性に拠って培われた。
世界の中でも稀有な性善的な社会である。

日本以外の地域では、為政者や王は人々(領民)を物や資産(家畜)と
同様に扱い常に抑圧の対象とした。
我らから見れば卑しく醜い収奪行為が当然とされ
前述したロシアの王も領民を簒奪する存在であった。

さて、日本は大東亜戦争(太平洋戦争)で一敗血に塗れた。
日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦と破竹の勢いで
覇権の立場にあった大日本帝国は何故負けてしまったのだろうか。

近現代の戦史の歴史を紐解くほど、戦国時代から第一次大戦までの
日本人の強さや胆力と、第二次大戦の筋悪な戦い振りは同じ民族とは思えない。

近年「ヴェノナ文書」によって、歴史の一端が検証されるようになってきた。
「ヴェノナ文書」は1995年に公開された米諜報文書で
第二次世界大戦中のソビエトスパイの交信記録だ。
それに依ると、政権内に多くのコミュニスト諜報員が在籍したことが明らかになっている。

当時の米(第32代)大統領
オランダ系ユダヤ人フランクリン・デラノ・ルーズベルト(1882〜1945年)〈FDR〉は、
コミュニストが米政府中枢に浸透することに危機感を抱かず、
ソビエト共産党、中国共産党とも親和的であった。
彼の母サラ・デラノの母系一族は、支那のアヘン貿易で財を成した。
FDRが支那に好意的であっても不思議は無い。

FDR政権は、世界恐慌に端を発した大不況を脱却する為、
財政出動、及び雇用政策としての公共事業を
ニューディール政策として1939年まで実施した。
この一連の施策は社会主義的な色彩が強い。

ハーバート・クラーク・フーバー(第31代米大統領)は回顧録〈裏切られた自由〉で

「ルーズベルトのスターリンへの傾倒と容共産的態度は、彼が政権に就くと同時に始まっている。」

と糾弾している。

戦中日本の首相に近衛文麿がいる。彼は皇族五摂家の筆頭「藤原氏」の血を引く公家である。
戦後70余年の間、優柔不断な宰相として語られてきた。

「近衛文麿 野望と挫折/林千勝:著」では新たな人物評が試みられている。
著者によれば、昭和天皇に退位を迫り、摂家による皇位の簒奪を目論んだと考察しており。
近衛は、日本政府や軍に浸透したコミュニストを操り日本を帝国海軍と共に開戦に導いたと記されている。
彼は独裁者ヒトラーに憧れを抱き、ドイツの軍装を纏いヒトラーの仮装に興じていた。

米から、一方的な経済制裁の果てに開戦に追い込まれる決定打として、
コーデル・ハルの「ハルノート」が巷間広く知られている。
事実上の米からの最後通牒であった「ハルノート」は、
コミュニスト補佐官ハリー・デクスター・ホワイトやオーエン・ラティモアが深く関与した。

日本政府や国内報道機関でも、共産主義者が跋扈し
尾崎秀実や風見章など「昭和研究会」に集まったコミュニストは、
近衛の権力欲の達成に利用された。

尾崎はゾルゲ事件の取り調べで「大正12年から共産主義者であった」と語っている。
朝日新聞社・社会部に籍を置き、昭和10年にコミンテルンに登録された。
朝日新聞の日本に仇成す報道は枚挙に暇が無い。
戦後は「慰安婦捏造報道」で中韓の人心を反日へ煽り、
戦中は戦況を偽り好戦的に民衆を煽った。

近衛が巻き込んだ果ての混乱を収めるため、
昭和天皇はマッカーサーとの会談で以下のお考えを伝えられた。

「私は、国民が戦争遂行にあたって政治、軍事両面で行った
 すべての決定と行動に対する全責任を負う者として、
 私自身をあなたの代表する諸国の裁決に委ねるためお訪ねした。」


マッカーサーは「マッカーサー回想記」で、命乞いをしない天皇に驚愕したことを記している。

戦後の米GHQによる占領直後の政策は容共産的な色が強く、
戦中のコミュニストで拘留されていた反民主国家分子を解放し、
政治中枢・教職・メディアなどに復帰させてしまう。
さらに日本国民の反米的な思想をWGIPによる検閲や言論統制を行い健全な愛国意識を制限した。

しかし、ソ連と中国共産党が反米意識を露わにしたことに慌てた
GHQ連合国軍最高司令官マッカーサーは、反共産主義の姿勢に方針を転換し、
日本国内に解放したコミュニストを公職追放により放逐しようとしたが
充分に彼らの活動を制限できなかった。

この時の過ちは現在まで尾を引き、マスメディア・法曹界・学者などに
広く反日思考を蔓延らせ様々に国益を損ねる動きを誘発している。

現代では、最後通牒ハルノートによって無謀な対米開戦に踏み込んだことは
愚策であったと批判されている。

前出の著述家・林千勝氏は、大日本帝国海軍の上層部もコミュニストに蚕食されていたと指摘する。
当時の帝国陸軍には、米国との開戦を避け英国の兵站を叩き経済封鎖に対抗する計画が企図されていた。
結果的に、帝国海軍の真珠湾攻撃の強行によって対英作戦の遂行が困難になる。

帝国海軍の愚行を如実に想起する海戦がある。
「失敗の本質/中公文庫」に詳しい「捷一号作戦/レイテ海戦」では
〈栗田艦隊、謎の反転〉を作戦の混乱が原因と記している。

しかし、捷一号作戦の要はレイテ湾突入と港湾の制圧であったが、
栗田艦隊はレイテ湾突入直前で反転回頭して湾の制圧を行わなかった。
戦局の流れから見て著しく不可解な行動であった。
この行動を帝国海軍内のコミュニストによる、
作戦妨害や敵前逃避と考えると不可解さに合点がいく。

米FDR政権のコミュニストの対日圧力、
近衛政府のコミュニスト浸透と、近衛の私情、
帝国海軍の暴走などが相互に絡み合った戦役と見ると、
精強であった日本軍が筋の悪い戦いに明け暮れ、
日本を国家滅亡の深奥に押し込まれたことも説明がつく。

日米相互に、共産スパイや容共産姿勢を示した者が、
開戦を避けることを望んだ両国の国民を不幸のどん底に陥れたとすれば、
現在まで脈々と蠢くコミュニストの存在は危険極まりない。

戦後のWGIPは、日本人に不健全な国家意識を植え付けている。
親米に日本国民の意識を傾けたい米国の謀略も一定の成果を生み出した。
それは、正確な事実から日本人の目を覆い隠すことで叶った。

しかし東アジアは再び危うい情勢が目に付き出した。
誤った国家意識はコミュニストにとって好都合だ。
日本にとって危険な共産主義者は、混乱へ民心を煽動する反日分子である。

彼らの虚言は、時に福利厚生の改善を装ったり、
国政の瑣末な事柄を、さもスキャンダルであるかの如く煽って、民心の国家への信任を揺るがす。
しかし、正しい日本の歴史を知らないと偽りは見破りにくい。

彼らの性根には、甘言を弄して人々の自由と資産を簒奪し、
己に都合の良い独裁体制を打ち立てたい悪意が潜んでいる。
性善説で彼らの虚言を受け止めることは危険極まりない。

コミュニストは常に我々を欺くことに地道を上げている。
私たちは国家に仇成す虚言に踊らされてはならない。

NHKは近衛がプロパガンダに使うため第2代の総裁に着いている。
特亜三國に阿った報道の偏向は正確に歴史を知らない者には見分けにくい。

常に事柄は切り取られ、発信側の意図によって良くも悪くも印象を操られる。
誤解を信じさせられない為には、前後の文脈を知ることだ。
正しい文脈とは歴史の史実その物であり、それを知ることが極めて大切なことだと自覚するべきだ。

教科書も同様に我が国が脇役のように扱われている。
戦後70余年我々は充分に傷を癒した。
しかしまだ真に独立自尊の精神を涵養できていない。
国家を愛させない絡繰りが教科書の中にも潜んでいる。

正しい歴史を自から学ぶことが、コミュニストの甘言を見破る智慧となる。