CAになれなかった＝一番好きな人とは結ばれない【運命】
CAになれなかった＝一番好きな人とは結ばれない【運命】
皆さん暑いですねー！
なんか、この日本の高温多湿に変に慣れてきている自分が恐ろしい今日この頃です・・。
さて、今日のテーマはCAになりたかったけどなれなかったという人について触れようと思います。
この世の全ては光と影、笑った人も居れば泣いた人も居るのです。
もちろん努力が報われて夢を手にした人は称賛されるべきです。
しかし、人一倍努力をしたのにその努力が実らなかったろいう人にも心を寄せて人生を歩むべきだと私は思うのです。
これは本人の努力不足だなんて単純な話ではなく、人生というのは本当に摩訶不思議な力に左右されることが多々あるということを忘れてはいけないということなのです。
もしあなたが今、夢破れて心が壊れそうな人であればどうか安心してほしいのです。
あなたのこれまでの努力に間違いは無いですよ！
なぜ結果が出なかったのか、それは全くあなたのせいではないんです。
そしてそれこそが人生の真実であり、「神の見えざる手」というものなのです。
「神」なんて言うとまるで「裁き」のようですが違います。
これは「いたずら」であり「誤差」でしかないのです。
募る思いの切なさは相手には響かない（悲しみの真実）
恋愛も就活も一緒
よく聞く話だとは思いますが、本当にそうなんです。
私の従妹（男）の話をしましょう。
彼は超高学歴（私とは違う大学 ^^;）、コミュ力最強、強靭な肉体（体育会スキー部）、そしてどんな科目でもソツ無くこなすバランス感覚の持ち主でした。
そんな彼が目指していたのが自社養成パイロット訓練生でした。
その大学からは毎年多くの人が内定していたので、彼自身も十分に合格する可能性を持っていました。
ある一点をのぞいては・・。
その一点とは、当時の裸眼視力条件です・・。
当時は今のように裸眼視力は問わないというわけではなく、とても厳格で、裸眼で0.8以上で屈折度-1.25以内という応募条件がありました。
航空大学校も同じ条件でした。
この条件について彼は高校時代から知っていましたし、エアラインパイロットを目指し猛勉強をしながらも視力については細心の注意を払い、見事現役で超有名大学に合格しました。
・・ところが、大学2年時に受けた身体検査で視力がいきなり0.3まで下がってしまっていたのです・・。
不可抗力とは運命のいたずら
まさか！？
そのとき彼はそう思って病院をはしごして視力検査を受けました。
しかし、結果はどこでも同じ、近視による視力低下で裸眼視力は0.3-0.2とのことでした・・・。
そこから彼は必死に視力回復トレーニングに励みました。
大学の試験勉強も極力せず（苦笑・・）、視力回復センターに通いつつ目に良いといわれるありとあらゆる食材を食べていました。
しかし、結局大学4年の就活本番になっても裸眼視力は0.3のまま・・・。
一か八かで自社養成と航空大学校に出願したものの身体検査の視力で不合格・・・。
これまでの人生をエアラインパイロットになるためだけに捧げてきた彼にはあまりにも厳しすぎる「死亡宣告」でした・・・。
超高学歴だった彼は新卒では適当に受けた銀行に就職しました。
しかし、魂の抜けたような状態で長続きするわけがありません・・・。
銀行を辞めて海外で自費ライセンス取得を目指す
興味も無いしやる気も無い銀行の仕事に身が入るはずがありません・・。
結局彼は3年で銀行を辞めて、貯金を叩いて＋借金して海外でパイロットライセンスを取ろうと画策しました。
まさに一念発起、超エリート銀行員が僅か3年で退職してパイロットライセンス取得のために自費留学！
幸いオーストラリアのパイロットスクールに入学することができたので、そこで訓練を受けたのちに帰国しました。
当時の日本ではは徐々に自費ライセンス取得組を大手子会社などで採用することが始まっていましたので、彼もその波に乗ろうと何社かに応募しました。
しかし！
喜びも束の間・・・。
それと同じタイミングで彼に再び不運が襲い掛かってきたのです・・・。
パイロットが左半身麻痺・・
某社の面接の3日前でした・・。
寝る前に歯磨きをしていた彼が口が閉じないということで「これはおかしい！」と思って自分で救急車を呼んだのです。
その3時間後に彼は昏睡状態となり、幸い1週間後に目を覚ましましたが、もはや左半身は健常者の３０％しか動きません・・・。
当然ですが彼のエアラインパイロットの夢はここで絶たれたのです・・・。
自然体でいられるあなたこそ素敵
その後彼は荒れました。
ご両親には悪態の限りをぶつけ、私も「俺と代われや！おまえは操縦できねえだろ！」と左半身麻痺の彼に言われてしまいました・・。
私は思わず病室を出てトイレでわんわん泣いていました・・・。
しかし、彼は半年後には表面上は持ち直し、数々の悪態をついた全員にお詫びをして懸命にリハビリに取り組み、今では障がい者枠で大手企業の財務管理職として働いています。
今となって彼が良く言うのが、
「これが俺の本当の姿だ」
ということです。
こうなる前も、こうなった後も、自分が今居る世界こそが自分が一番輝く選ばれた場所なんだと彼は言うのです。
ありのままのあなたを受け入れてくれる男性・仕事こそが！
CAになれなかった人、一番好きな人と結ばれなかった人、それはあなたのせいではありません！
あなたは出来ることは全てやり尽くしたのです。
どうかその点は誇りに思ってください。
そして、そのようなあなたの苦難・困難をくぐり抜けてきた素晴らしさを褒めたたえてくれる素敵な人は沢山居るということを忘れないでください！
傷だらけの天使、満身創痍のヒーロー・ヒロイン、そんなあなたを誰が讃えないでいられますか？
あなたは、あなたが思う10000倍以上に価値のある素敵な人生の達人なんです！
そして、そのようなあなたを求めている異性と仕事こそがあなたの「運命」であることを、どうかどうか、忘れないでください！
未来は明るい！
女神はあなたに微笑んでいますよ！
