五十女こけ(いそめこけ)@映画、読書、古典、評論@isoisodo冬のうちに氷を切り出して塩をまぶし筵に結わえて氷室に寝かせます。平安時代の夏の京で氷が出される興奮を正確に思い浮かべるのは私たちには難しいかもしれません。『明月記』を見ればあの定家でさえ〈又寒氷あり、刀を取りて氷を削らる。興に入る… https://t.co/ko7upLPIF7
2022年07月03日 15:58
五十女こけ(いそめこけ)@映画、読書、古典、評論@isoisodo三跡のひとり藤原佐理はどうも身持ちのよくないひとで行成の『権記』にも彼の罪状を議した記事があります。筆の闊達さと裏腹に怠惰な性格だったらしく、国司の引き継ぎを怠ったり、入内する姫君のお供を忘れたり、赴任の旅の途中で摂政に挨拶もなく… https://t.co/YCNURNFK4B
2022年07月05日 07:58
五十女こけ(いそめこけ)@映画、読書、古典、評論@isoisodo和様の書を確立して以降500年に亘って宮中の書役を司る世尊寺流ですが三代目の伊房は問題児。大宰府の権帥にあったときは中国との密貿易に励んで露見、降格。『後拾遺和歌集』の清書を頼まれると自分の和歌が一首しか入集していないことに憤慨、… https://t.co/f6gqGp68Of
2022年07月05日 15:58
五十女こけ(いそめこけ)@映画、読書、古典、評論@isoisodo卜定された斎宮は二年に及ぶ度々の禊を経たのち伊勢に向けて出立します。その間不浄を避けるために用いられるのが忌詞です。忌まわしい言葉を別の言い方に置き換えます。例えば 僧 -- 髪長 経 -- 染紙 寺 -- 瓦葺 死 -- 奈保留… https://t.co/PdD3K4qAUc
2022年07月24日 07:58
五十女こけ(いそめこけ)@映画、読書、古典、評論@isoisodo白い練絹を二三歳児ぐらいの人型に縫って綿を詰めたものが天児[あまがつ]です。それを幼子に寄り添わさせるのはわが子に降り掛かる病、災厄をこの人形に負わせて忌まわしい出来事をさけるため。三歳までの風習とか。源氏物語にも〈児いつくしみ給… https://t.co/czBVK10JF0
2022年07月24日 15:58
五十女こけ(いそめこけ)@映画、読書、古典、評論@isoisodo狐を表す言葉で伊勢、伊賀の方言とか、〈伊賀専女/いがたうめ〉です。源氏物語に〈今更いがたうめにや、つつましくなむ〉、今更伊賀専女でもあるまいに、気恥ずかしくなる。言葉巧みに男女を取り持つ手並みがときに誑かされているように思えることから狐が化かすことに引っ掛けて仲に立つ老女のこと。
2022年07月25日 07:58
五十女こけ(いそめこけ)@映画、読書、古典、評論@isoisodo音声伝達の方法がない平安時代にその役割を担っていたのが文に添えられる 和歌です。時候の挨拶であれ消息であれ内容を伝達するだけなら文章で事足ります。技工を凝らした詩的表現にこそそのひとの息吹が宿ります。春宮の寵愛を噂される女房からの思わぬ返しに〈対ひ聞こえたる心地してらうたげに〉。
2022年07月25日 15:58
五十女こけ(いそめこけ)@映画、読書、古典、評論@isoisodo淵酔の夜に催される五節舞の御前試に場所を弁えぬ言い諍い、挙げ句に相手を紙燭で殴りつける定家です。自分の和歌を愚弄されたためですが、殴られた源雅行は17歳、若輩にやや大人げない仕儀です。ただそんな鼻柱故か雅行は晩年も乱行、わが子を大… https://t.co/tYVB2ZBGba
2022年07月29日 07:58
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『 こけさんの、なま煮えなま焼けなま齧り 』 五十女こけ