タイでの生活(インテリア仏像からタイトル変更)              

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彼女は黒魔術師

2022年09月27日 00時10分29秒 | タイ旅行
先ほど日本大使館から緊急メールが届き、今週水曜日~週末にかけ台風16号による大雨で、各所で洪水が発生する可能性が高いとのことです。
とても不安ですね。
まあ11年前の大洪水ほどにはならないとは思いますので、家財を2階に上げたり、車を高架駐車場に移動する予定はありません。
この時期にタイ旅行と計画されている方は十分お気を付けください。
道路が冠水するとどこへも行けなくなります。
車が唯一の交通手段なのです。
バンコクでも、電車で行けるところは限られています。

さて、彼女は黒魔術師です。
今の女房ではなく、その前に付き合っていたスリンの人で、風貌は安室奈美恵に、顔は古いですが岩下志麻に似ていると思います。
結構長く付き合っていたのですが、そうと分かったのは付き合って半年ぐらいのことでした。
ある日、住んでいるコンドミニアムの下で大爆音でバイクを転がすくそガキがいたのを見て、
「今からあいつのバイクをひっくり返すから見てて」と言い、何やら聞いたことのない言葉(おそらくはカメーン語)と奇怪な指の動きでバイクに向かい念を込めた途端、いきなり走行中のバイクが倒れるではありませんか!
驚きました‥ 彼女は相当頭に来ていたのでしょう。
実はその前からおかしいと思う点が目についていました。
まず腕などの入れ墨ですが、ハートを矢でいる刺青を入れていました。
普通タイ人はこんな刺青はいれません。
あと常に黒猫を2~3匹飼っていました。
バイクを転ばした後聞いたところ、黒猫はパワーの源、ハートをいる矢も術のために必要なアイテムだとのことでした。
チェンマイの中国人の友人が、スリンというところは昔から黒魔術師が多く、悪いことは言わないから早く分かれたほうがよいとアドバイスをくれました。
どうしてかと聞くと、彼が言うには黒魔術のパワーが財や健康、幸運の全てを吸収し、抜かれてしまうそうです。
分かれたのはずーと後ですが、その間に日本で経営していた会社をたたむ羽目になりました。
別れるきっかけは、今の女房との出会いで、私は救われた形になりました。
実は今の女房の母親もその系統の術を使うことができるようで、確かに母親のいるブリラムとスリンは隣同士でした。

スリンの彼女の実家に行ったこともあります。
母親が入院しているため、ジャングルの家には寡黙な父親が一人で住んでいました。
どれくらいのジャングルかと言いますと、隣家まで多分10Kくらいはあると思います。
あるのはうっそうと茂ったヤシの木ばかりです。
鳴き声からサルやワニもいるようです。
カンボジアとの国境はすぐ近くで、国境近くには地雷が無数あるので絶対近づくなと念を押されました。
もちろん、電気やガス、水道などは一切ありません。
wifiなどその存在を誰も知らないようなところです。
電気がなくてどうする?テレビは見ないし、ラジオは電池で聞けるし、ジャングルは結構涼しいので、エアコン、扇風機は必要ありません。電子レンジも冷蔵庫も一切使用しない生活です。
水は川の水が飲めますし、火は薪を焚いて調理出来ます。
水浴びは川で行います。
そして暗くなったらすぐに寝る生活です。必要ならばロウソクをつけるだけです。
私はこういう生活が嫌いではないのですが、都会になれた彼女は我慢できないようです。
彼女の親父さんにはアカンボジアの地雷のほか、もう一つだけ釘を指されました。
それは、暗くなったら絶対外に出てはいけないとのことでした。
寡黙な人で細かな理由などは口にしませんでした。

そして陽が落ち暗くなると外は真っ暗です。
街灯などどこにもなく、隣家の明かりははるか遠くで、漆黒の闇といった感じですが、
夜空だけはきれいで、満天の星がキラキラ輝いていました。
星見たさに彼女と外へ出てしまったのですが、そこで初めてなぜ暗い外に出てはだめかということがわかりました。
遠くで人でも獣でもない奇妙な鳴き声が聞こえるではありませんか!?
すぐ親父さんに気づかれ、親父さんは血相を変えて飛び出てきて、腕を強く引っ張られ、高床式住宅の二階へ無言で急いで連れていかれました。
そして扉を閉め、親父さんが手にしたのはごっつい猟銃でした。
そして聞こえないほどの小さな声で「静かに」、30分ぐらい私と彼女、そして親父さんの3人は息をひそめました。
親父さんがタバコに火をつけボソッと話し出しました。
「あれはピーカッスーという化け物だ」
「気づかれれば食われるところだった」
ピーカッスー、聞いたことがあるタイの妖怪の名前です。
醜い女性の生首が内臓をぶら下げて浮遊し、汚物を食い荒らすそうです。
姿は見えませんでしたが、あの鳴き声は多分これからも忘れることがないと思います。

そんな親父さんがバンコクへ行きたいと言い出し、彼女と二人で親父さんをバンコク案内した時の話です。
見るもの触れるものがすべて初めてのような感じで、常に目を丸くしている親父さんにとても好感が持てました。
そんな親父さんがデパートで後ろについてこないので、どうしたかとエスカレーターの下を見ると、
エスカレーターの入り口で、カチカチに石のように硬直し、青ざめて脂汗を書いている親父さんに気づきました。
「どうしたのですか?具合でも悪いのですか?」と聞いたところ、「これは何じゃ?」とエスカレーターを指さし、始めて見るエスカレーターに強い畏怖の念を抱いているのがすぐわかりました。
確かに文明の利器のないジャングルで毎日生活をしている親父さんにとって、自動で登る階段は強烈なインパクトを与えたのでしょう。
ただ、そのあまりの面白さに、私も彼女もふき出す寸前まで笑いをこらえるのが必死でした。
親父さんは現代人が忘れてしまった純粋な心をまだ持ち続ける少年のような人だとわかりました。

さて、スリンの話はこの辺までとし、次は私の第6感についてお話ししましょう。
私は幼き頃より予知能力がありました。
それは突然降ってくるようにイメージがわき、私の場合、それを絵にしていました。
その最たるはまだ4~5歳ぐらいのときに、知りもしないタイの地図や、今住んでいる家や見たこともないヤシの木を事細かく絵にしたのです。
その当時はタイなどを知る人はほとんどいなく、テレビで今のようにタイ特集をやるなどまずありませんでした。
これは少年の時に私がタイで生活することを予知していたのだと思います。
その後も仕事関係の絵を次から次に描き、全てがその通りの仕事を将来することになりました。
今でもたまにそれは脳内に舞い降りてくることがあります。

また、15歳の頃より、ガラスのコップを触らずに粉々にすることができました。
スリンの彼女ほどのパワーではありませんが、実は私にも同じような能力があるのです。
この能力は今ではほとんどなくなりましたが、今は予知のほか、ビンヤン(精霊)をよく見かけることが多くなりました。
ビンヤンは人気のないジャングルなどに行かないと遭遇はしませんが、私の家の裏がジャングル地帯で、ツタなどが家内に侵入してこないよう定期的に伐採するのですが、
そんな時にビンヤンに遭遇します。
それは半透明というか透明でゆらゆらと空間がゆがんだような感じで、そこに手を伸ばすととても安心考えられ、何とも言えない心地よさに包まれます。
タイでは樹齢数百年の大木にはビンヤンが宿ると言われています。

一方今の女房はとても強い霊感があり、それがはっきりと見えるようです。
女房の場合、視覚もですが臭覚が優れているため、匂いも感じるようです。
知人がなくなると必ず遠くにいてもその人の死臭わかるそうです。
類は類を呼ぶという言葉がありますが、私、スリンの彼女、今の女房と見えない力で引き寄せられたのでしょうかね?

こういう話は科学で証明できないとか、自分は経験したことが信用できないとか言われますが、それはそれでしょうがないことと思います。
が、こういう体験や能力のある人にはごくごく普通のことなのです。
以前、東京のマンションに日本の彼女と同棲していた時、そのマンションが有名なお化け屋敷だということに、あとでわからせられたとても怖い思い出もありますが、それはまた次回にでもご紹介しますね。



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