2021年も残り1カ月あまり、そろそろ今年一年を振り返ることが多くなります。誰もが初めての経験ですが、一年の大半を緊急事態宣言の中で過ごし自粛、自粛が続いた1年でした。

 

 そのため、多くの人は特段新しいことに挑戦することもなく、漫然とコロナ感染に怯えて1年を過ごした人が多かったようです。22年こそは、自分を変えるため新しいことにチャレンジしたいと考える人が増える予感がします。

 

 新しいことを始めようとしても、実際には何を手始めにするとよいのか悩みが増すばかり。そんな人向けに、コーチングで利用されている「自分への質問」という技法を説明しようと思います。

 

 人は誰もが、自分に対し無意識に質問することで日常数々の判断をして行動につなげています。いちいち質問するのは億劫ですから、大半の人は習慣化していて無意識ではありますが、何らかの意思決定を次々にして生活しています。

 

 「今週の週末は何をしようか?」と考え、「子供を連れて近場に出かけよう」と決めるわけです。この無意識でしていた質問を意識してやってみるわけです。できたら声に出してみるとか、紙にかいてみることで意識が高まります。

 

 「自分への質問」には、何か行動を起こすときに億劫と思う気持ちを静める効果があります。ビジネスや起業において一番の敵は億劫と思う気持ちです。小さな手抜きが大きな失敗につながったケースは誰にも経験があるのでは?

 

 またこれまでの習慣を変える効果があります。何か新しいことを始めようとするとき、日ごろの習慣を変えないことにはいつも挫折を繰り返すことになります。小さな変化をキッカケに徐々に自分を変えることにつなげてください。 

 

【ひと言】

 会社勤めをしているときに、日ごろの習慣を変えることは大変な忍耐が必要です。ただそこで変えていかないことには、いつまでも同じ生活を強いられ、自分の理想とはかけ離れた人生を送ることになります。今の若い人が会社に全面服従しない生活をおくっていることは立派です。会社はあくまでも在籍しているときの満足を与えてくれますが、退職後は独力で生き方を考えなければなりません。少しで早くから、先を見越した生き方を考えるべきです。

 


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