最近、異色のフランチャイズが話題になっています。誰もが加盟店になることはできないけれど、このビジネスがフランチャイズにと驚くのが溶接のテーマパーク。元々溶接工場で事業をしていた会社が、溶接作業の面白さを売りに始めた事業です。

　福井県坂井市の本部から始まり、現在は全国５カ所の加盟店がモノづくり体験を希望する人向けに事業として展開中。世界ではテーマパークはフランチャイズで開業しているケースが多いですから、溶接に関してもビジネスとしては不思議ではありません。

　キャンプ場を運営する目的でフランチャイズを展開しているのは森林レンタルサービスの「Forenta」です。今年１月からフランチャイズ加盟店募集を行い、大年の夏には一号店が静岡市で事業を開始しました。

　キャンプ場の土地となると誰もが開業するわけにはいきませんが、地域によっては土地所有者から依頼を受けて営業に結び付けるケースもありそうです。キャンプに最適な土地を寝かせておくよりは、事業に踏み切る手があります。

　フランチャイズというと、飲食店や塾、介護などのサービス、コンビニなどの小売店をイメージしがちですが、実際には他にも事業は広がっています。時代はモノの消費からコトの体験の時代です。フランチャイズにもその流れが押し寄せています。

【ひと言】

　サービスに関連するフランチャイズは、当たるか外れるかとても難しいです。ホテル営業にはフランチャイズが相当参入していますし、不動産業でもフランチャイズ加盟店は相当あります。ディズニーランドは、日本ではオリエントランドが加盟店となって米国のディズニーとの間でフランチャイズ契約を結んでいます。今後はますます広がりそうです。