神戸三宮の新名所「神戸ポートミュージアム」と水族館「átoa(アトア)」に行ってきた

地域情報

神戸三宮の港湾エリアに2年ほど前から建設が始まった「神戸ポートミュージアム」が、ついに2021/10/29にオープンしました。

今回は開業当日に、「神戸ポートミュージアム」と、その中に入っている都市型アクアリウム(水族館)の「átoa(アトア)」に行ってきたので、その時の写真を紹介します。

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神戸ポートミュージアムとアトアの関係

まず基本的なことですが、神戸ポートミュージアムとアトアの関係を書いておきます。

公式サイト KPM 神戸ポートミュージアム[公式]

神戸ポートミュージアム(KPM)は、以下に紹介する円筒形の建物全体のことで、1階にある「TOOTHMART」(フードホール)と、2階以上にある 「átoa(アトア)」(都市型アクアリウム=水族館)とを含んでいます。

神戸ポートミュージアムにとってアトア(水族館)は最大の目玉ですが、館内には食事をできる広々としたTOOTHMARTもあり、神戸ポートミュージアム自体が複合文化施設なのです。

神戸ポートミュージアムの外観

ここから、開業当日(2021/10/29金曜)の様子を、写真を見ながら紹介したいと思います。

外観は円筒のような形で、表面は打ちっぱなしのコンクリートようにグレー色です。なかなか斬新なデザインですね。

入口の石碑です。神戸ポートミュージアムの中には、アトア(水族館)と、TOOTHMART(フードエリア)、VOYAGE KOBE(車の展示)があることがわかります。

外周をぐるっと回ると、TOOTHMART(フードエリア)のテラス席が見えます。

もう少し奥まで行くと、洞穴の入口のような穴があります。ここからは、TOOTHMART(フードエリア)の入口と、アトア(水族館)の入口に通じる階段・エスカレータの入口が見えます。この日は、オープン初日ということもあり、開業祝いの花が飾ってありました。

左側にはTOOTHMARTの入口があります。

1階エリア

TOOTHMART(FOODHALL AND NIGHTFES)

公式ページ TOOTH TOOTH MART FOOD HALL & NIGHT FES – TOOTH TOOTH / トゥース・トゥース

オープン初日の昼12半頃の様子です。オープン初日であることと、平日であることを考えると、まだ人が少ない方だと思います。今後は平日でももっと人が増えるかもしれませんね。

このぐらいの混み具合なら座って食事が出来そうです。

このエリアは元々港湾地区なので飲食店はほとんどないですが、隣りにFELISSIMOの本社ビルもできたことで、これからはここで食事をとる人も増えそうです。

カウンター席もあるので、1人で飲み物だけを注文したい場合に便利そうです。

この日はスーツ姿の男性客が多かったです(自分もそうだけど)。オープン初日なので、敵情視察か協賛の会社が足を運んだのでしょうかね。

下の写真は、オープン初日の19時半頃の様子です。DJブースが稼働していました。「TOOTHMART」の横に「NIGHTFES」と付記されているので、夜はDJと共に音楽を楽しみましょうというコンセプトなのかもしれません。

洋菓子を販売するTOOTH TOOTHのショップもあります。

TOOTH TOOTHといえば、三宮周辺に系列のレストランがあります。どちらも凄くお洒落です。

TOOTHTOOTH GARDEN RESTAURANT
TOOTH TOOTH maison 15th

VOYAGE KOBE

公式ページ VOYAGE KOBE【上質な神戸フォトウェディング】

ウェディングドレスやクラシックカーを見学できます。

MUSEUM SHOP

公式ページ カフェ & ショップ|【公式】アトア átoa(神戸)

アトア(水族館)の出口に繋がるショップです。可愛いアイテム満載なので、アトアから出て来たところで、色々と買い込んでしまいそうですね。

このぬいぐるみの数!実際に少し触ってみましたが手触りがよく、どれを買っても間違いないクオリティだと思います。

同じ棚を別の角度から。ペンギンとカワウソが可愛かったです。

別の棚のぬいぐるみ。先の棚とは違ってデフォルメ調のぬいぐるみです。

ショップの外にも置かれてました。

こちらは硬質の材料でできた模型です。

かなりリアルにできてます。

昔懐かしい「記念刻印メダル」もありました。私が子供の頃(昭和)にはよくありましたね。

他にも文房具やスマホケースなど、様々なグッズがありました。

神戸ポートミュージアムの裏側周辺

神戸ポートミュージアムの建物の裏側 (南東側) に回ってみました。オープン初日は天気がよく、海と空が綺麗でした。

神戸ポートミュージアムを裏側から見たところ。裏側にも洞窟の穴のような入口があります。

実はここがアトア(水族館)の入口です。

átoa(アトア)の文字が見えます。

写真はオープン初日の12時半頃の様子ですが、既にアトアに入るチケットを買うための列ができています。

正面の大きなガラスが、オペレータさんからチケットを買う場所です。事前に購入(予約)していた場合は、少し見にくいですが左側に奥まった場所に発券機があります。

裏側(南側)の広場です。椅子に座って海を眺めることができます。

南側の海です。遠くにポートアイランドが見えます。

広場と海の境目に、奥へとずっと繋がる椅子があります。飲み物を飲みながら海を眺めたいです。左奥にあるのはFELISSIMOの本社ビル、右奥に続いているのは港湾の倉庫です。

先の広場の写真は昼12半頃でしたが、次の写真は夜19時半頃です。このエリアは周りにほとんど何もないので結構暗いです。もう少し人がいて賑やかになれば夜でも過ごせそう。

átoa(アトア)(2~4階+屋上)

ここからは、オープン初日のアトア内部の写真を紹介します。私は19時頃に入りました。

さきほど写真で紹介したアトアの入口ですが、私が行ったときには既にアトアに入るためのチケットの列が10mほどできており(昼間より長かった)、チケットを手に入れるまでに20分ぐらいかかりました。

私は一切なんの予約もせずに現地で列に並びチケットを現金で買ったのですが、この方法は絶対におすすめしないです。公式ページのチケットページから、事前に予約なり購入なりした方がいいです。クレジットカードがなくても、予約だけして現地で決済することも選択できます。

公式ページ チケット・料金|【公式】アトア átoa(神戸)

ではチケットを買っていざ!

はじまりの洞窟(2階)

洞窟のような暗い部屋に、無数のカラフルな灯りが点灯する幻想的な空間です。

水槽がいくつもあって、魚が泳いでます。

生命のゆらぎ (2階)

水の中を自分自身が浮遊しているような部屋です。

この部屋の一番の目玉は、中央に置かれた大きな筒状の水槽です。トビエイやトラフザメがいます。

精霊の森 (2階)

実はこの部屋には行きそびれました。先の「生命のゆらぎ」の奥にはもう部屋はないと思って、引き返して3階へ向かってしまったのですが、実はこの部屋があったんですよね…。

道に迷いやすい人や、私のようにうっかり順路を飛ばしてしまいそうな人は、アトアの入場時に受け取れる(置いてある)フロアガイドを見ながら進むといいと思います。

フロアガイド(下画像)には、青の矢印で順路が書いてあります。

探求の室(3階)

曲面状の水槽(オーバーハング水槽と呼ぶようです)や、珍しい展示品がある部屋です。

和と灯の間(3階)

和をモチーフにした部屋です。この部屋のデザインと色彩は凄かったです。

これは足下が透明ガラスになっていて、その下を魚たちが泳いでいます。頑丈にはできてるのでしょうけどガラスが割れないかとヒヤヒヤします。

気を付けないといけないのが、橋の横のエリアにガラスはなく、即池に落ちます。人がいっぱいになって足下が見えなくなったらヤバそうです。

大きな鉢の水槽に金魚が入っていました。とてもカラフルです。

奇跡の惑星(3階)

足を踏み入れると宇宙のような空間です。

ひとつひとつが水槽になっています。

幕を開けて中央のエリアに入ると、さらに幻想的な空間が広がっています。中央には球体の水槽があり、ライトアップされています。

水槽の周囲には、それを眺める人が座り込んでいます。

上からプシューという音と共にミストが放たれ、さらに幻想的になっています。

探求の回廊(3階)

タッチパネルの画面にアートな仕掛けが施されています。

ペンギンのおならの匂いを体験できます。顔を近づけるとセンサが感知しておならと同じような成分の空気が放たれます。う~ん、独特の匂いでしたw

他に水槽による展示もあります。

3階から4階の階段

3階から4階へ向かう階段です。階段もおしゃれです。

一瞬外が見えるんですが、ここからの眺めは絶品でした。

窓辺の庭(4階)

4階に上がると、フード店があります。カフェのメニューは公式ページにあります。

公式ページ カフェ & ショップ|【公式】アトア átoa(神戸)

ひらけたエリアに、何種類かの動物がいます。中央の水槽には、ゴマフアザラシがいます。

コツメカワウソです。ずっと動き回っていてうまくフレームに収まらなかったんですが、何とかいい表情が撮れました。

カピバラです。結構近くで見れます。動物園と違ってネットがないので見やすいですね。

フンボルトペンギンです。これまたかなり近くで見れました。

屋上エリア(4.5階)

先の4階からさらに上のエリアに進めます。ただし、大きいフロアではなく、外に繋がった遊歩道という感じです。

今回は夜だったので、綺麗な夜景が撮れました。左から、オリエンタルホテル(曲面状)、メリケンパーク(平地)、神戸ポートタワー(赤い塔)、ホテルオークラ(高い建物)です。

4階のエリアを見下ろすこともできます。

アトア(水族館)の紹介は以上です。

アトア(水族館)の感想

所要時間と料金

所要時間についてですが、私の場合は写真を撮りながらざっと見て回ったので、入ってから出てくるまで約35分でした。これで2,400円(大人)です。

一方、大阪にある海遊館も料金は2,400円(大人)です。海遊館の場合、早く見れば1時間ゆっくり見ると2時間らしいです。

所要時間と料金を考えると、アトアはやや料金が割高な気がしました。ただ、立地が神戸三宮から歩いて行ける距離であることを考えれば、仕方ないのかなと思います。

アトア総評

全体的にデザインを重視して作られた水族館なので、生き物を見ているという感じはあまりなかったです。4階のカワウソ、カピバラ、ペンギンを見て、生き物たちを見に来たんだなと思いました。

2~3階エリアは魚を使った空間デザインという感じなので、もし魚をガッツリと見たいのであれば肩すかしをくらうかもしれません。もちろん魚がいる以上、飼育員さんの懸命な世話なくしては成立しませんが、この水族館ではあくまで主役は空間。魚たちはその空間のデザインのパーツに過ぎないということです。

生き物のリアルな姿をしっかり見たいということであれば、大阪の海遊館や、同じく神戸市にある須磨海浜水族園の方がいいかもしれません。魚を含めた空間デザインに興味があるなら、アトアが良いでしょう。

夜の神戸ポートミュージアムからの帰り

私がアトアを一周して神戸ポートミュージアムを出たのが20時頃でした。

この時間(20時頃)に神戸ポートミュージアムから神戸三宮の駅まで帰ろうとすると、道が結構暗めです。特に、神戸ポートミュージアムを出てから北上し、2号線に到達するまでの間が暗くて人通りが少なく女性だと不安かも。

神戸ポートミュージアムと2号線までの間の道は、夜20時だとこんな感じ。

また、20時に神戸ポートミュージアムを出て、そのまま西にハーバーランドまで歩いて行って遊び直すというのは、この暗さからあまりおすすめ出来ないです。無難に三宮エリアまで戻ったほうがいいです。

どうしても、夜に神戸ポートミュージアムからハーバーランドに行きたいという場合は、以下のバスを利用するのがいいです。(ただし、最終は20時台に1本なので、時刻表のチェックは必須です)

バスについて

各鉄道の三宮駅から神戸ポートミュージアムへは歩いていくこともできますが、バスで行くこともできます。

バスで神戸ポートミュージアムに行くには、各鉄道の三宮からだと、神姫(しんき)バスの「三宮駅前」から乗って、「新港町」で降ります。210円です。

「三宮駅前」と「新港町」の両方を通るバス路線としては以下の2つがあります。

  • 「三宮~ウォーターフロント循環(ポートループ)」(下画像の青紫色)
    停車順:三宮駅前→KIITO前→新港町
  • 「神戸駅~神戸学院大学ポーアイキャンパス」(下画像の黄色)
    停車順:三宮駅前→京町筋→神戸市立博物館前→新港町
引用:バス路線図2021-0907

神戸ポートミュージアムからハーバーランドへの移動については、上画像の青紫色のループバスを利用すれば可能です。昼間なら、メリケンパークを通って移動するのも楽しいですが、暗くなったらバスの利用がおすすめです。(ただし時刻に注意)

バスの時刻表は以下のページから見れます。発着に「三宮駅前」と「新港町」を入力すれば、現在の運行状況も見れます。

神姫バス検索サイト 神姫バスNavi – 運行案内検索

まとめ

というわけで、 「神戸ポートミュージアム」と、その中に入っている都市型アクアリウム(水族館)の「átoa(アトア)」を紹介しました。

神戸ポートミュージアムの周辺は、まだマンションが建設中だったりと、これからの発展が期待できます。ゆくゆくはハーバーランドぐらい色々な店が建ち並ぶエリアになるといいですね。

神戸ポートミュージアムの計画が上がったときに書いた記事です。建設前の土地の状態などを写真で紹介しています。

その後の神戸ポートミュージアムの建設状況を紹介した記事です。

ではまた!

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