東レ【3402】配当回復後は据え置き・株価はレンジ気味の推移

炭素繊維で世界トップの東レ(3402)、配当金は回復後据え置きで推移しています。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。

東レのPOINT
  • 配当は回復、利回りは平均よりは高め
  • 業績推移はやや厳しめ、株価はレンジ気味の推移
スポンサーリンク

東レの株価情報と配当・優待

東レの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年4月26日終値時点)

株価:702.8円
予想PER:19.4倍
PBR:0.68倍
予想EPS:36.22円
時価総額:1兆1,466億円

最新の株価参考:東レ(株)【3402】:Yahoo!ファイナンス

配当金の情報

2024年3月期の予定年間配当:18円
予想年間配当利回り:2.56%

配当金の推移について

下記は東レの配当金推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

2021年3月期は減配、2022年3月期は回復。2024年3月期は据え置き予定としています。

配当性向は2023年3月期が39.6%、2024年3月期の予想が約50%です。

配当方針を確認

配当方針は「安定的かつ継続的配当の維持を基本、配当性向は30%以上」としています。

参考:株主還元|TORAY

株主優待について

株主優待制度は実施していないです。

スポンサーリンク

東レの業績推移と株価推移

東レの業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記は東レの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

減益で推移し2021年3月期も厳しくなりましたが2022年3月期は回復。

2023年3月期は営業増益、最終減益に。2024年3月期は最終減益見通しとしています。

参考:セグメント情報|TORAY

株価のチャート

下記は東レ5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年3月に急落も、2020年10月に上昇して下落前の水準に戻っています。

2021年はレンジで推移、2022年7月以降も比較的レンジで推移しています。

スポンサーリンク

東レの事業内容と財務状況

東レの事業内容と財務状況を確認していきます。

東レ(3402)の概要

東レ株式会社(とうレ、英称:Toray Industries, Inc.)は、合成繊維・合成樹脂をはじめとする化学製品や情報関連素材を取り扱う大手化学企業。

三井グループの中核企業の一つとしてその名を知られており、コーポレート・スローガンは、「Innovation by Chemistry」(化学による革新と創造)。社名にあるレは再生繊維のレーヨンを意味する(旧社名:東洋レーヨン)が、レーヨンの生産を終了している。

東レ – Wikipediaより抜粋

主要事業は「繊維」、「機能化成品」、「炭素繊維複合材料」、「環境・エンジニアリング」、「ライフサイエンス」です。

炭素繊維複合材料は飛行機のボーイングにも利用されるなど世界最大級です。

3カ月決算の実績

下記は東レの各決算期における連結最終利益の推移と前期との比較グラフです。

2024年3月期の連結最終利益は580億円見込みとしています。

キャッシュフロー

下記は東レのキャッシュ・フローの推移です。

営業CFはある程度安定した推移です。

東レの配当について

2022年3月期は大きく利益が回復し配当も回復しましたが、2023年3月期は最終減益に。

配当利回りは平均より高めの利回りですが、配当性向は高く過去に減配したことを考えると警戒感はあります。

タイトルとURLをコピーしました