怒っている人っていますよね?
なんか常に怒ってる。
いつも機嫌が悪い。
私が怒らせたかなあ?
何か嫌なことがあったのかなあ?
私の母親もそんな感じの人でした。
いつもなんだか怒ってて、
私が子どもの頃の母親は、
怒ってる顔しか思い出せません
カウンセラー養成講座の勉強の中で、
この怒りの感情についての学びは、
私の中で、一番に腑に落ちました。
心理学では、
怒りの感情というのは、二次感情なんだそうで、
二次感情ということは、一次感情が有る訳で。
一次感情が湧いた後、二次感情が出るのだそうです。
(それも脳内で瞬時にやっていると!)
心理学で言う所の、一次感情とは、
不安
心配
寂しさ
悲しみ
心細さ
絶望感
落胆
等
私の例でいけば、
子どもが突然道路に飛び出した!
ギャーッと叫んで「バカ!」と連れ戻し、
もう怒りまくります。
怒りが二次感情だとすると、私の一次感情は、
心配、
悲しみ
恐怖
子どもが怪我をするかも知れない悲しみや不安(一次感情)、
からの怒り(二次感情)なのです。
我が子を愛しているからこその感情なのですね。
飛び出し注意!
私の母親は、
私が小さい頃は、
本当にいつも怒っていました。
怒りが二次感情だとしたら、
お母さんの一次感情は何だろう?と考えました。
母は、お見合い結婚で、
貧乏な実家から貧乏な家へお嫁に来て、
近所に友だちもおらず、
狭い家に義父母、義兄弟と同居。
それは、心細い、不安です。
しかも、
頼りの夫は、人の話を聴かない支配者タイプときたもんだ!
嫁いびりもあったし、
毎日がストレスの連続だったんだろうなあ。
そんな中での子育ては本当に大変です。
まだ20代です。
私にあたって暴力を振るうこともありました。
いつも怒ってたということは、
それだけ一次感情が深かったのだなあ~と、
今、やっとわかって、
お母さん、大変だったね、と母親を思いやることが出来ました。
心理学を学ぶまでは、
私がパニック障害になったのは母親が厳しかったせいだ!
と、かなり親を恨んでいました。
でも今は、
そんな心理的葛藤を抱えながら一生懸命私を育ててくれた母に、本当に感謝しています。
カウンセリングを学んでよかった。
また一つ心が癒されました。
怒りについての例を挙げると……
レストランで、自分の注文した料理だけ忘れられて出てこなくて、
キレてるおじさんの一次感情は
「ボクちゃんをないがしろにされて悲しい。クスン」だったりします。
旦那さんの帰りがいつも遅くて、怒ってる奥さんの一次感情は
「ワタシ、ひとりぼっちで寂しい。何かあったんじゃないかと心配」
学校の教師が、授業中に騒ぐ子どもに「静かにしろ!」とキレたとします。
その先生の一次感情は
「ボクちゃんの話をみんなが聞いてくれなくて悲しい。クスン」かも。
こんな風に、
怒っている人の一次感情を考えた時、
人間ってなんて健気で深いんだろう、と愛しささえ感じます
あなたも、
今何かに怒ってるなら、
この二次感情である怒りの、
一次感情は何だろう?と
自分の心に聴いてみてください。
きっと、
健気で素直な、可愛らしい自分自身を観ることができますよ
素直に一次感情を認めることの出来ない人の