受験生として必要なこと | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

目下、秋期の模試ラッシュですね。うちの予備校では来週が全統記述の実施日となっています。

 

模試は良かったり悪かったりするものですが、それは所詮模試ですからね。

模試のスコアは気になるものです。合否判定なども出ますから。でも模試で合否は決まらないのですよ。合否は入試の当日の出来だけで決まるものです。

 

この時期の受験生に最も必要なことは計画力です。

普段の勉強やテストや模試などの結果を受けて、今後受験の当日までにどのようなことをしていくべきなのか、分かりましたか?まずそれを明確にしましょう。

計画を立てるために模試があります。自分の弱いところや足りないところを指摘してくれるのが模試です。

だから模試の成績が良すぎるということは怖いのですよね。模試が計画をサポートしてくれていないと、今後入試までの時間がフンワリとなってしまって、フンワリと不合格になってしまうことがあるからです。

 


あなたに質問します。

”10月末までにどんなことを達成しようと思っていますか。そのために今週は何をしますか。そのために今日は何をしますか。”

小学生ならば

”今月は頑張る。だから今週は頑張る。今日も頑張る”

で済まされるところですが、大学受験生ならば明確なターゲットを持っていないとダメですね。”今日は10時間勉強する”とか言っている人も、今更何を言っているのだろうと感じてしまいます。追い求めるべきは、時間数ではなく、ターゲットですよね。

 

 

もう一つ、受験生に大切なことは精神力です。最後の最後は結局それですよ。

日々やるべきことをやり抜く力。この時期には、焦る気持ちにもなりますし、苦しい気持ちが次々に襲ってきます。そりゃ~人生を変えていく受験ですから。甘くないですよね。

これまで私がみてきた受験も、この時期からは気持ちの問題が多分に影響するものでした。

受験は、受験の魔物との闘いでもあります。そして魔物の正体は自分自身なのですよね。私も28年前に戦った相手は自分自身だったと思い出されます。

 

これから残りの時間の戦いは、厳しいものになると思います。その厳しさを受け入れて、その先の未来を見つめて、挑戦してください。

 

いくた