全統記述も全統共通テストも終わって、大型の模試は終わりました。これで自分の持っている偏差値は決定した感じですよね。
"偏差値が足りないから、もう医学部に合格は不可能でしょうか?"
という質問はこの時期にはたくさんいただくものです。
こういった質問を予備校や塾の先生にすると何と答えてくれるのか。
"頑張れば大丈夫だよ〜"
とか、そんなものですよね。
私は数学を教えている立場ですし、非論理的でいい加減な答えをすることは、ポリシーに反します。
私のこれまでの統計に従って考えるのであれば、現役or一浪くらいまでの生徒であれば、ここから大きく捲って、合格出来る例はたくさんあります。
特に、アウトプットの練習が不足していて、蓄積した能力がまだ出し切れない場合、
その練習を諦めずに続けていけるのであれば、合格は充分にあります。
例えばこういうことです。
模試や過去問をやってみて、
思うようにスコアが伸びない場合でも、
模範回答を読んだり先生に質問してみたりした結果、それが妥当なことだと認識できている場合は、アウトプットの練習が足りないことが原因である可能性が高いですね。
この場合には、アウトプットの練習とその反省をギリギリまで重ねていけば、最終的に得点力が急伸して、医学部の門が開くことも充分にあります。ただちゃんと反省しないといけませんよ。練習と反省の繰り返しで、纏まっていきます。
しかし、現状でインプット不足の場合、
つまり模範回答を読んでも解説授業を受けても先生に質問してもよく分からない場合、
これは今期の入試に間に合わせることは、現実的に難しいと言わざるを得ません。
ただその状態であっても、私は今期の入試に対してベストを尽くすことを勧めます。今期が駄目だから来期に向けて・・・などとは言いません。
もしも、来期に持ち越しになってしまうとしても、ガチで受験期を戦った経験は貴重なものとなるからです。
いくた