大学受験生の諸君へ | 中学入試と医学部入試の道の駅

中学入試と医学部入試の道の駅

小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

共通テストまであと38日となりました。

もうここからは最終調整の時間・・・その日その時に最大限の力を発揮するために合わせていくものですよね。

 

順調に進められている人は、決して油断しないことです。受験会場には魔物が棲んでいます。そいつに喰われたら実力者でも死んでしまいます。臆病なくらいに慎重さをもってこれからの時間を進んでいくべきです。

これからの学習が、本質的な実力UPに繋がるかというと、それは難しいのかもしれません。しかし、考え得る限りの対応策を講じておくことは、自分の中の小さな不安な側面を消し去ることに繋がります。入試会場ではほんの些細な不安要素が、大きな結果として跳ね返ってくるものです。考え得る限りのベストを尽くしておくことは、結果としては大きな差に繋がっていきます。

 

偏差値で合否が決まるものではありません。偏差値は一つの物差しであって、合否はまた別の次元に存在します。

時々、E判定からの逆転合格という話も聞きますが、別にE判定から合格している人なんてたくさんいるのですから、逆転というよりは”名を捨てて実を取る”という結果だったと思うのですが。これからは、実しか狙わない闘いです。

 

そして、今日、特に言っておきたいこと。それは、今年の受験に見込みが薄い諸君に。もう来年は浪人がほぼ確定している生徒に。

私には浪人経験があり、そしていつも浪人生の指導をしています。浪人生の大変さは身に染みて理解しています。

もう腹を括っているのであれば、既にここから次の戦いが始まっているものだと思ってほしいのです。今期の残りの時間を無駄にしないでほしいのです。

これから今期の時間にできること、それは・・・無理だと分かっていても今期の受験にベストを尽くすことです。

もし、ダメだったとしても、この経験は来期へと繋がっていく大きな種となります。

 

そして、リトライが決まったのであれば、そこから迅速に来期に向けて始動することです。

浪人生の学力は努力とともに上がっていきますが、浪人生内の順位は4月から9月くらいまで全然変わらないのですよね。これは私がこれまでに所属した予備校のどの校舎でも同様のことが言えました。それは自分が努力しても、他の生徒も努力しているからです。9月以降には順位の変化も見られますが、それでも大きな上昇をする生徒は多くはありません。

それを考慮すると、来期の勝負は4月の時点で決まっているということです。始まる前に勝つ意識をもってください。

 

ですので・・・

これからの時間はすべての受験生にとって重要な時間です。闇雲に勉強すればいいということではなく、今期のこれまでを振り返って、自分が今為すべきことを考えて進まねばなりません。

健康にも気を付けないといけません。体調を崩せば大きなマイナス要素になってしまいます。

 

すべての面で・・・

受験生として生きること、その最終チャレンジがここからの日々です。

 

いくた