喜多呂　
（大阪市北区　2023年05月20日）

天神橋筋六丁目駅から北西へ500mほどのところに店を構えるとんかつの店「喜多呂」で夕食を頂きました

訪れてみると家族経営のアットホームなお店で、客のおっちゃんたちが呑みながら話に花を咲かせていました

私はカウンター席に座って、店前にデカデカと書いてあった特製ロースかつ定食1980円を注文しました

注文が通ると目の前の厨房では、マスターが衣を纏った淡路島産えびすもち豚を油の中に投入

コーンサラダオイルとラードを7:3でブレンドしているんだとか

気泡がパチパチと弾ける音と揚がったカツがザクッザクッと切られる音が心地よかったです

耳から食欲を掻き立てられるのは珍しいです

10分ほどでご飯、味噌汁と一緒にお盆に載せて運ばれてきましたが、目の前に現れたカツが想像以上に大きくて期待がびっくり

写真ではサイズが分かりにくいですが、味噌汁の器を横に2個並べても足らないくらい長手方向に大きさがあります

箸でカツを持ち上げると厚み方向にもかなりあって噛み切れるか心配になるくらいです

断面を見ると、赤身の部分と脂身の部分がはっきり分かれており、肉汁が閉じ込めらているのが分かります

食べてみると、分厚いという第一印象から想像できないほど非常に柔らかく食べ易かったです

脂の部分からは独特の甘みが出てきて、赤身部分は肉本来の旨味があります

調味料は塩とケチャップソースを用意してくれていますが、肉の味を楽しむために塩と下味の胡椒で食べるのがベストだと思いました

これだけボリュームがあると後半は胃がもたれたりするのですが、揚げ油もあっさりしているせいか余裕で完食してしまいました

店のある本庄というエリアはどの駅からも微妙に遠いですが、間違いなく質の良いとんかつが頂けるのでとんかつ好きにはオススメです