テーマ:政治・社会問題(2913)
カテゴリ:時事・社会
日経新聞電子版(2022.9.8)に、埼玉県三郷市の開業医松田正先生の「新型コロナ感染症に対する漢方薬の効果については、デルタ株に比べオミクロン株の方が有効性が高くなっている」という興味ある知見が紹介されていたので、そのポイントをまとめてみました。
オミクロン株、漢方薬が有効 松田正氏: 日本経済新聞 (nikkei.com) オミクロン株に「葛根湯+小柴胡湯加桔梗石膏」が有用な可能性!:日経メディカル (nikkeibp.co.jp)
インフルエンザよりも怖いとされる2類感染症の指定はそのままにしながら、ハードルの高い発熱外来に行くことすらできない医療難民の増加を素知らぬ顔で、「軽症者は自分で抗原検査キットで検査して、風邪薬でも飲んで家で寝ていなさい」という無為、無策、無能な医療行政に頼らずに、自分や家族を守っていこうとしている人々のために、このような情報が一つの灯りをともしてくれるのではないでしょうか。 巷のうわさでは、発熱外来への電話はほとんど通じず、通じてもすべて断わられるという地域の基幹病院もあるそうです。 かかりつけ医に相談しても、「今はうちはコロナもインフルエンザも診ません、発熱している場合は発熱外来のあるところに相談してください」と臆面もなく言う医師もいます。 そう言えば私のかかりつけ医も、「今コロナでうちのスタッフに一人でも感染者が出たら閉院せざるをえなくなりますからねえ・・・」と言っていました。 医院の経営者としての気持ちはわからないでもありませんが、「それでは何のための”かかりつけ医”なのか、かかりつけ医制度は誰のための制度なのか!」と一瞬怒鳴りたくなりましたが、スタッフにも感染対策を徹底して実践させている真面目な先生の顔を見ていると、少しかわいそうな気がしてここは我慢すべきと自重しました。 すみやかに2類感染症の指定を変えるなり、新型コロナ特例措置をとるなりして、希望者がどこの医療機関でも受診できる政策が実現できないのはなぜなのでしょう。 単に今の政府に実行する意欲がないだけなのか、実行させない利権がらみの圧力が働いているのか、そのうち自然減少していくので、今は経済優先面を強調していった方が政権安定のためになるとズル賢く考えているのか、いろいろ複合的な理由がありそうですが、3年近くたっても患者数が増えればアタフタアタフタ、いつまでたっても筋の通った感染症危機管理政策が打ち出せないこの国を、専門家も政治家も、誰も恥ずかしいいとは思っていないのでしょうか。
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最終更新日
2022.09.10 20:11:19
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