11直列式スピナーの作り方を紹介します。
対象魚は河川のニジマスなどのトラウトです。

直列式スピナーとは

直列式スピナーとは、糸よれしにくい工夫がされたルアーで、次の特徴があります。
 (1)ブレードが2枚(D)
 (2)ワイヤーがクランク形状(G)

図示します。
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通常のスピナーは、水中でスピナー自体が回転するため釣り糸がよれるという問題があります。
釣り糸がちゅるちゅるになってライントラブルとなります。
直列式スピナーは、水中でスピナー自体が回転しにくいため、糸よれが発生しにくいです。

詳しくは次の過去記事に記載しています。

(リンク:)


作り方

 以下、直列式スピナーの作り方です。

(1)フックアイの作成

 フックアイとは、ワイヤーで作ったフックを取り付ける輪っかです。
 まずワイヤーループペンチでステンレスワイヤーを挟んで曲げます。
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 次に、ステンレスワイヤーを3回ほど巻き付けます。
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 余った部分をニッパーで切ればフックアイの完成です。
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(2)オモリ、ビーズの取り付け

 オモリの穴、ビーズの穴をステンレスワイヤーに通します。
 フックアイに当たって止まります。
 以下のようにビーズ(大)、オモリ、ビーズ(小)、ビーズ(小)の順に通しました。
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(3)ブレード、クレビスの取り付け

 クレビスをブレードの穴に通し、そのままクレビスの2つの穴をステンレスワイヤーに通します。
 ビーズに当たって止まります。
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(4)クランク形状の作成

 クランク形状は強度を考慮して、ループで作ります。
 ループはワイヤループペンチにステンレスワイヤーを巻き付けて作ります。
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 ループを2つ作るとクランク形状の完成です。
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(5)オモリ、ビーズの取り付け

 やり方は上記(2)と同じです。
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(6)ブレード、クレビスの取り付け

 やり方は上記(3)と同じです。
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(7)ラインアイの作成

 ラインアイとは、釣り糸を結びつけるための輪っかです。
 作り方は上記(1)フックアイと同じです。
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(8)フックの取り付け

 スプリットリングを介して、フックアイとフックの穴をつなぎます。
 スプリットリングをスプリットリングオープナーで開いて行います。
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(9)完成

 以上で完成です。
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材料

以下、材料を紹介します。

ステンレスワイヤー

以下は手作り天秤・ルアー等向けに販売されているものです。

NTスイベル(N.T.SWIVEL) ステンレスライン 50cm 0.8mm
by カエレバ

ブレード

ブレードにはいくつかの種類があります。
水中で回転するコロラドブレードを使います。

カツイチ コロラド ブレードCR BL-7S #2
by カエレバ

クレビス

以下はスピナー用として販売されているものです。

オルルド釣具 釣り具 ルアー クレビス「クレビルド」 U形 スピナー メイキング パーツ
by カエレバ

オモリ(ウェイト)

以下はフライタイイング向けのタングステンビーズです。
スピナーにも良いです。

タングステンビーズ、タングステンラウンドビーズ、フライタイイングビーズ、野生の釣りのための海釣り(4.6mm)
by カエレバ

ビーズ

 今回、大小2種類を使いました。
 以下は、大きい方のビーズです。
 ビーズは多くの色や大きさが販売されていますので、好みに合わせて揃えると良いです。

ささめ針(Sasame) P-388 道具屋 お徳用 ダイヤカット レッド #5
by カエレバ


工具


ワイヤーループペンチ

 ワイヤーを加工するための工具です。

【マルト長谷川工作所 MARUTO】ケイバ HRC-D34 ワイヤーループプライヤー 110mm マルト長谷川 MARUTO
by カエレバ


まとめ

 今回は直列式スピナーを作りました。
 作り方は簡単です。
 糸よれしにくいメリットがあります。


動画を作成しました。ご視聴下さい。




(チャンネル)
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最後までお読みいただきありがとうございます。
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