心が落ち着く呼吸、その前に身体のケア〜辛い気持ちで涙が出ちゃう人 | 僕の碧い星

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今日は『なぜ深く呼吸をすると辛い気持ちになるのか』について、自分のカラダと感情の変化と、インドで学んだことを通してお話します( ◠‿◠ )/❣️

 

 

2021年3月26日に公開した記事に、リライトに必要な文言などを追記・修正して2021年12月24日に再公開しましたよ❣️

 


朝の日課に呼吸法をし始めた頃、呼吸を深く繰り返そうとすると、『ぎゃー❗️』と叫びたくなるような、辛い気持ちが湧き上がることがありました。


 

呼吸をゆっくりと行い、肺とお腹がいつもより大きく動き出すと、『ぎゃー❗️』という気持ちの前に、まず背筋を真っ直ぐに保って座ることに違和感を感じ始めました。それを我慢して深い呼吸を続けていると、悲しいような寂しいようななんともいえない辛い気持ちに襲われたのです。


 

この時に気づいたのは、これは『心の底にしまっておいた感情が出てきた』のではなく、背中の筋肉が張ってひどく硬くなっているのが原因だということです。こんな時は背骨も柔軟に動かすことはできないでしょう。


 

呼吸法を行っていて辛い感情が湧き上がってくるように感じ、時に泣いてしまうのは、結論をいうと『背骨が柔軟に動かせない・背中が張っている』せい。
 


ほとんどの人は、この気持ち悪さが『背中の張り・背骨が柔軟に動かない』という原因からだとは気づきにくいのですが、この時なぜ、わたしが気づけたかというと、4ヶ月間のインドでのヨガ修行の後だったからです。
 

 

リシケシの野良牛さんにビスケットをあげてみた!

(↑リシケシの野良牛さんにビスケットをあげてみた。わたしの指を噛まないように唇を伸ばして可愛かったよ!わたしもつい、口に力が入るの図!)
 

インドでは、ヨガの聖地といわれるリシケシで、『背骨を色んな方向に動かすことにフォーカスしたヨガ』を教える先生に師事することができ、この期間は子供の頃からの偏頭痛が全くありませんでした。しかし日本に戻り、ヨガポーズの他にウェイトを使ったトレーニングを再開すると、ヨガとストレッチでは回復できないほどの背中の張りが残るようになりました。筋肥大させるために筋肉を傷めて超回復させようとするのですから当然なのですが...💦


というわけで、背骨をまんべんなく動かすヨガで偏頭痛が治った経験をしたことから、常に背骨・背中の柔らかさに意識を向けるようになったのと、インドで自重でヨガだけをしていた期間が4ヶ月もあったことから、その後ウェイトを使った時のカラダの違いに気づくことができました❣️


 

実はこの後、呼吸法だけを教える4日間のクラスを受講しました。その時、講師が呼吸がもたらす心の変化について、『初めてこの呼吸法を生徒として行った時、涙が溢れ出た。』とご自身の体験を語ったことがありました。そして当時、なぜ涙が出たのか分からず、先生に『この涙はなんですか?』と聞かれたそうです。


 

『結局、あの涙がなんだったのか今でも分かりません。』というオチのお話だったのですが、わたしは『それはそうだ、背骨と背中の状態は気づきにくいもん。』と思いました。この講師が泣いた原因も、疑いなく『背骨・背中』だとわたしは考えます。


また、呼吸法を行い『ぎゃー❗️』と叫びたくなる辛い気持ちが湧き上がった時、インドで一緒に学んでいた仲間が泣き出してしまったことを思い出しました。


 

インド・リシケシではヨガ経験の異なる約50名が一緒に学んでいました。そして、アーサナとともに呼吸法の練習が深まってきたある日、授業後に生徒の一人が泣きながら自分の部屋に戻っていくのを見ました。涙がぽろっと流れるのではなく、わぁわぁ泣く感じです。


 

このトレーニングが始まってから、すでに数名が体力や筋力的に授業についていけないと感じて泣いてしまうことがあり、この日泣いた彼女も同じように悩んでいるのかと思ったのですが、授業中近くにいた仲間に何かあったのか聞くと『胸を開いたから、心の奥にあった感情が出てきちゃったんだよ。』とのこと。


 

この時は、『そういえばヨガを始めてから、胸を開くポーズは身体だけではなく感情にも強く働きかけ解放させていく、みたいなことは何度も聞いたし、そんなこともあるのかな。』くらいに思っていました。


 

でも、わたし自身が、深い呼吸で涙が出そうなくらい悲しいような気持ちに襲われる経験をした今、呼吸法の講師やインドでのヨガ仲間が、呼吸で泣いてしまった時にカラダと感情でどのように感じていたかがよく分かります。


 

どんな感じかというと、この時、カラダ(背骨・背中)の不調は感じないのですが、心が悲しみのような辛い感情で満ちていきます。そこで、この感情の原因を過去の記憶の中から探そうとするのですが、さっぱり原因が思いつかないという状態になります。


 

でも、思いつかないのも当然。感情が原因なのではなくて、背骨のせいだからです。


 

インドでヨガを学んだ時、『毎日のようにお酒を飲んだり、食べ過ぎで内臓が疲れている人、座りっぱなし・立ちっぱなし、強度の高いスポーツなどで背骨にクセがある人は、背骨を柔軟に動かすことができず、急に呼吸法を行うと危険です。まずはアーサナを行いましょう。』と習いました。


 

『危険』とまでいわれるほど、これは大切なことです。

 

アーサナとは、簡単に言うとヨガのポーズのことです。古代インドから伝わる八支則の教えでは、第1段階目から第8段階目まで順番に行うとされていて、アーサナ(ヨガポーズ)はプラナヤマ(呼吸法)の前段階となっています。


 

『呼吸』と聞くと、『肺』『横隔膜』を連想しますが、実際には背骨を中心に全身が連動して行われるものです。ですから、背骨に歪みを抱えていたり、間違った姿勢で呼吸法を行った場合、問題のある背骨の箇所に負担をかけます。


背骨に過剰な負担をかけることが、なぜ『危険』なのか。それは背骨には、カラダを支える柱としての役割の他に、重要な神経を保護するはたらきがあるからです。


呼吸を深く行う時、姿勢にクセがあり背骨に動きにくい箇所があると、そこの神経が圧迫されて『ぎゃー❗️』と叫びたくなる嫌ーな感じに襲われるのです。それは涙が溢れるほどの嫌ーな感じです。


 

というわけで、何度も言いますが『呼吸法を行って泣いてしまうのは、背骨が柔軟に動かせない・背中が張っているせい』です。呼吸法を始めて悲しかったり辛い気持ちが湧き上がったら、まずは背中を、時に背骨周りをほぐしてくださいね。

 

もし、寝転ぶことができるなら、仰向けに寝てテニスボールなどで背骨の脇の筋肉をほぐしてあげると憂鬱な気分が嘘のように晴れてきますよ。

 

背骨の脇の筋肉をほぐそう!

(↑背骨脇の筋肉の張りは分かりにくい!床にテニスボールなどを置き、背骨脇の筋肉にボールが当たるように仰向けに寝てほぐすよ。)

 

(↓わたしはテニスボールと、このマッサージボールを使っています。)

 

 

 

 

マッサージボールの使い方

(↑ふたつのボールが繋がっているので、首に当てても転がって動いてしまうことがないよ!)

 

 

寝転ぶことができない場所(職場での休憩時間など)で行っていたら、座ったまま、もしくは立って背骨を動かします❣️

 

 

呼吸法の前に、背筋を丸めて、背中側で背骨が一本づつ離れていくように。お腹と胸を反らせ、カラダの前側で背骨が一本づつ離れていくように。そして、上半身を横に倒したり捻ったりしてみて下さい( ◠‿◠ )/❣️

 

癒し・ヒーリングカテゴリーにお引っ越ししましたよ❣️


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