青森県平川市に鎮座しています
猿賀神社です。
昨年の八月、
蓮の時期に参拝しました。
この日は青葉の手水舎。
池上神社です。
御祭神
少彦名神
孔雀柏(くじゃくかしわ)、
牧野富太郎博士命名。
一般的に西日本の暖かい地域に見られ、
北国には大変珍しいそうです。
柏は新芽が出ないと古い葉が落ちないことから、
「子供が生まれるまで親は死なない」、
「家系が絶えない・子孫繁栄」など、
古くから縁起を担いで親しまれています。
猿賀神社、拝殿です。
津軽龍神霊場
御祭神
上毛野君田道命
相殿神
保食神
由緒
仁徳天皇五十五年(367)、
上毛野君田道命は
天皇の北夷平定の勅命を受け、
東北地方に兵を進めますが
戦利を得ずに戦死しました。
しかし後に大蛇の姿となって、
平定したと伝えられます。
(亡骸は秋田県鹿角市に埋葬され、
猿賀神社が建立されました)
桓武天皇の御代、
再び暴夷を平定することとなりました。
坂上田村麻呂将軍が兵を進め
苦戦となりますが、
上毛野君田道命の霊感を受けて大勝します。
延暦十二年(793)、
坂上田村麻呂はこの地に祠を祀り、
天皇に奏上しました。
大同二年(807)、
天皇の勅命により社殿を造営。
奥州猿賀山深砂大権現として勧請、
神威天長、国家安穏、黎民豊楽、
悪鬼退散を祈願します。
以来、
猿賀の深砂宮(神蛇宮)として、
藤原秀衡公、 北畠顕家卿、
安倍氏代々等の国司、
津軽藩主に崇められます。
明治4年(1872)、
猿賀神社と改称しました。
神霊碑です。
御祭神・上毛野君田道命の御魂が祀られています。
境内にて。