大日本赤誠会愛知県本部ブログ版”一撃必中”

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アイアンドーム 過去数万発のロケットを迎撃した猛者

2021年12月11日 10時42分11秒 | 中東 シリア イラン イラク イエメン UAE サウジ レバノン イスラエル 

ELM-2084MMRマルチミッションレーダー
ELM-2084は、イスラエル航空宇宙産業の子会社であるELTAによって製造されたイスラエルの地上ベースのモバイル3D AESAマルチミッションレーダー(MMR)ファミリーです。これは、アイアンドーム防空システムが使用する発射制御レーダーです。レーダーは砲兵を検出し、敵の砲撃の発生源を特定し、入ってくる砲弾、ミサイル、迫撃砲の味方ゾーン内の弾道と衝突点を予測することができます。
ELM-2084は、レーダーユニット、制御モジュール、冷却ユニット、および発電機で構成されたモバイルシステムです。さまざまな輸送プラットフォームに取り付けることができます。最大470kmの範囲で最大1,100の異なるターゲットを同時に検出できるSバンドレーダーを使用しています。
参考:Sバンド
電子レンジや無線LANでお馴染みの「Sバンド」の周波数は2~4GHz。周波数はXバンドの約3分の1で、波長は約10センチになります。Sバンドは遠くまで届くという特徴があります。 そこで、人工衛星が迷子にならないための通信手段としてSバンドを使うことがよくあります。地球観測衛星では、観測データのやり取りはXバンドで、機体を維持するための最低限のデータのやりとりはSバンドで行うという構成にしていることがよくあります。
Xバンド
Xバンドの周波数は8~12GHz。1秒間に80~120億回も振動している電磁波です。今、実用化が期待されている電気を無線で飛ばす技術、「無線電送」の実験にも使われています。波長は3センチくらいです。 波長の短いマイクロ波は直進性があがり、狙ったところにデータを届けやすくなります。そこで人工衛星や探査機では、周波数が高く、波長が短いXバンドで大容量のデータのやり取りをしています。f-35のAESAレーダーや小惑星探査機はやぶさ2のメインアンテナもXバンドです。
因みにBSテレビはXバンドの9GHz帯ですから、戦争がはじまると先ず妨害電波が出て観れなくなります。で、始まった事が分かります。その時は各自ご健闘くださいね。



Counter-RAM として4キロメートル以上70キロメートル以内から発射される155mm砲弾、ロケット弾は元より、対空ミサイルとして10キロメートル以内のUAVや航空機、誘導爆弾に対する近接防空を担うことも考慮されている。全天候型のシステムとして構築され、重要性の低い目標へ向かう攻撃を対象から除外することで、ミサイルの消費を押さえる事も可能とされている。2008年の段階では、射程15キロメートルでロケット弾が飛来した場合、150平方キロメートルのエリアを防御可能であると考えられていた。
迎撃成功率は、90 %とされている。これは、迎撃を試みた目標に対するものであり、迎撃対象外とされたものについては分母に含まれない。運用時には、同時に2発のミサイルが用いられている。

@信管は近接信管。但し守備範囲が狭いので、米軍は採用していません。先般グアムでテストを行っていましたが、グアムなら守備範囲に収まるからです。