福岡の看板屋 独り言(看板.・カワムラ)TEL092-935-7058

皆様に生かして頂いてる看板屋としての呟きです。内容は独り言なので、万が一気分を害された方が居られましたら何卒ご容赦。

yちゃん何処へ行ったんだ・・・

2020年10月23日 | Weblog

人恋しい秋・・・

yちゃん 何処へ行ったんだ 元気かな。

彼との出会いは 私がまだ30歳代だった頃・・・

 

営業(下請けの依頼)で突然 我が工場を

訪ねて来たyちゃんは

当たらず触らずの挨拶をし、

「すみません 手一杯ですから」とお断りをしたのが

初めてだった・・・

 

次の日 現場から帰ってくると yちゃんが

応接イスにどかりと居座っていた。

 

私:「あん~れ?~何でしょうか 昨日、お断り

した筈ですが・・・何か?」と言うと

yちゃん、タバコの煙を鼻からスカ~ッと吐き出し

 

yちゃん「俺は昨日 悔しかったね・・・そんなに

     俺は信用のない男なのかね」と能面の様な

     目で 遠目の目つきをしていた

(ほう~押し売りかよ いい度胸じゃんか てめ~っ)

と思った私は

私:「なんな?初めて逢ったアンタに 気が乗らんから

   お引き取り下さいと言った迄よ 何を言うちょるの?」

   と言い返す

 

yちゃん「俺は昨夜 悔しくて 涙で枕を濡らしたね

     子供達からも お父さん元気ないねと言われたし

     家内からも 胃潰瘍でも出来たんじゃないと

     心配されたよ・・・悲しいよ 本当に」

     と涙を浮かべていた。

 

私   「し、知るか!あんたら、そんなん日常茶飯事だろう

     俺にそげな事言われてもクサ!俺は保守的な

     性質の男やからな 此間 俺の勘はズバズバ

     当たるけん 易者にならんか?と誘われた

     ばかりだ!キモッ けーってくんなっ」

 

普通、ここまでのやり取りで 去って行くのが関の山だが

yちゃんは違った。そりゃ あたかも 何十年も付き合って

来た友達に振られ 俺は悲しかったと訴えているような

雰囲気だった。

(何か 変な奴・・でも この男一流の営業マンなのかもな)

何だかんだ 話している内に 忽ち友達の様な雰囲気に

なり yちゃんはちょくちょく顔を出すようになった。

 

小中高と剣道をやっていて 背丈は180位の長身で

冗談が上手く 俺、アンタの間柄になった。

竹刀を握らせると中々の構えを見せた・・・・

余程 腕に覚えがあったのだろう。

 

それにしても あの心臓に毛でも生えたような

度胸はタダものではない・・・

この人スゲー大物なのかもな

 

偶に 大げさな仕事の依頼があり 行ってみると

「ん?なんじゃこりゃ?」と思うような小さな仕事だったり

すると「アンタくさ!話が違う!時間の無駄やん 

豪華弁当かと思ったら 日の丸弁当やん!

弁当箱の中身は梅干しの種一個やん!」と言うと

「どうせ暇やろうもんwwww」と言われ

「よか暇つぶしに なったよ 交通費だせよ?!」と

こちらも 愛嬌で返すようになったのは

恐るべき 彼の営業マンとしての才能だろう・・・

 

リーマンショックで突然顔を見せなくなり

あれ以来顔を見せない・・・

何処へ行ったんだyちゃん 元気かな?

元気だったら 連絡くれよ・・・寂しいじゃねぇか

 

ps 子供の運動会で久しぶりに逢ったらさぁ~

なんか よそよそしかったのは何故だろう

何か、勘違いしてんのかな・・・

 

 


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