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カテゴリ:漫画
私が楽天koboで何か面白い漫画はないものかと 色々漁っていたところ チェンソーマンの1巻と2巻が 無料で試し読みが出来たので 読んでみることにしました。 そしたらもう止まらない止まらない。 電子書籍は購入した瞬間に読めるので (そこが良いところであり 恐ろしいところでもあるのですが) ついぞ全巻購入してしまいました。 全11巻というのも また買って買えないわけではないという 絶妙なラインが 私をまた後押ししてきましたね。 楽天koboは お得なクーポンを 発行していると思いますので 購入の際は まず公式サイト にてクーポンをもらうことを 強くおススメします。 私も呪術廻戦17巻+チェンソーマン3巻~11巻で 15%オフで4000円切る値段で 購入することができました。 呪術廻戦 17【電子書籍】[ 芥見下々 ] 多少感想を述べさせていただこうかと思います。 少しだけ ネタバレも含みますのでご注意下さい。 通常の漫画と言えば 正義対悪者ですよね。 この漫画では 悪魔が出てくるので 構図としては 天使対悪魔となるはずですが 悪魔(魔人)、悪魔と契約した人間、悪魔でも魔人でもない主人公対悪魔 という構図になっており天使や光という 従来必要そうな人や属性は 排除されているのですね。 一度 地獄の「闇の力」を手に入れた悪魔に対して 主人公デンジは これが俺の光の力だああああ! といって自分の体にガソリンぶっかけて 火を纏って敵の血をがぶがぶ飲みながら 光の力で回復ウ! と言ってオーエスオーエス(綱引き)したのですが 「なんか思ってた光の力じゃない・・・・。」 と、爆笑したのが忘れられません。 それには 闇の力を手にした敵にさえ 「恐い」と言わしめたほどです。 (このシーンは、 やや旧約聖書に出てくる エデンの園の東の命の木の道を守る 回る剣の炎のオマージュかとも思われますが ここでは割愛。) 創世記(旧約聖書) (岩波文庫 青801-1) [ 関根 正雄 ] あとは 天使の悪魔「エンジェル」が出てきたり 主人公の名前がテンシに濁点をつけた 「デンジ」であったり デンジの相棒の魔人「パワー」が 天使の階級の6位にあたる 能天使から由来している可能性も あるかなといった具合ですが。 こう見るとちょいちょい 天使要素もありますね。 【5点以上購入で10%オフクーポン対象】【新品未開封】ねんどろいど パワー 「チェンソーマン」 ちなみに この「能天使」は 悪魔を滅する任務を持っていますが 悪魔と接する機会が一番多いため 「堕天使」になりやすい 地位だそうです。 作中に登場するパワーも よく嘘や敵前逃亡、死んだふり 自分が助かるためにデンジを殺そうとする などしますが それも自分が悪魔側に堕ちないようにするため だったかもしれませんね。 さて、 この物語は ほぼほぼ「悪魔」対「悪魔」な構図で 正に毒を以て毒を制すの状態 であるのですが 主人公側(悪魔を倒す国の組織である公安)も 毒の状態なので 出てくる登場人物も どこかしらおかしい人が多い のです。 人間もどこかしらの 部位を犠牲にしたりして 悪魔と契約していますから どこかしらぶっ飛んでいてもおかしくないですよね。 そのどこかしらの おかしさがこのストーリーを より一層 魅力的なものにしています。 そして 重要そうなキャラクターでさえも いとも簡単に あっけなく死んでいきます。 「強ければ生き 弱ければ死ぬ。」 「所詮この世は弱肉強食」 と言った るろうに剣心の 志々雄真実の言葉が蘇ります。 るろうに剣心完全版(14) 明治剣客浪漫譚 (ジャンプコミックス) [ 和月伸宏 ] また、 チェンソーマンにおいて おかしいという人というものは 公安のすごい人曰く 悪魔を倒すために重要なことだそうなのです。 事実、公安でも「まとも」な人ほど早死にすると。 主人公は親の借金を背負い ヤクザに拾われ 内蔵も売り払うような特殊な環境下で 食うにもままならない 幼少期を育った主人公はある日 チェンソーマンの心臓を得て そこから公安最強であり 対魔特異4課のリーダー「マキマ」 (呪術廻戦でいうところの五条悟)さんに拾われ まあ、優しくされたりして 利用されるわけですが このデンジは良い意味で 相当に頭のネジが外れています。 チェンソーマン アクリルスマホスタンド デザイン01 デンジ【予約 再販 11月下旬 発売予定】 チェンソーマン 300-1759 マキマとチェンソーマン それを象徴する シーンとして ある悪魔に ビルの8階に時間も空間も 囚われてしまった主人公一行。 戦国時代の攻城戦の「水攻め」にあったように 精神的にも肉体的にも 追い詰められていきます。 雲のようにもくもく姿を現した悪魔は チェンソーマンである デンジの心臓を差し出せば この空間から 脱出することを約束してくれます。 これは「悪魔の契約」なので 必ず遂行してくれるそう。 その悪魔を倒そうとも 心臓は別のフロアに保管してあるために 倒し切れず 「完全な無理ゲー」となってしまった一行は ある者は錯乱してデンジを悪魔に 差しだそうともします。 そして その悪魔を倒すために デンジが倒した方法は 悪魔より悪魔です。 デンジは 悪魔を切りつけると 痛みを覚えることに着目し 悪魔が 死にたくなるまで痛めつけて 自殺させる という主人公にあるまじき ダークな手法をとります。 デンジも戦い続けると消耗するのですが 悪魔が切られた血を飲んで回復することで 永久機関を完成させ ノーベル賞は俺のもんだぜ~! と北斗の拳のモヒカンたちも真っ青な 悪党ぶりで 3日3晩切り刻み続け 早く殺してくださいと 悪魔に自ら心臓を差し出させることに 成功します。 そんなデンジは プールに入っている みたいで気持ち良かったのにと 残念そうにとどめをさします。 悪魔は人の恐怖も糧にして 強くなるので 恐怖を感じないデンジは 悪魔にとって非常に脅威でもあるのです。 吉田松陰(上巻) (人物文庫) [ 童門冬二 ] 幕末期の偉人である 吉田松陰は 「狂」の一字を愛していました。 常識に囚われていて行動をしなければ 大事は成せません。 そしてその 「狂」の一字が幕末の長州藩を席巻して 日本に革命を起こす原動力ともなりました。 (言いすぎかもしれません) 吉田松陰 留魂録 (全訳注) 全訳注 (講談社学術文庫) [ 古川 薫 ] 最後まで「狂」の一字を 全うする主人公デンジの 生き様を是非皆様にも堪能してもらいたいと 思います。 それが非常に格好良いのです。 私も 幼少の頃は ドラゴンボールなど 強い力を持った正義のヒーローに憧れていた 時代というものが当然ながら ありました。 しかしながら 大人になるにつれて 現実に揉まれ 世界に「真っ当に」生きることを強制され 徐々にその夢は失はれ 私の目は光を失われ 死んでいきました。 チェンソーマンは 「完全なる」 ダークヒーローです。 彼は世界に蔓延る 「偽善」を吹き飛ばす。 私にとっては そんな物語です。 さらに今後2部が始まるらしいですね! 楽しみだ! 次回は ネタバレ全開で 私の好きなシーンを 述べていこうと思います。 よろしくお願いします。 ↓のリンクは「チェンソーマン」 電子書籍の1巻~11巻になります。 気になった方は購入してみてください。 これは私と貴方の「悪魔の契約です。」(嘘です。 電子書籍を買うなら 公式サイト でクーポンを忘れずに! チェンソーマン 1【電子書籍】[ 藤本タツキ ] チェンソーマン 2【電子書籍】[ 藤本タツキ ] チェンソーマン 3【電子書籍】[ 藤本タツキ ] チェンソーマン 4【電子書籍】[ 藤本タツキ ] チェンソーマン 5【電子書籍】[ 藤本タツキ ] チェンソーマン 6【電子書籍】[ 藤本タツキ ] チェンソーマン 7【電子書籍】[ 藤本タツキ ] チェンソーマン 8【電子書籍】[ 藤本タツキ ] チェンソーマン 9【電子書籍】[ 藤本タツキ ] チェンソーマン 10【電子書籍】[ 藤本タツキ ] チェンソーマン 11【電子書籍】[ 藤本タツキ ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.10.25 10:00:16
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