Amagiri's blog

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違いが分かるコーナー

2019-07-29 15:22:09 | RC F

いつもお願いしているコーティング屋さんに行く途中に(私が勝手に呼んでいるのですが)「違いが分かるコーナー」があります。

 

といってもなんのこっちゃ?となりますが、そこそこ見通しの良い急なカーブなコーナーが連続してる部分。
ちなみに路面状態もそこまで良くないです。
道としてはどこにでもあるありふれた所なのですが、コーティング屋さんまでの道ということで
今まで歴代の愛車は必ずこの道を、しかも納車直後に走るため愛車の違いがよく分かる場所です。

しかもコーティング屋さんはいつも洗車もお願いしていますので、今まで数え切れない程愛車でここを走っていることもあり、
乗り換え直後にここを通過すると「あれ、今までの車と違う・・・」と素人ながらに違いを感じられたりします。


ちなみにそこそこ急カーブということもあって、スピードは出せても法定速度、もしくは+α程度。
路面状態があまり良くないのもあり雨の日などは滑る可能性もあるからです。
なのでよく知っている地元の人は予めスピードを落として侵入していますが、知らずにオーバースピードで突っ込んだ車は車線をはみ出しそうになったりしています。

ということでその道を走って感じた事を書いてみたいと思います。
ちなみに私は全く技術的な事は分からない素人ですので、単に思ったことをそのまま書いています。
分かりにくい表現等あると思いますが、そこは気にせずお読み頂けたらと思います。

 


ちなみに一番違いが明確かつ、カルチャーショックをを受けたのはRC F。
RC FのコーティングはDOPですが、納車直後に洗車のためこのコーナーを通過しました。

 

そこで驚いたのはフロントに重たいV8エンジンを搭載してるRC Fなのでフロントヘビーと思いきや、まるでコーナーが無かったかのように曲がっていきます。
こんな感覚は初めてです。
今まで他の愛車ではここをしっかり意識して走っていたのですが、RC Fの場合、気がついたら「あれ?もうコーナーが終わったの?」と。
表現が難しいのですが、もう少し突っ込めば「急なコーナーをまるで直線のように走っている」という感覚。
勿論ショートカットしているとかそういう意味では無いです(笑)


要するに意識せずとも自然にコーナーをトレースしている、ということでしょう。

これはおそらく自分のこう曲がりたいという意思が車とうまくリンクしていて「よっしゃ曲がるぞ!」と敢えて思わなくても自然にハンドルを切れば
車が自然とそれに応えているんだなと思います。


ハンドリングは後述するWRX STIのように「切れ味の鋭いカミソリ」とはまた異なり、RC Fは「思い通りに切れるカミソリ」。
切れ味が鋭い場合思いがけず切れすぎたりすることもあり、またその逆に鈍ければハンドルをさらに切り込まないといけくなくなったりしますが、
どちらもも姿勢が乱れ気持ちよさが半減してしまいます。
しかしながらRC Fはそういう修正蛇が全く不要でした。

またFRというのもありますが、20系IS350で感じた「清涼感のある雑味のないハンドリング」もしっかり感じることができました。
FRの場合、フロントタイヤは主にハンドリングを担当し駆動していませんが、その分ハンドルを切るとそのままストレートに路面の状態を教えてくれ、
そして手応えを感じることができるという感じ?
この部分も表現が難しいですが(笑)


コーナリングの時、WRX STIの時は路面を引っ掻きながら進んでいる感触でRC Fは、路面を滑るように流れを捉えつつ滑らかに走っている感触。
これはFRとAWDの違いも大きいと思うのですが、後輪がしっかり路面を掴んで前輪が舵を受け持つという役割分担がとてもよく出来ているのだと思います。
逆にAWDのSTIは路面を掴んでいるかのようにしっかり捉えていたが故に、このように感じられたのでしょうね。


ちなみに今回コーティングの帰り道なのでRC Fの後ろを妻が運転するヴェルファイアが走っていましたが、
聞いてみると「RC Fがまるで路面に張り付いているように向きを変えていた。」という感想でした。
なるほどな、と思います。

 


さて他の歴代の愛車の場合はどうだったか?
そのなかでも印象に残っている車を書いてみたいと思います。

WRX STI(VAB)の場合。

 

STIの場合、とにかく路面を引っ掻きながら鋭いカミソリがスッと入っていくようなそんな鋭いハンドリングでした。
AWDのトラクションならではなのでしょうね。
まるでスパイクを履いているかのように強烈にグイグイ曲がっていきます。

RC Fは路面の流れに逆らわず滑るように曲がるのに比較して、WRX STIは例えるならトラクションに物を言わせその波を強引に突っ切るような感じで曲がっていきました。
これはこれでとても気持ちよかったです。


ただどうしても曲がりすぎになることがあり、修正蛇を当てることも多くそんな時はちょっとその気持ちよさが削がれたりということもありました。
ただそこからでもまた気持ちよく走ることができるのがこの車の長所でもありましたけど。

RC Fと比較するとこちらは良くも悪くも「マシンぽい」曲がり方。
この当時後ろを走っていた妻の感想は「まるで車が車でないような動きをしている。」と言っていました。

ちなみに後期型(D、E型)、前期型(C型)でも少し異なり、後期型はより自然に曲がる感じ、前期型はよりマシンっぽく曲がっていたような気がします。

RC Fとは方向性が違いますが、この「グイグイ曲がるカミソリ」的な感覚は凄く楽しかったです。

 


そしてスイフトスポーツ。

 

この車は愛車の中でも断トツ車重が軽いということもあり、RC FやWRX STI、ISなどとは異なり兎に角「軽やかに曲がる」感じでした。
RC FやWRX STIとは異なりハンドリングがちょっと緩やかなこともあり、スポーツカーというより良い意味で優等生的な感じ。
スイスポの場合、MTに慣れるのに必死でしたのでそこまで気を遣う余裕も無かったので正直コーナリング云々と考える余裕は無かったです。
取り敢えず曲がればOK!という気持ちで運転していました(笑)

 


さて20系IS350。

 

こちらはRC Fと同じFRということで基本的な動きはよく似ていました。
私にとって初めてのFRということもあったのですが、RC Fでも書いた、「清涼感のある雑味のないハンドリング」を感じた車でもあります。

そして反応の良いエンジンに加えローギヤードなトランスミッションが組み合わさって、心地よいダイレクト感も味わえました。


ただRC Fとの大きな違いはフロントヘビー感。
ISの場合、RC Fより小さい(といっても絶対的にはそこそこ重いですが)V6 3.5リッターエンジンを積んでいましたが、かなりフロントヘビー感があり、フロントが重たかったです。
当時はそこまで違いを感じられなかったですが、後にWRX STI、そしてRC Fに乗るとその違いは歴然と感じられました。

しかしその点を踏まえてもやはりFRならではの雑味の無いハンドリングはしっかり感じられました。

 


以上、素人ながらに感じた事を
私は車の構造については全くの素人で、駆動方式によりどのように違うのかという技術的な違いは分からないので単に感じた事をそのまま書いてみました。
またその愛車を乗っていた当時は分からなくても、後で乗り換えると「こういう違いがあるのか!」と分かることがあったりします。

まさにこのコーナーは私にとって愛車のテストコースみたいな場所かなと思います。



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