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日本は歴史年表を修正すべき時期が到来 -属国時代や売国政権時代ではあまりに惨め-

2024-02-17 | 小日向白朗学会 情報
 日本史には安土桃山時代という時代区分がある。一般的に安土桃山時代とは、織田信長が室町幕府15代将軍足利義昭を擁して入京した1568年(永禄11)から,関ヶ原の戦によって徳川家康の覇権が確立した1600年(慶長5)までの約30年間をさす。
 歴史年表の区分方法は、日本を如何なる政治体制が統治していたのかで区分しているはずである。そして、現代の歴史年表では明治、大正、昭和、平成、令和と歴代天皇の在位期間を記載し、それを一括して「近・現代」としている。
 しかし、幾ばくかでも日本の近現代史や国際関係論をかじったものにとってある種独特な不思議な感覚に襲われる。
 例えばオックスフォード版「イギリス帝国史」では、日本は安政5年にアメリカ・オランダ・ロシア・イギリス・フランスと条約を締結した以降は「非公式帝国」つまり準植民地と定義されている。明治政府は、イギリスから見たら現地執行官でしかない。それを日本の歴史学者は、輝ける「明治時代」と称して臆するところを知らないばかりか回帰を希求する者まで出現している。日露戦争はイギリスの小間使いであったことを知らないか、知っていても黙殺しているのだ。
 その典型が司馬遼太郎である。
悪代官曰く「越後屋、そちも、悪よの~」という台詞を思い出してしまった。
ついで、日本は昭和27年にサンフランシスコ講和条約と同時に、吉田茂は日本の国家主権をアメリカに無条件で移譲してしまった。
それから72年が経過した。
現在もその状態が続いている。
 この年月の長さは優に安土桃山時代の倍の月日に相当する。昨今は、漸くその統治方法が明らかになってきている。「日米同盟」を締結し、その後、「日米地位協定」と「国連軍地位協定」により、日本政府はわざわざ日本の主権を提供して、その代わりに、日本政府として日本を治めてきた。この事実は長らく日本政府の最高機密であったが、次第にこの事実が明らかになってきた。そのため、早晩、政権与党であった自由民主党は解体することになることは必定である。したがって日本国の統治方法が変わることとなる。大きな時代区分の変更が目前に迫っているということになる。
 ならば、日本の近現代史は「明治」という天皇の時代を統治方法としては「イギリス属国時代」、昭和27年からは「昭和」と云うのは天皇の時代であって統治方法は「アメリカ属国時代」とすることが年表上の正しい表記方法ではなかろうか。
 しかし日本の正史に属国ではあまりにも悲しい。
 ならば「売国政権による統治」か。
 これもむなしくなる。
 ならば「第一次擬制時代」「第二次擬制時代」とする以外に方法は無いのかもしれない。

 日本の歴史に関心を抱く者は、そろそろ日本の近現代史にまじめに向き合う時が来ている。特に何時まで近現代史とひとくくりにする御用歴史学者は明治から現代まで続く売国政府を擁護する修正史観を続ける心算なのか。覚醒を願うばかりである。

 その時に指針になるのが蜷川新(にながわ あらた、1873年(明治6年)1月14日 - 1959年(昭和34年)8月17日)であろう。
 その著『維新正観』を吟味することから始めることをお薦めする。
以上(寄稿:近藤雄三)
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